カフェでコーヒーをテイクアウト、よくある光景ですよね。そんな中、テイクアウトの『嬉野茶』を提供しているスポットが佐賀駅にできたらしいんです!お茶をテイクアウトできるなんて、ありそうでなかったなと興味津々。早速行ってみなきゃ!
維新博のインフォメーションスポット『維新スクエア』
5月にJR佐賀駅のえきマチ1丁目・西館にできたおしゃれな感じのブースが『維新スクエア』。
お、なになに、『歩茶』って書いてありますね。実はここ、維新博のインフォメーションだけではなく、嬉野茶を片手に維新博や佐賀のまちなかへ出歩いて欲しい!と願いの込められた『歩茶』を提案しているブースなんです。
嬉野茶を手にまちなかへ!『歩茶』という新しいスタイル
『歩茶』とはその名の通り、お茶を持って外を出歩くこと。維新博のインフォメーションスポットを作るだけではなく、佐賀へらっしゃった方へ佐賀らしいお出迎えができないか?と考えた時に目に止まったのが嬉野茶だったのです。味はもちろんのこと、健康にも良いお茶を県民や観光客に飲んでほしい!そしてお茶を片手に佐賀のまちを歩いて欲しい!という思いから誕生しました。
そして嬉野茶を提供することになったのが、嬉野のお茶生産者、旅館経営者、肥前吉田焼作家を中心メンバーとした構成された『嬉野茶時』。この嬉野茶時が2017年1月に開催したイベントで提案したお茶を持って出歩くというスタイルの「嬉野茶寮to go」を、博覧会とタイアップし、名前を「歩茶」に改め出店、という形になったそう。
そんな嬉野茶時が提供するお茶の種類は全7種。温茶と冷茶が選べて、一杯330円です。嬉野茶農家たちが自信をもっておススメする、上質なお茶を一杯一杯丁寧に入れてくださいます。
それでは早速、温茶をいただいてみました!
お茶の葉を計りながら入れて、
その後、お湯を適温まで下げるために湯冷まし(器)に移し替えます。茶葉によって温度調整をするというこだわりよう!
お湯を注いで蒸らせば......
おいしいお茶、入りました!お茶の香りの良さにうっとりしてしまいます。
私はこの日、古くから嬉野に伝わる「釜炒り茶」をいただきました。
いつも飲むような緑茶は蒸す→揉む→乾かす、という工程で作られるんですが、釜炒り茶は蒸さずに、釜で炒って作られるんです。釜香(かまか)と呼ばれる香ばしい独特の香りがまたすごくいい香りなんですよ! 味は渋みや苦みはかなり少なく、さっぱりとした味です。しみじみと味わう緑茶って、心がほっと落ち着いていいですよね。
冷茶は温茶を氷で冷ましたものか、水出しするか。これまた茶葉によって入れ方は違います。水出しは茶葉を氷で2時間抽出したものが提供されています。ちなみに緑茶を水出しにすると、カテキンやカフェインの抽出は少なくなるのでお茶特有の苦みが少なくなるんです。その代わり、お茶の旨み成分であるテアニンがより多く抽出されるそう。よりお茶の旨みを感じたい人は、水出し緑茶を飲んでみましょう♪
個性豊かな嬉野茶
この日には嬉野茶の新茶や玄米茶、青ほうじ茶など特別に試飲させて頂きました。
●嬉野茶寮/煎茶→期間限定の新茶は7人の茶農家さんの茶葉がブレンドされた自信作! 迷ったらまずこれを飲んでみましょう。シンプルながら、お茶の旨みに驚くはず。
●柑/井上製茶園 柚子緑茶→女性人気の高いこちらは茶葉のみならず柚子も嬉野産。緑茶の風味と柚子の爽やかな香りがバランスよくブレンドされた一品です。お茶と柚子のマリアージュをお愉しみ下さい。
●焔/田中製茶工場 青ほうじ茶→普通のほうじ茶のように茶色になる前の青い状態で炒りを止めたお茶。味はまるでエスプレッソのようなキレがあります。いつものほうじ茶とは一味違うので飲み比べてみるのも◎
●仄/松田二郎(副島園) 玄米茶→玄米も嬉野産。緑茶の味わいを立たせるようにほんのり香る玄米の香りでまろやかに仕上がっています。
その他にも嬉野茶で作られた紅茶や烏龍茶などもあります。その日の気分によって色々飲んでみるのもいいですね。
維新博情報ももちろん充実!
こちらはインフォメーションスタンドなのでもちろん維新博情報が色々集まっています。パンフレットも充実! 分からないことがあれば、常駐のスタッフさんに相談できますよ。
ここに来れば維新博についての意外な情報や、お得な情報などが手に入ること間違いなし!
みなさんも維新スクエアで嬉野茶をテイクアウトしてさがんまちへ出かけてみませんか?
維新スクエア
住所:佐賀県佐賀市駅前中央1丁目 11番20号えきマチ1丁目佐賀西館
営業時間:9時30分~18時
店休日:年中無休(平成31年1月14日まで)
問い合わせ先:肥前さが幕末維新博事務局 0952-25-7504
EDITORS SAGA 編集部 碇 光世