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【村岡総本舗】小城の歴史と旅の疲れを癒す羊羹の甘さ|アカネのまちあるき 小城ver.

佐賀に来て4年が経つ私でも、まだまだ知らない街がたくさんある。たまには車から降りてまちあるきの沼にハマってみてほしい、そんな気持ちを込めた連載『アカネのまちあるき』。

今回は、小城市をまちあるき。

佐賀駅から、JR唐津線に乗車し小城駅に到着。

小城公園をゆったりと散歩した後は、小城羊羹の名店『村岡総本舗 本店』までまちあるきした。

桜の名所『小城公園』

桜の見頃は3月下旬!

公園内は、散歩する親子やご夫婦がちらほら。

日本さくら名所100選に選定された小城公園には、およそ3,000本の桜が植樹されている。

桜はまだだったので、梅の花とともに

烏森稲荷(からすもりいなり)神社

広大な小城公園内の頂上付近にあるのが『烏森稲荷神社』。

赤い鳥居が一直線に続く境内は、絶好のフォトスポットだ。

江戸(東京)、烏森神社に祀られていた神様を小城に移し祀った。

江戸時代に行われた参勤交代は、幕藩体制維持のほか、江戸と地方の文化交流に大きな役割を果たしていた

『烏森稲荷神社』は、参勤交代で江戸に出向いていた小城藩が、江戸にある烏森神社の神様の分霊を小城に移し建てられたもので、現在も当時のまま鎮座している。

公園を出て、北へ進んでいく

スウェット1枚でちょうどいい気候だった初春の日。

葉っぱが擦れる音と小鳥たちの鳴き声で、平日の小城は平和な音に包まれていた。

まちあるきのお目当て『小城羊羹』

村岡総本舗 本店

明治・大正時代には携帯食・保存食として重宝された小城の羊羹。

『村岡総本舗 本店』の隣には資料館が隣接しており、羊羹の歴史や製造工程を知ることができる

資料館では、羊羹と抹茶のサービスが

だいぶ長い距離を歩いていたこの日。

砂糖のシャリ感を残す羊羹の甘さが、旅の疲れを癒していく。

小城羊羹を初めて食した日から、この外側のシャリシャリが好きなのだけれど、これは羊羹を包装した後に起こる糖化現象によりできるものらしく。

"羊羹が生きている証"だということがわかり、より好きになった。

売店でもイートイン可能!

資料館でいただいた羊羹ひと口により、甘いもの食べたいスイッチが入った。

小型小城羊羹(1本 税込130円)と『宗歓』(1個 税込120円)を店外のベンチで。

ほうじ茶を入れていただき、ぽかぽか陽気の中しばらくの休息。

店舗名 村岡総本舗 本店
住所 〒845-0001 佐賀県小城市小城町861
電話 0952-72-2131
営業時間

本店  9:00〜18:00
資料館 9:00〜17:00

定休日 なし
公式サイト

https://muraoka-sohonpo.co.jp/tempo
https://www.instagram.com/muraokasohonpo/

地図

急勾配の石段が、小城のランドマークに。

須賀(すが)神社

『村岡総本舗 本店』の正面には、山肌を一直線にかけのぼる153弾の石段がインパクトのある『須賀神社』。

神社の本殿は階段を上った先にあるが、この日は体力の限界で断念。笑

今回は入り口の「神門」で参拝した。

祇園橋

祇園川にかかる赤い橋が映える付近は車通りが多いので気をつけて。

頂上には展望台があるらしい!もっと元気が余っているときにまた来よう。

店舗名 須賀神社
住所 〒845-0004 佐賀県小城市小城町松尾3594
電話 0952-72-7115
地図

「九州の小京都」と言われる所以

かつて城下町として栄えた小城。歴史感じる街並みと豊かな自然に恵まれた街だった。

小城駅

電車に乗るといつも、中高時代を思い出す。

ドライブも楽しいけれど、最近一人で佐賀県内を移動する時は電車を利用する機会が増えた。

古いローカル線は、中高時代に毎日乗っていた電車の情景を思い出させてくれた。

※撮影時のみマスクを外しております。
撮影:Josuke / じょーすけ

ライター

村上茜

連載『もっとワタシを好きになる』 新社会人になった私が、自分自身をアップデートするために過ごす時間を紹介。進化する自分も、そのまま...

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