エコでヘルシーな自転車をもっと身近に、自転車を通じて、佐賀をもっと好きになってもらえたら。
そんな想いで佐賀を自転車で走る楽しさを伝えるSAGA Cycling CLUB.(佐賀 サイクリング クラブ)。
今までレコードガールとタイアップして自転車でコースを走りながら、おすすめスポットを紹介しました。
そして今回新たに、自転車で走りながら気軽に観光を楽しめるポタリング向けコース「寄り道コース」が誕生。
そこでレコードガールのモデルmiyuさん、Chihiroさんと試走イベントに参加しました!
course.1 佐賀市コース
まずは、ルートを開発した『Bike is Life』の山田大五朗さんに自転車に乗る上での注意事項や手信号などを学びます。
学んだ後は早速試走イベント開始です。
佐賀市コースでは、リニューアルした佐賀駅南口からスタート!
まずは『佐賀城本丸歴史館』へ。時代を先導した幕末維新期の佐賀をテーマに、佐賀城や大隈重信、佐野常民などの幕末から明治維新期の佐賀の偉人についてわかりやすく紹介している『佐賀城本丸歴史館』。
早朝の佐賀城跡の清々しい空気の中で少し散策しました。
次は『徐福サイクルロード』を通り、『筑後川昇開橋』へ。
桜の名所としても人気の『徐福サイクルロード』は、廃止された旧国鉄・佐賀線の跡地を整備して、1991年にできた総延長約5kmの歩行者・自転車専用道路です。
風を感じながら走る道は爽快!また、複数人と走るとさらに楽しさが増します。
『筑後川昇開橋』は、世界でも有数の昇降式稼動鉄橋。鉄塔に挟まれた中央部がエレベーターのように上昇し、その下を大型船が先行できるようになっています。
今回は特別に昇降してもらうことができ、少しずつ上昇する橋に感動!
その後、『国境御番所跡』へ。通り過ぎてしまいそうな史跡ですが、こちらは江戸時代に佐賀藩と柳川藩の国境を定めた際、この土地に『国境御番所』を設置し、役人を配置して検問していたそう。
『佐賀藩兵学校跡の碑』を通り、『三重津海軍所跡』へ。
『三重津海軍所』は諸富から川副の川沿いに設けられた佐賀藩の洋式海軍の拠点施設です。
ここで見つかったドライドックは、現存する国内最古のもので、日本の伝統技術を駆使して造られていました。現在は風化防止・保護のため、地中に埋め戻されています。
2021年9月にリニューアルした『佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館』では、ドックの一部を再現した原寸大の模型展示、パネル解説、大型スクリーンによる映像を使った紹介などを行っています。
『三重津海軍所跡』からは折り返し。古民家喫茶の『欒(まどい)』を目指します。
今年でオープン15年を迎える『ギャラリー喫茶 欒(まどい)』。
山間にあった古民家を移築した建物で、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
店内では、焼き物やアクセサリーの販売や、唐津の人気ベーカリーのパンの販売もされています。
今回はランチメニューの「おにぎりセット」と「パンセット」をそれぞれいただきました。
course.2 佐賀空港~大詫間
佐賀空港からスタートし、大詫間を一周して、佐賀空港へ戻ってくるこのコースでは、まず佐賀空港から大詫間を目指します。
大詫間は約400年前に筑後川の中洲として形成されました。島の中に佐賀県と福岡県の県境をもった珍しい島です。佐賀県側と福岡県側では、この中洲の呼び方は異なり、佐賀県では「大詫間」、福岡県では「大野島」と呼ばれています。夕日の眺めが良いと、隠れ夕日スポットにもなっているそう。
佐賀海苔の船や干潟、田園風景を眺めながら走ります。
休憩を挟みつつ、大詫間を一周したら、佐賀空港へ。
空港の展望台からは、広大な滑走路とその先には有明海が広がります。
最後は佐賀空港内にある『サガエアー』へ。
2022年春に九州佐賀国際空港がリニューアルされ、佐賀海苔や小城羊羹など佐賀の県産品をはじめ、佐賀酒や陶磁器、民芸品などの商品が並び、"空港のお土産屋さん"とは一風違ったおしゃれな雰囲気です。
サイクリングの締めに佐賀の県産品に触れてみるのもいいですね!
course.3 嬉野コース
『嬉野温泉観光協会観光案内所』からスタートする嬉野コース。
嬉野温泉街を走り抜け、シュガーロードと呼ばれた『長崎街道』を通ります。
ここから少しずつ山道へ。
山道を登りながら、向かったのは『肥前吉田焼 窯元会館』。
ここは吉田皿屋地区に点在する窯元の拠点の場所。各窯元の代表的な商品を展示販売されている施設です。
中には絵付けや手びねりなどの体験コーナーもあります。
そこから嬉野市街を一望できるという「立岩展望台」を目指します。
ここからさらにアップの山道が続きます。
周りの茶畑や山道の清々しさを感じながら登ります。
先にある展望台からは、嬉野市街と茶畑を一望でき「こんなところまで頑張って走った!」との達成感が溢れます!
ここからは下り道。茶畑を横に走り抜けます。
次は『komorebi -木漏れ日- SAPIN』へ。
昨年12月にオープンした『SAPIN』は長崎県諫早市にある『cafe SAPIN』の姉妹店。
クレープやパフェ、ドリンクメニューなどを提供されています。
今回、嬉野抹茶を使った黒蜜白玉きな粉のクレープとたまごとやさいがたっぷりのサンドをいただきました。
もちもちのクレープ生地には嬉野抹茶が練りこまれており、白玉とあんこや生クリームとの相性もピッタリです。
またサンドは、まさに萌断!ボリュームたっぷりで食べ応えアリです。
この『SAPIN』と併設したショップでは佐賀のお土産を中心にいろいろなグッズが並びます。最後にお土産を買ってもいいですね。
最後は『嬉野温泉観光協会観光案内所』へ。無事完走!
近くに『シーボルトのあし湯』もあるので、完走後のご褒美に。
さいごに
3コースを通して、miyuさんとChihiroさんからは、まず「楽しかった!」の一言。
普段、移動手段として自転車を使うことはあるそうなのですが、観光目的ではあまり使わないという2人。はじめ走行距離を聞かされた時は大丈夫かと思っていたそうですが、実際に佐賀のいろいろなスポットを巡りながら走ることで、新しい発見があったと言います。また数人と一緒に走ることでさらに楽しかったそうです。
皆さんも、佐賀の魅力の再発見に、ぜひ自転車で佐賀を走ってみては?
Model:miyu、Chihiro
Photo:浦郷 慧人
Word:相馬 千恵子