秋の行楽シーズンのお出かけと言えば紅葉スポットですが、佐賀県みやき町には紅葉に負けない隠れたこの時期限定の絶景があるらしい。その名も「秋に咲く10万本のひまわり」。
本当にこの時期にひまわりが満開に咲くのか。半信半疑で取材に行ってみました。
論より証拠。とりあえずご覧ください。
とりあえず見てください。これが噂のひまわり園。
圧巻の一言です。6000㎡あるという棚田の敷地内に約10万本のひまわりが咲いています。秋の紅葉シーズンにこんな景色にお目にかかれるとは、驚きしかありません。
赤いお花は「ケイトウ」という花です。形状がにわとりのトサカに似ていることから、その名が付いたとか。ひまわりの黄色をさらに引き立てています。
地域住民の方の協力の結晶
このひまわりは、地域住民の方で組織された中山間地山田集落組合の方々が休耕田を有効活用しようと、平成13年から植えているそうです。紅葉に映える鮮やかな黄色のひまわりは、夏のひまわりとはまた違った楽しみ方ができます。
このひまわりが、なぜ秋にこんなに満開に咲くのか、地元の方に聞いたところ、「秋に咲くように時期をズラして8月の末に植えている」ということでした。それ以上のことを聞いてもナイショと言って教えていただけませんでしたが、これだけの量を地域住民の方たった十数人で植えて、管理しているというのだから、まったく頭が下がります。
親切な案内看板ならぬ「案内ひまわり」
ひまわり園があるのは、佐賀県三養基郡みやき町大字簑原の山田地区というところです。県道31号線(川久保線)から曲がり角に看板が出ており、その後の田舎道にはのぼり旗と手作りのひまわりが道を教えてくれています。
野菜やジビエ料理、週末はイベントもあり
毎年10月下旬から11月末までの約1ヶ月間しか見ることができない貴重な風景なので、一般の方からプロカメラマンの方、ツアー観光客など多くの方が来園され、平日は1日で400人弱、土日祝日だと1600人もの人が来るそうです。
今年も11月30日(木)まで開園しているそう。毎日地元地域住民による野菜や猪の肉を使ったジビエ料理の販売なども行われており、週末にはいろんなイベントもしているそうですので、ぜひ皆さんも一度見に行ってみてください。
ちなみに・・・
「パー」だそうです。強い霜が降る前に見に行ってみてください。
店舗情報
山田ひまわり園
開園時間:10時00分~16時30分ごろ
入場料:1人100円(清掃協力金として)
住所:佐賀県三養基郡みやき町簑原(山田地区)
電話:0942-96-4208(みやき町観光協会)
ホームページ:http://www.miyakikankou.jp/main/4966.html
EDITORS SAGA編集部 原田光