唐津市七山の国道323号線、玉島川沿いにある「あゆのさと」は、農家さんが愛情込めて作られた農産物にさらなる愛を注いでいる農産物直売所。周りを緑に囲まれていて、そばに川が流れているのでとっても涼しい場所です。
農産物への愛あふれる商品説明
店内のあちらこちらで味のある方言満載のパネルが目に入ります。社長手書きのパネルは農産物への愛があふれんばかり。
レジ前に置かれたパネルがなんとも素敵。思わずくすっと笑ってしまいました。
スタッフさんは入荷した作物は必ず一度食べてみるんだそうです。おいしい食べ方や作物の特徴などをお客さんに教え、お客さんからいただいた感想を農家さんに伝えるなど、農家さんとお客さんをつなぐ架け橋となっています。
お客さん「おいしいなすびある？」
スタッフ「コレくららちゃ～ん、もう定番ね。めっちゃうまいよ、とろっとろ。おすすめはヘタつけたまんま下に切れ目入れて扇形にして揚げる！うまうまし。」
お客さん「なすチーズもうまいね。」
スタッフ「あ～、いいね～！」
こんな感じの会話が店内を飛び交います。あゆのさとではスタッフさんとお客さんのコミュニケーションを大事にされているので、とっても楽しいお買い物ができるはず！
旬の野菜をおいしく食べて夏を乗り切る！
丸ズッキーニ
普通のお店で売られているものよりもだいぶ小さい丸ズッキーニ。じつは大きいズッキーニは固くなってしまっておいしくないんだそうです。「レストランとかでは小さいまま採ってきて使うんだよ」と農家さんに伝えたところ、小さく採ってきてくれるようになったんだとか。農家さんとスタッフさんのコミュニケーションが密に行われ、信頼関係があったからこそできたことです。
牛角唐辛子
ピーマンにしては大きいな、と思ったらなんとまさかのおおきなおおきな唐辛子でした！これはまさに牛の角。暑～い夏にピッタリの食べ方を教えていただきました。
船のようにタテ半分に割って種は付けたままマヨネーズとチーズをたっぷり。しっかり焼いたら出来上がりの超簡単レシピです。最初は「あれ？そんなに辛くない。」と感じましたが辛さはあとからやってきます。汗をかきかきかぶりつくほどおいしい。
さっぱり食べたい方には超簡単炒め物がおすすめ！大雑把に切った牛角唐辛子と鳥皮を強火でジャッと炒めたらポン酢で味付けするだけ。しかし味は絶品です。社長が言ってたことは正しかった。「うまうまし。」
あゆのさとには他にもたくさんの野菜があって、それぞれおいしい食べ方を教えてくれます。しっかり食べてこの夏を乗り切りましょう！
皮まで食べられるキングイチジク
デザートに甘～いイチジクはいかがですか？あまり見かけない緑のイチジクで、何と皮まで柔らかくって食べられるんです！飲むようにつるりと食べちゃいました。
川のせせらぎが聞こえてくるカフェスペース
店内奥には土日祝日限定でオープンするカフェスペースがあります。デッキのほうからは山の緑が鮮やかに見えて、下には玉島川の清流がのぞけます。涼しげでゆったりくつろげる空間です。
ひろこお母さんの手作りケーキはあゆのさとに出品された野菜や果物を使って作られています。どれもこれもおいしそうで迷ってしまいます。カフェで食べることはもちろん、お持ち帰りもできます。
川のせせらぎや森の葉がカサカサたてる自然の音を聞きながら、おいしいご飯を食べる。至福の時を味わうことができるあゆのさとへぜひ一度訪れてみてください。
パッケージまでかわいい手作りジャム
店内の木棚にズラリと並んだジャムの数々。なんとすべて店内で手作りされているそうです。種類も豊富でなかなか選びきれません！種類ごとにパッケージもデザインされていて、素敵な商品の説明がついているので贈り物にも最適です。なかでもおすすめの商品がこちら。
元寇ジャム
唐津市馬渡島原産の柑橘「元寇」を使用した元寇ジャムは、唐津市を代表する産品として「唐津ブランド」に認定されました。ちょっぴり苦みのあるオトナな味です。
元寇ジャムができるまでの話なども、あゆのさとの公式ブログにて紹介されています。ぜひご一読ください。
さいごに
あゆのさとはなんと30歳を迎えるそうで、毎月30日くらいに何かあっているみたいですよ。
そうそう、あゆのさとの公式HPではパネルと同じく方言満載のブログが更新されています。店頭で飛び交う会話のような軽妙な語り口がこちらでも楽しめます。「方言わからない！」ってこともあるかと思いますがニュアンスでくみ取ってください（笑）
店舗情報
あゆのさと
住所：佐賀県唐津市七山仁部1259-1
営業時間：7:30〜17:30（カフェは11:30〜16:00）
店休日：年中無休（12/31〜1/5を除く） カフェは土日祝のみ営業
あゆのさとHP：http://ayunosato.info/
EDITORSSAGA編集部 中島ちひろ