「あ~懐かしいこのパン!」給食でお馴染みの【ナチュラルパン工房 木村家】|鳥栖市

「あ~懐かしいこのパン!」給食でお馴染みの【ナチュラルパン工房 木村家】|鳥栖市

昭和29年創業。鳥栖市にある「ナチュラルパン工房 木村家」は、今もなお幼稚園や保育園、学校をはじめ病院などに毎日焼き立てのパンを届けています。どんな大きなパン工房かと思いきや、なんとパンを焼いているのは1人の女性。おじいさんから受け継いだ伝統の味を一生懸命に守り続けています。

「おじいちゃんのレシピを大切に守っていきたい」

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まだ20代前半の永野葉月さん。パン工房を引き継いだのは2019年の4月、肩書は"工場長"でした。

工場長とは言っても生地の仕込みから焼き上げまでを全て1人で行い、パンを準備した後は配達や売店の仕事も手伝っています。ほかにスタッフの方が3人ほどいますが手伝ってもらうのはサンドイッチの具材入れやパンの包装など仕上げだけ。朝2時から午後3時までノンストップで働いています。

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「1日約200個、多い日は500個パンを焼きます。パンのオーダーが多い日は前日の夜から仕事をしています」

大変そうな仕事もにこやかに話す葉月さん。なぜそんなに頑張れるのでしょうか。

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「小さい頃からおじいちゃんが作るパンが大好きでした。忙しい時期に弟と手伝いはしていましたが自分が継ごうとは思ってもいませんでした」(葉月さん

しかし、年老いていくおじいさんの背中を見るうちに心に変化が起きていきます。

"後継者がいない。こんなに親しまれているおじいちゃんのパンがなくなるんだ......"

寂しい気持ちでいっぱいになったそうです。それから彼女はおじいさんの味を守るため、製パンの専門学校に通いパンの勉強を一から始めました。

売り切れ次第閉店!9時~14時の限定販売

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工房のすぐそばにある売店。

開店時間直前に焼きあがったパンが次々に運ばれ、あっという間にパンの甘い香りが店内に広がります。種類は豊富ですが数に限りがあるため、パンを取り置きしてほしいという電話も珍しくありません。

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ご近所の人はもちろん、「クリームパン」や「揚げパン」、「そぼろパン」などの懐かしい味を求めてわざわざ買いに来る人や、卒園生の子どもたちが"また食べたい!"とお母さんと一緒に来店することもあるのだそう。

子どもから年配の方まで幅広い層に愛されている木村家のパン。葉月さん考案の新しいパンも続々登場中!新旧のパンが楽しめるのも魅力です。

取材を終えて...

撮影に伺ったのは忙しい朝の時間。それにも関わらず、葉月さんをはじめ、スタッフの方たちがとても気遣って下さいました。この現場で感じた温かさが美味しいパンを生み出している。パンもお店も素朴。そこがいい。

毎日寄り添いたいと思えるパンがここにはありました。

店舗情報

ナチュラルパン工房 木村家(ながの食品)

営業時間:9:00~14:00 ※売り切れ次第終了
所在地:鳥栖市真木町1992-3
休:日曜・祝日
TEL:0942-82-6931(ながの食品と共通)

ライター

とみこ

福岡県久留米市出身、鳥栖市在住。“モノ作り”の現場が好きで、これまで家具屋、広告代理店、印刷会社に勤務。広告代理店ではフリーペーパ...

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