佐賀には見た目こそ派手ではないけれど、歴史ある美味しいお菓子がいっぱい!
丸ぼうろ、小城羊羹、さが錦など、どれもお土産にぴったりです。
「結局のところどれが美味しい?」「手土産には何が喜ばれる?」
そんな疑問にお答えすべく、学生編集部のメンバーと一緒に忖度なしのレビュー会を開催しました!
お土産選びの参考にしてみてくださいね。
佐賀の定番土産とは?
佐賀のお土産は、江戸時代の「シュガーロード」と深い関わりがあります。
「シュガーロード」は、長崎〜佐賀〜小倉を結ぶ「長崎街道」の一部で、当時貴重だった「砂糖」が日本各地に運ばれる重要な道でした。長崎で輸入された砂糖がこの道を通り、沿道の街で砂糖を使ったお菓子作りが広まったのです。
佐賀でも砂糖を使った和菓子作りが盛んになり、「丸ぼうろ」や「小城羊羹」など、今も愛されるお菓子が誕生しました。シュガーロードがなければ、これらのお菓子も生まれなかったかもしれませんね。
学生メンバーはお土産に何を買う?
歴史深い分、若干地味に見えてしまうお菓子も多いですが、学生メンバーは普段どんなお土産を選んでいるのでしょうか?
りほこ -
私は「北島の丸ぼうろ」がお気に入りです!お土産にすることもありますが、自分で買うことも多くて、日常的に食べています。
さけ -
私は佐賀のお土産と言ったら断然「さが錦」かな!県外の人にも美味しいって言われるし、自分がもらっても嬉しいです。それと私はようかんも好きで、先日は小城の「ようかん祭り」にも行ってきました!(笑)
こっちゃん -
私も「さが錦」!自分が好きなものを人にもあげたいので、お土産はこれを選ぶことが多いですね〜。
意外や意外、学生たちは佐賀の昔ながらのお菓子も結構食べてるんですね!(いい子たちで泣けます)
いざ実食!佐賀銘菓を食べてみよう
さてさて、早速食べてみましょう!試食したのはこちらの12品。
商品は全て佐賀駅構内のえきマチ1丁目で購入してきました。お馴染みのパッケージのものから新商品もありましたよ!
- 鶴屋:丸房露/肥前ケシアド/じゃーご
- 村岡屋:さが錦
- 北島:丸ぼうろ/花ぼうろ
- 大原老舗 :松露饅頭
- 村岡総本舗:丸ぼうろ/バターぼうろ/チーズぼうろ/ようかん
- 昔ようかん:昔ひとくち
以上が今回いただくお菓子たちです。わくわく!
定番中の定番!丸ぼうろ編
さて、まずは6種類の丸ぼうろを食べ比べ。どんな違いがあるのでしょうか。
【北島】丸ぼうろ&花ぼうろ
北島の丸ぼうろの基本的な材料は、小麦粉、砂糖、卵と非常にシンプルながら、わずかな配合の調整を日毎に行うことがこだわり。美味しく焼く秘訣は、表面にゴマ油を塗ってから焼き上げること。薄い膜を張ることでおいしさを逃がさない工夫がされています。
りほこ -
小さな頃から佐賀で暮らしていますが、私の中で丸ぼうろといえばやっぱり北島。外側が少し食感があるのと、噛むごとに味わいが増してくる感じが癖になるんですよね。シンプルで大好き!
一方、あんずジャムをサンドした「花ぼうろ」。なんと、8年がかりで完成した北島こだわりの商品なのだとか。
さけ -
花ぼうろは良く見かけていましたが、初めて食べました!
丸ぼうろとは違った生地で、ブッセみたいなふんわり感があってびっくり!あんずジャムもちょうどいい甘さで、これは贈答用でもおすすめしたいですね。
【鶴屋】丸房露
1639年創業と今回の中で最も歴史が深く、丸ぼうろの元祖とも言われている鶴屋。佐賀藩鍋島公より御用御菓子司として命じられたほどの名店で、あの佐賀の偉人・大隈重信も愛した味なのだとか。
こっちゃん -
北島よりもすっきりした甘さです。生地がきめ細やかで、上品な印象。
丸ぼうろの中では"あっさり系"といった感じで、何枚でも食べれちゃいそう!
【村岡総本舗】丸ぼうろ/バターぼうろ/チーズぼうろ
佐賀県小城市に本店を構える「村岡総本舗」は、小城羊羹で有名ですが、丸ぼうろも長年愛されている商品の一つ。こちらでは3種類の丸ぼうろを販売されています。
まずは定番の「丸ぼうろ」から。
りほこ -
表面がカリカリしてる!だけど中はふわっとした感じが良いです。
丸ぼうろの中でもサクふわな食感を楽しみたいのならコレがおすすめかも!
続いては、ポルトガル伝来の製法に伝統食のチーズを加えた「チーズぼうろ」。
さけ -
封を開けるとしっかりチーズの香りがして、甘さとしょっぱさが良いですね!なんだか少しマドレーヌっぽい感じもしました!
最後はバターぼうろを。
こっちゃん -
定番の丸ぼうろとは食感も全然違って、リッチな丸ぼうろという感じです。バターの香りが良くて、歯切れがいい!食べた瞬間佐賀の銘菓ってことを忘れちゃうくらいの洋菓子感があります。
老若男女に愛される!ようかん編
続いては「ようかん」。実は佐賀県小城市は全国的にも有数の「ようかんの街」で、20軒以上のようかん屋があるんです。その中から2つのお店のようかんを食べてみました!
