【肥前吉田焼窯元会館】窯元の職人さんたちがDIY！リニューアルオープンした肥前吉田焼のホームベース

編集部

2019.03.27

嬉野市の吉田地区は江戸時代から400年以上にわたって「肥前吉田焼」の伝統と技術を守り続けています。そんな肥前吉田焼の拠点となる「肥前吉田焼窯元会館」が窯元の職人さんたちの手によってリニューアルオープンされました。

窯元の職人さんがDIY！生まれ変わった展示スペース

落ち着いた雰囲気のショールームはなんと窯元の職人さんたちがDIYでリニューアル。リメイクプロジェクトなどを手掛ける（株）R.projectのデザインをもとに、床をはいだりペンキを塗ったり汗を流してつくられたそうです。このショールームでは各窯元の代表的な商品を展示・販売しています。

ショールームに入ってすぐ、正面のスペースには「肥前吉田焼デザインコンペティション」で全167作品の中から選ばれた10作品が展示されています。それぞれにコンセプトやストーリーを持っていて、肥前吉田焼の新たな可能性を見出す作品たちです。とってもおしゃれでかつ機能性も良いので全部欲しくなってしまいました。

おしゃれティースタンドで「歩茶」

お客さんをお迎えするエントランスにはティースタンドが設置されています。以前EDITORS SAGAでもご紹介した「歩茶」プロジェクトとコラボ。テイクアウトスタイルで楽しむ「歩茶」を片手に窯元めぐりをしてみませんか？

過去の記事はこちら！

【維新スクエア】嬉野茶を手に維新博に出かけよう! ｜『歩茶』ってなに?

スタッフさんの後ろにはなんだかおしゃれな壁が見えます。肥前吉田焼を窯で焼くときに器をのせる「ハマ」を壁に貼ってつくられているそうです。

カウンターの下の部分は焼き物を窯へ運んだり乾燥させたりする板を再利用してあり、なかには窯元の名前が印字されているものも。

天井には肥前吉田焼のカップや土瓶などをリメイクしてつくられたおしゃれかわいいライトがティースタンドを明るく照らしています。

肥前吉田焼の作り手である窯元さんたちならではのアイデアがそこかしこにちりばめられた素敵な空間でした。嬉野で人気のパティスリー「うれし庵」のスイーツと一緒に肥前吉田焼の茶器も楽しめます。

体験スペースが充実！お子さんと一緒にいかが？

以前は窯元でしか体験できなかった絵付けや手びねりなどの体験スペースが充実しています。今回は絵付けを実際に体験してみました。カップの曲面に絵を描くのはとっても難しそう、と尻込みしかけましたがスタンプや転写紙を使うことで思ったより簡単に仕上げることができてビックリ。

目や鼻などパーツが1つ1つ離れている福笑いスタンプや花柄、水玉柄などの転写紙。素材はたくさんあるので自分だけのオリジナル肥前吉田焼を作ることができます。絵を描くのがちょっぴり苦手な私でも「どうしようかな、どんなふうにつくろうかな」と悩みながら時間を忘れて楽しむことができました。

少しだけコツがいる転写なども、やり方はスタッフさんが優しく教えてくれるので安心です。絵が苦手な人や子どもでも楽しめる素敵な体験ブースになっています。体験をしてみたい！という人は気軽に声をかけてみてくださいね。

直販ショップ「えくぼとほくろ」

肥前吉田焼の6つの窯元では直販ショップ「えくぼとほくろ」がオープンしています。焼き物を焼く工程でできるちょっとしたくぼみや黒い点を「えくぼ」「ほくろ」と呼び、一般的には規格外商品として販売されないレアな商品をお安く購入することができます。※予約制となっています。えくぼとほくろショップ楽しみたい方はまずお電話ください。

イベント情報

肥前吉田焼の陶器まつり「おやまさん」が開催されます。絵付けグランプリや抽選会、窯元工場見学ツアーなど盛りだくさんの内容になっていますのでぜひぜひご参加ください！

イベントの開催にあわせて、和紅茶のブレンドワークショップが副正製陶所にて開催されます！吉田焼の茶器を使用して自分好みの和紅茶をブレンドできるという嬉しいワークショップです。

和紅茶のブレンドワークショップ

開催日：4/5（金）～4/7（日）
開催時間：11：00～14：00（約50分）
参加費：1500円 /人（品種単品を数種類テイスティングとあなたが配合した50g分のブレンド和紅茶付）
お問い合わせ
TEL：090-9470-5922
MAIL：soemasa@po.ktknet.ne.jp
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