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自転車だけがたどり着ける景色を大満喫!レンタサイクルで肥前浜宿を楽しみ尽くす旅へ|SAGA Cycling CLUB. PR

"エコでヘルシーな自転車をもっと身近に感じてもらえたら。自転車を通じて、佐賀をもっと好きになってもらえたら。"
そんな想いで佐賀を自転車で走る楽しさを伝える『SAGA Cycling CLUB.』。通称『SCC』。佐賀の各市町の魅力的なスポットを周るコースが設定され、それぞれのコースに沿ったオススメのグルメスポットや歴史的建造物、休憩スポットなど、自転車で走りながら、佐賀の魅力を感じるワクワクするようなスポットを紹介しています。

今回は、自転車で走りながら気軽に観光を楽しめるポタリング向けコースの中から「肥前浜宿コース」のご紹介です。

サイクリング初心者でも無理なく回れるペースで、移動時間もご紹介しているので参考にしてみてくださいね。今回立ち寄ったスポットと、コースの詳細はこちら

10:00〜 肥前浜駅→祐徳稲荷神社(移動時間20分程度)

今回の出発地点は、鹿島市にある肥前浜駅。
昭和5(1930)年に開設した駅舎は、平成30(2018)年にリニューアルされ、レトロモダンな雰囲気。フォトスポットとしても大人気です。

肥前浜駅では、電動アシスト付自転車を借りることができます。

ヘルメットを着用して出発!
肥前浜宿コースは全体を通して平坦な道が続き、初心者でもチャレンジしやすいルートになっています。

第一目的地の祐徳稲荷神社までもう少し。
祐徳稲荷神社の境内までつながる参道沿いにはお土産屋や食事処など30以上のお店がずらりと並んでいます。
紙筒に入ったようかんを押し出し糸を使って切る「稲荷ようかん」は人気土産の一つ。参拝と一緒にお買い物も楽しんで。

自転車を押しながら歩いているとお店の方々が「こんにちは!どちらからですか?」と話しかけてくださいました。
こうした温かな交流ができるのもサイクリングならではですね!

歩いていると酒まんじゅうを発見!
ほかほかの蒸したてをいただきます。生地からはほんのりお酒の風味もしつつ、甘さ控えめなこし餡との相性が抜群です。

参道を歩き、ついに祐徳稲荷神社に到着です。
伏見稲荷、笠間稲荷とともに日本三大稲荷に数えられる神社。地元では「祐徳(ゆうとく)さん」の相性で親しまれています。衣食住の祖神と仰がれ、県内外から毎年300万人近くの参拝者が訪れる、佐賀県でも有数の観光地になっています。

長い階段を登ったところにある境内で参拝です。

11:30〜 祐徳稲荷神社→肥前鹿島干潟(移動時間30分程度)

人や自転車だけがようやく通れるほどの細い海沿いの道を進むと見えてくるのが肥前鹿島干潟。

有明海は日本一の干満差最大6mを誇り、干潮時には全国の干潟面積の約4割を占める広大な干潟が現れます。多種多様な生き物が生息し、日本でも有明海にしかいない珍しい生き物の姿も見られます。
この日は訪れたタイミングが良く、雲の上にいるかのような景色を見ることができました。


有明海へと漁へ出航する船も見られ、この景色に船が進む姿は映画のワンシーンのようです。

12:30〜 鹿島市浜庄津町浜金屋町伝統的建造物群保存地区→浜宿酒蔵通り(移動時間5分程度)

干潟沿いの道を過ぎ、鹿島市浜庄津町浜金屋町伝統的建造物群保存地区までやってきました。
平成18(2006)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された茅葺や桟瓦葺の屋根の町屋が残る貴重な町並みです。丸みを帯びた屋根と小型の町屋が並ぶ姿は可愛らしく、観光客にも人気の場所となっています。

茅葺屋根の建物は屋根の高さが低く、入り口の戸も子どもが入るかのような小ささでなんだか可愛い!

鹿島市浜庄津町金屋町伝統的建造物群保存地区を楽しんだあとは、酒蔵通りへ。
こちらは先ほどと打って変わり、大きく立派な蔵がずらりと並びます。

「浜庄津町浜金屋町」とともに国の重要伝統建造物群保存地区に選定された「浜中町八本木宿」は「酒蔵通り」と呼ばれ、白壁土蔵造りの酒蔵が数多く残る醸造町です。伝統的な建物はもちろん、酒造見学やお土産店も見ごたえがあります。

ここでそろそろランチどき。酒蔵通り沿いにある蔵を改装した飲食店「浜宿キッチン」にやってきました。

一番人気の鯛のあらだき定食はふっくらとした鯛の身にてりってりのタレが絡んでご飯にもよく合うお味です。他にもチキン南蛮やうなぎ丼、ミックスフライなどの定食もあり、迷ってしまうほどです。

14:00〜 田雑商店 漬物たぞう(移動時間10分程度)

お腹が満たされたあとは肥前浜駅近くでお土産を買いに寄り道します。

明治時代初期に創業した老舗の漬物屋。
漬物たぞうさんのお漬物の美味しさの理由は、野菜が育った環境にあり、「鹿島市で生産できない農産物はコーヒー豆だけ」と言われるほど良質な土壌から収穫されています。
そんな地元野菜を使った漬物は絶品です。

味噌漬けや奈良漬など多くの野菜の種類があるお漬物に、どれを買おうか迷っているとお店の方が試食をさせてくださいました。
どれもしっかりと漬かった味でご飯が欲しくなってきます!

いいもの見つけた!珍しい玉ねぎの漬物は他の野菜よりも長い時間漬ける必要があり、手間暇がかかるものなのだとか。その甲斐あって玉ねぎの甘味を存分に感じられる奥深いお味の一品です。

漬物蔵の中にはこんなに大きなアート作品も。
肥前浜駅に負けず劣らず迫力満点のフォトジェニックな場所です。

12.2kmの道のりを終え、ゴール地点の肥前浜駅まで戻ってきました。
肥前浜駅には、令和3年(2021)年に駅舎隣に国内初となる駅ホーム直結の日本酒BAR「HAMA BAR」もオープンしました。電車やバスで訪れた方は帰りに鹿島の地酒を楽しんでいただけます。

最後に

肥前浜宿駅から始まった今回は、祐徳稲荷神社や浜宿酒蔵通り、肥前鹿島干潟など鹿島の観光名所を楽しみ尽くすことのできるコースでした。
名所だけではなく、観光を楽しみながら人情味あふれる鹿島の人々の優しさに触れることができ、なんだか懐かしさすら感じる旅になりました。これも車では経験できないサイクリングならではの楽しみではないでしょうか。
そんな魅力盛りだくさんの鹿島をサイクリングで楽しんでみませんか?


model:中島彩香、kanna
photo:浦郷 慧人
word:中島彩香

佐賀県観光課

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