佐賀県と、基山町出身の漫画家・原泰久さんによる人気漫画キングダムとのコラボレーション企画「キングダム ×(駆ける)佐賀県〜佐賀の火を絶やすでないぞォ。〜」。
佐賀県の情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環として2026年1月から展開されているこのプロジェクトの目玉企画の1つ、「キングダム読破堤(どくはてい)」が2026年5月19日、「屋外での最長の連続した漫画ページ展示」としてギネス世界記録™に認定されました!
当日は干潟よか公園防波堤にて認定セレモニーが開催され、山口祥義佐賀県知事と「週刊ヤングジャンプ」増澤吉和編集長が登壇しました。
「キングダム読破堤」とは?
「読破堤」とは、有明海沿いに広がる東よか干潟の防波堤に「キングダム」の1巻〜78巻までの全1万6,290ページを掲示した屋外展示企画です。なんと、全長300メートルを超える防波堤を歩きながら、作品を一気読みできます。
なお、作中の過激なシーンは佐賀の名産品「佐賀海苔」で隠すというユニークなアイデアも話題を集めています。
この企画がギネス記録への挑戦に至ったのには、来場者の声がありました。
企画の担当者によると、実際に読破堤を訪れた方から「これってギネス世界記録™になるのでは?」という声が寄せられたことが申請のきっかけになったといいます。
多くの人が驚いたその規模が、今回の世界記録挑戦へとつながりました。
認定の瞬間を見届けようと、測定当日の朝、会場には地元の方や報道関係者が集まりました。
多くの来場者が見守る中、78巻分を測定
1巻〜77巻に相当する展示区間の計測は、前日までに完了しており、そのページ数はすでに1万6,000ページを超えていました。セレモニー前日の夜に追加された78巻部分が、来場者が見守る中で計測されました。
ギネスワールドレコーズ™公式認定員は、手元のコミックスと展示を1ページずつ照らし合わせながら、慎重に確認していきます。
ドキドキの瞬間・・・。会場の観客たちも固唾を飲んで見守ります。
やがて最後のページまで確認を終えると、認定員が会場に向かってギネス世界記録™への認定を宣言!観客から次々と歓喜のシャッター音が響き渡りました。
歴史的瞬間となった認定セレモニー
測定後に開かれたセレモニーでは、ギネスワールドレコーズ™公式認定員が『屋外での最長の連続した漫画ページ展示』として、1万6,290ページがギネス世界記録™に認定されたことを正式に発表。
さらに、「壮大で圧巻の展示記録」であると称えました。
山口祥義知事「佐賀から世界へ」喜びを語る
認定証を受け取った山口祥義知事は「佐賀から世界へ、胸いっぱいになりました」と喜びを語りました。集英社への感謝とともに、現在も執筆を続ける原泰久さんを「ずっとずっとがんばっていただいている郷土のヒーロー」と称え、深い感謝の言葉を贈りました。
「今日はちょうどキングダム79巻の発売日。79巻の中に読破堤のことも書いてあると聞いた」と目を細める場面も。会場では新刊を手に参加した地元の方が本を掲げ、笑顔を見せる温かな雰囲気が広がりました。
佐賀県の事業がギネス世界記録™を受けたのは今回が初めて。あいさつの結びには、「佐賀から世界へ、世界から佐賀へ」を合言葉に、これからもさまざまな挑戦を続けていきたいという思いを語りました。
会場を沸かせた"原先生"のエピソード
増澤編集長は「連載20周年という節目の年に、エンターテインメント性があり誰も思いつかないこのような取り組みをしていただいた関係者の皆様、そして足を運んでくださった皆様、全国のキングダムファンの皆様に心より御礼申し上げます」と述べました。
あいさつの中では、原泰久さん本人が実際に読破堤を訪れ、展示物にサインを残していることも明かされました。
原さんがサインをしていると、近くにいた来場者から「落書きしちゃダメだよ」と注意されてしまったというエピソードも紹介され、会場に笑いが起きました。
その後、原さんが「僕、この作品の作者なんです」と自己紹介し、来場者と楽しく会話ができたそうです。
増澤編集長は、「読破堤はキングダムの読者同士の交流の場にもなっていてうれしい」と笑顔で語りました。
読破堤へのアクセス・開催概要
これまでの来場者数は約10万人。県外からも多くの人が訪れており、この企画をきっかけにキングダムを読み始めた地元の方も多いといいます。
ギネス世界記録™に認定された「読破堤」は、2026年9月30日まで干潟よか公園の防波堤で無料公開されています。圧巻のスケールで描かれるキングダムの世界を、ぜひ現地で体感してみてください。
【開催概要】
| 場所 | 干潟よか公園 防波堤(佐賀県佐賀市東与賀町) |
|---|---|
| 会期 | 〜2026年9月30日 |
| 入場料 | 無料 |
| 住所 | 佐賀県佐賀市東与賀町大字田中2757-4 |
| 地図 |
|