【八頭司伝吉】昔ようかん
「羊羹一筋、八頭司伝吉」というフレーズでお馴染みの老舗のようかん屋。ようかん本来の美味しさにこだわって生まれた昔ようかんは日が経つにつれ、表面に砂糖の結晶ができるという全国でも珍しいようかん。本来は切り分けて食べるイメージのようかんですが、一口サイズの「昔ひとくち」という商品も販売されています。
さけ -
まわりのシャリシャリ感がたまらないんですよね〜!思ったよりも甘すぎなくて、白あんも優しい豆っぽい香りがほんのり感じられます。一口サイズなのも食べやすくて嬉しいです。お茶よりもコーヒーを合わせたい!
【村岡総本舗】小城羊羹
小城羊羹といえば、村岡総本舗のレトロなパッケージを思い浮かべる方も多いのでは。サイズや味の種類も多く展開されており、小倉、紅煉、本煉、抹茶に加え、カシューナッツ羊羹なるものも!特製切り羊羹など小さなサイズの羊羹もあり、ちょっとしたお茶菓子にもぴったりです。
こっちゃん -
まずパッケージがおしゃれでかわいい!お土産に選びたくなっちゃいますね。
このようかんもまわりがシャリっとしているけれど、滑らかさとしっとりとした感じが印象的。
香りはそこまで強くないので、濃すぎる抹茶感が苦手な人はこれくらいほのかに香るくらいが良いのかも。
あんこ好きはマストバイ!あんこのお菓子編
パカっと割ると現れる、麗しきあんこ。THE・小豆を感じられる定番のものから、変わり種の餡が入ったものまで、いろいろ食べてみました!
【大原老舗】松露饅頭
唐津生まれの人気銘菓・松露饅頭(しょうろまんじゅう)。一つひとつ銅板で丁寧に焼かれたその形はコロンとしていて可愛い!その形は、虹の松原に自生する、球状の松露(キノコの一種)のコロコロとつぶらな姿に似ていることから「松露饅頭」と名付けられたそうですよ。
さけ -
小っちゃいのにあんこの美味しさがギュッと詰まっていて美味しい〜!カステラ生地が薄いのにちゃんとふわふわを感じられるところが良いですね。あんこがきめ細やかなのも上品です。これもコーヒーと合わせても美味しそう!
【鶴屋】じゃーご
「じゃーご」とは、佐賀の方言で田舎という意味。丸い太鼓のような形をした生地の中には、小豆の風味が良く生かされた餡が詰まっています。
りほこ -
一見、松露饅頭に似ているんだけど、味も食感も全く別物ですね。皮が薄くて、小豆の豆感をしっかり感じられます。ずっしりとしているからあんこ好きの人におすすめ。この端っこのちょっと生地がはみ出てるところが私は好きでした。
【鶴屋】肥前ケシアド
鶴屋から珍しい品をもう一品。言葉に聞き馴染みのない「ケシアド」というお菓子は、実は歴史が深くポルトガル伝来の南蛮菓子なんです。ポルトガルではチーズが中に入っていましたが、当時日本では入手困難だったため、代わりにカボチャの餡が使用されるようになったそうです。
こっちゃん -
これはすっごくカボチャを感じます!ギュッとカボチャが詰まっていて、シナモンの風味が良いアクセントになってる。
これは紅茶が良く合いそうですね。私は好きだけど、シナモンが入ってるから意外と好き嫌いが分かれるお菓子かも。
知名度も味も抜群!さが錦
村岡屋を代表する銘菓「さが錦」は、駅や空港でも必ずと言っていいほど売られている、佐賀の大人気お土産です。
村岡屋 さが錦
鹿島藩大名の鍋島家に伝わる伝統織物『佐賀錦』をイメージして作られたお菓子。山芋を練り込んだ柔らかい生地には小豆と栗が入っており、チョコレートときめ細かいバウムクーヘンで挟まれています。
こっちゃん -
何度食べても美味しい〜!生地に山芋が入ってるとは知らなかった!そのおかげか生地がすごくふんわりしていて、栗の香りも良いですね。私は熊本県出身ですが、家族からもお土産は「さが錦」をリクエストされます。
推したいお土産は見つかった?
一口ずつ試食しましたが、終わった頃にはお腹いっぱいに!甘い余韻に浸りながら、最後に率直な感想を聞いてみました。
さけ -
私は今回の企画で松露饅頭が好きになりました。こんなに美味しい佐賀のお土産があったなんて。三角のパッケージも可愛いし、これはお土産にも自分用にも買って帰りたいくらいハマっちゃいました!
こっちゃん -
今日食べたお菓子はどれも美味しかったけど、私はやっぱり「さが錦」がおすすめかな。豪華に見えるので、きっともらった人は喜んでくれるはず。
そして今日初めて佐賀県のようかんはまわりがシャリシャリしていることを知ったんです!全国のようかん全部をこれに統一してほしいくらい美味しかった!(笑)
りほこ -
佐賀土産って意外とあんこを使っているお菓子が多かったのですが、お店や種類によって小豆の風味や甘さ、食感が全く違うところが面白かったです。ここまで食べ比べると他の商品も気になりますね。また新しいお土産を探したいです!
今回は歴史ある銘菓を中心に試食してみましたが、意外と今の若い世代にも刺さって大いに盛り上がりました。パッケージもおしゃれに進化しているものも多くて、佐賀の銘菓、NEVER DIE!やっぱり美味しいものは時を越えて受け継がれていくんですね〜。
楽しくて美味しいレビュー会でした。ぜひお土産にも、そして自分へのおやつにも、佐賀のお菓子を買ってみてくださいね!
店舗名 | えきマチ1丁目 佐賀 |
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住所 | 佐賀県佐賀市駅前中央1丁目11−20 |
営業時間 | 【土産】8:00〜20:00 |
電話番号 | 0952-24-5335 |
公式サイト | https://www.ekimachi1.com/saga/ |
地図 |
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