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困り事を知ることは、地域を知るにつながる。 PR

本や座談会の主役は「佐賀の人」。だから「今」を聞きたい。

『株式会社日當リ』代表取締役 刑部信人さん

2022年3月。写真家でもある刑部さんは東京から妻の実家である佐賀県へ家族で移住しました。
佐賀に移住して活動を始めたきっかけは「暮らしって何?」という疑問だったといいます。「自分を取り巻く環境を暮らしだと考えると、"暮らし"とは一体なんなのか興味がわいてきました。そこで知り合った人に『佐賀県の暮らしの困りごと』を聞くようになり、『佐賀に暮らし困ったこと。』という本が生まれました。ターニングポイントと言えば、暮らしについて考え始めた時期なのかもしれません」

移住後、「佐賀のことをもっと知りたい」と動き始めた刑部さん。120名ほどの方々からお話をお伺いし、その声をまとめた本『佐賀に暮らし困ったこと。』を1年間かけて完成させました。その後、刊行記念座談会と称して、佐賀県内の様々な地域に住む皆さんと「困ったこと」について話す『座談会』を各地域で開催しています。

ゼロからイチを生み出すことではなく、今あるものをどのように編み集められるのか。

座談会に参加してみて、不思議な感じがしました。それは刑部さんが"聞き役"の座談会だったのです。
「主役はあくまで、この本もそうだし佐賀の人が主役だと思っています。僕はその場を作っているだけであって、 "地元の人たちの話"が聞きたいんです。」と笑顔で語る刑部さん。

「地域とは何かと考えた時、やはり結局『人』だと僕は思います。地域に住む人々が求めているもの、困っていることを聞くことが、地域を良くするきっかけの一つだと考えています。僕が『こういうものがあったらいいな』と考えることも大切ですが、まずは話を聞き、『地域に何が必要かを知ること』が重要だと思います。」ゼロからイチを生み出すのではなく、今あるものを集めることで、新たな価値を見出す。だからこそ、地域に住む人たちが求めるもの、困ってることに耳を傾けることの大切さを共有する刑部さんの活動に、これからも注目です。

刑部さんプロフィール

刑部 信人(おさかべ のぶと)
1984年静岡県生まれ。2007年東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業し広告制作会社、フリーランスを経て、2022年3月に18年生活をした東京を離れ、佐賀県佐賀市に移住。広告、書籍、映像などの撮影を中心に活動しながら、国内外で作品を発表。

文章:山本 卓
写真:鷲崎 浩太朗
編集:星野 アオイ、EDITORS SAGA編集部

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【SAGAローカリストアカデミー2024 開催概要】

日時 2024年9月23日(月・祝)13:00~17:00(予定)(受付開始 12:30~)
場所 佐賀県庁 新館 地下1階・SAGACHIKA-サガチカ-
(〒840-0041佐賀県佐賀市城内1丁目1-59)
参加対象

50名(先着申し込み順)

参加費

無料

参加ローカリスト

江口 智子 / 刑部 信人 / 深海 宗佑 / 吉森 旭希

プログラム内容

12:30~  受付開始
13:00~  開講
13:10~  第1部:トークセッション
14:00~  第2部:ワークショップ
16:30~  講評
17:00   閉講

※参加申し込みは公式LINE「SAGAローカリスト」の応募フォームからお願いします。

EDITORS SAGA編集部

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