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おはぎ専門店『菓子処おおくま』|職人が一つひとつ丹精込めて手作りするおはぎ店

お彼岸の時期が近づいてきましたね。
2023年の秋分の日は9月23日。そしてお彼岸入りは9月20日、お彼岸明けは9月26日です。お彼岸といえばやはり一番に思い浮かぶのが「おはぎ」ではないでしょうか。

今回はそんなお彼岸にぜひ食べていただきたいおはぎ専門店をご紹介します!

そもそもお彼岸とは......

昼夜がほとんど同じ長さになることから、一年の中でもこの世とあの世(お浄土)との距離が最も近くなり、思いが通じやすくなると考えられています。
お彼岸におはぎをいただく習慣は、古くから魔除けに効果があると言われている小豆と貴重な砂糖を使用したお菓子であることから、おはぎをお供えすることでご先祖様への感謝や家族円満を祈っていたことが起源とされています。(諸説あり)

おはぎ専門店『菓子処おおくま』

2022年11月に吉野ヶ里町でオープンした『菓子処おおくま』。
東脊振ICを降り、車で約3分の田んぼと住宅街が広がる民家の中にあります。お店の近くには大きく「おはぎ」と書かれたのぼりが立っているのが目印。

お店へ伺うと窓口から店主の大隈さんが迎えてくださいます。
おはぎは基本の「小豆」に加え、「きなこ」、「抹茶きなこ」、そしてこの時期限定の「金ごま」があり、それぞれ1、3、5個単位で購入することができます。

どのおはぎを頼むか迷うところですが、そんな方におすすめなのがそれぞれ一種類ずつ入った『食べ比べセット』。この時期は「小豆・きなこ・抹茶きなこ」と、「きなこ・小豆・金ごま」の入った2種類が販売されています。

『食べ比べセット(小豆・きなこ・抹茶きなこ)・(きなこ・小豆・金ごま)』 各500円

粒立ったお米と柔らかな粒あんが特徴

早速帰って実食。まずは基本の小豆をいただきます。

控えめな甘さの粒あんは、食べると豆本来の豊かな香りが広がり、お米の持つ甘さとも良く合っています。外側の小豆は粒あんですが、粒のままでも柔らかくいただけるよう丁寧に炊き上げられています。一方、中のお米はほとんど潰されておらず、粒立ったお米が特徴的です。

続いてはきなこおはぎを。粒餡が中に包まれていることで、初めにきなこの風味とお米の香りを感じます。そして、後からやってくる粒あんの甘さがきなこの香りと合わさり、通常のおはぎとはまた違った粒あんの味を感じることができます。

粒あんでお米を包んでいるのか、中に包まれているのかという違いだけで、こんなにもお米と小豆それぞれの感じ方が変わるとは驚きでした!

お次はおはぎとしては珍しい抹茶きなこ。口に入れた瞬間濃い抹茶の香りがふわりと広がる大人な味わいです。あんこの甘みと抹茶のほろ苦な味のバランスが程よく上品な一品。
甘いものが苦手な方でも食べやすいのではないでしょうか。

期間限定『金ごまおはぎ』

金ごまというだけあって黄金色の粒が美しいです。
こちらは白ごまや黒ごまにはない金ごまならではのコクと風味が感じられ、ごまのプチプチとした食感が楽しいおはぎ。お米のつぶつぶとした食感との違いも楽しめます。後味は金ごまの優しい風味が小豆の甘さをうまく包み込んでくれる優しい甘さのおはぎです。

少し味見を......と思っていましたが、優しい甘さで飽きのこない味にいつの間にか4種類ともぺろりと平らげていました!

故郷・吉野ヶ里町でおはぎ専門店を

店主は佐賀県内の和菓子店で約18年修行を積まれた後にお店をオープンされました。お店は大隈さん一人で切り盛りしており、毎日おはぎを丁寧に手作業で作られています。

SNSなどで広報などはしていなかったが、そのおはぎの美味しさと大隈さんの人柄に惚れたお客さんの間で口コミが広がり、週末になると早い時間に売り切れてしまうことも多いのだとか。そのため、週末に訪れる際は早い時間の来店がおすすめです!

俵型の小さなおはぎひとつひとつから丹精込めて作られたことが分かる、ご主人のやさしさを感じる味わい。これは手土産に持って行っても喜ばれること間違いなしです。

お彼岸問わず、優しさの詰まったおはぎをぜひご賞味ください!

店舗名 菓子処おおくま
住所 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町大曲4773
営業時間 9:00~18:00(無くなり次第終了)
定休日 不定休
駐車場 店前に数台あり
地図

EDITORS SAGA編集部 中島

EDITORS SAGA 編集部

編集部

今までなかなか紹介されていないような佐賀の隠れた魅力や新しい情報をお届けするべく日々、奮闘中!...

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