皆さんは、「佐賀バルーナーズ」というチームをご存知でしょうか?このチームは佐賀発でバスケットボールのプロリーグ「Bリーグ」の最高峰B1リーグ参入を目指しているチームです。4月20日に行われたチーム発足の記者会見に潜入してきました。
新アリーナ、B1昇格、佐賀国体、チーム発足のストーリー
このチームの発足には、現在、佐賀県が2023年の佐賀国体に向けて整備を進めている佐賀県総合運動場の新アリーナ構想が深く関わっています。この新アリーナは日本のプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の基準も満たす、6000席以上の観客席を配備する予定で、「このアリーナを本拠地とするプロバスケットボールチームを佐賀に作ろうという」想いでチームが設立。Bリーグ初の施設先行型チーム作りで、新アリーナ完成とBリーグ昇格が連動したモデルとして非常に注目度も高いそうです。
チーム名「バルーナーズ」の由来
チーム名である「佐賀バルーナーズ」。
このチーム名は、あの佐賀を代表するビッグイベント「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」からちなんで命名されています。
バルーンのように佐賀県民の「夢」を乗せて、大空高く舞い上がり、B1昇格という夢を掴みたい。
そして、バルーンフェスタのように世界に誇れるチームにしたいという想いが込められています。
日本初!元NBA選手によるチーム作り
チームの目玉として、なんとバルーナーズは日本で初めてとなる元NBA選手によるチームづくりを掲げています。NBAロサンゼルス・レイカーズでも活躍したサーシャ・ブヤチッチ選手をクラブのアンバサダーとして招聘。現在もイタリアのバスケットトップリーグに所属するフィアット・トリノでプレイしているれっきとした「世界で戦うプロ選手」です。世界の第一線を知る選手がチーム作りに参加して、世界で戦えるチーム作り、選手育成を目指すとのことで、非常にワクワクします。
今季のチーム体制
会見では、今季のチーム体制も発表されました。中でも注目が、プレイングコーチ(選手兼監督)を務めるスロベニア人のアル・ビェコビッチ監督。アンバサダーのサーシャ選手の弟でフィンランドのプロバスケットボールチームでプレイした経歴を持ちます。そのアル監督に加え、契約選手が7名と練習生2名の計10人体制で今季は地域リーグに挑む。今後もチーム強化のために、選手の募集等は定期的に行っていく予定のようです。
B1昇格までのロードマップ
会見では、B1昇格に向けたロードマップも発表されました。
まずは今年、日本社会人バスケットボール連盟の中国・四国・九州地域リーグからスタートします。参加チーム数は9チームで、総当たり戦合計8試合を行います。その後のビジョンとして、佐賀県新アリーナの完成する2021年にB1リーグ昇格を目指して、1年ずつB3、B2とステップアップしていくことを目標に掲げました。
気になる今後のスケジュール
今後の活動については、早速4月23日(月)からチームは始動。
当面の練習場所としては、佐賀市古湯温泉の真ん中に位置する旧富士小学校体育館を活用。日々の練習やトレーニングマッチなどを経て、6月9日(土)に地域リーグが開幕します。
そして、注目はホーム開幕戦となる7月7日(土)。場所は佐賀県総合体育館で行われます。ぜひ皆さん足を運んでみてください。
さいごに
発足したばかりの「佐賀バルーナーズ」。
プロスポーツチームの発足から、トップリーグ昇格までの軌跡を最初から応援できる機会はなかなかないと思います。ぜひ、皆さんも佐賀バルーナーズB1昇格に向けて一緒に応援していきましょう!
詳細情報
佐賀バルーナーズ
ホームページ:https://ballooners.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/sagaballooners/
Twitter:https://twitter.com/sagaballooners
EDITORSSAGA編集部 原田 光