脊振山のふもと、神埼市城原川沿いに佇む「梅の花直売所 おしとり 神埼店」がある「神埼村」の敷地内に、 新しいパン屋がオープンしたのをご存じですか?
日本家屋を思わせるお店からは香ばしいパンの香りがあふれ、ショーウインドウからはかわいらしいフルーツが顔をのぞかせています。
祖父と父に思いを寄せ、オープンさせたベーカリー
去年11月22日にオープンした「Bakery Full Circle(ベーカリーふるさーくる)」。
店主の島さんは、果物屋で10年、パンの会社で20年働いていました。
「父が八百屋を経営し、祖父はパン職人でした」と話す島さん。祖父と父に思いを寄せ、自分の新たな出発として、店名を「Full Circle(フルサークル)=原点回帰」にしたそうです。
パンの会社で働いていた時は、とにかく忙しかったという島さん。
そんな多忙な生活の中で「もっと時間をかけてパンを作りたい」「新鮮なフルーツを使ったパンを考案したい」という思いがあり、ついに長年の夢であった自分のお店をオープンさせました。
2人で時間をかけて作る極上のパン
「ゆっくりと時間をかけて、丁寧にパンを作りたい」と語る島さん。こぢんまりしたお店でパン作りをするのが理想でした。
1日約35種類、300個ほどのパンをスタッフの方と2人で作り上げています。中には作り上げるのに2日もかかるパンもあり、カスタードなどのクリームやジャムもすべて手作りです。
食感も楽しい!絶品の「くろわっさんみるふぃーる」
看板メニューである、"究極のきめ細やかさ"が自慢の「Circle 食ぱん」や、素材や製法にこだわった「カンパーニュ」「バゲット」のほか、自家製のカレーが入った「カレーパン」など、おかずパンもめじろ押しの中で、注目なのが「くろわっさんみるふぃーる」です。
果物屋とパン屋を経験した島さんの集大成ともいえるパン。生地は独自に考えていたもので、新鮮な果物は自ら買い付けされています。
クロワッサンの中には、種類によって異なりますが、ふわふわのホイップ、旬の果物、自家製のカスタード、ミルクチョコ、北海道「よつ葉バター」を使用した練乳クリームが入っており、まさにミルフィーユ!
パイのような驚きのサクサクの食感に、ジュワーと濃厚なバターの香りが口に広がります。
種類は、皮まで食べられると話題の佐賀県産 "神バナナ" を使った「神バナナ」、ピスタチオをローストしてクリームを作り上げる「ピスタチオ」、フランス産のマロンペーストを使った「モンブラン」などがあり、「いちご」といった旬の果物を使ったものも季節によって並びます。
ギフト用の箱(無料)に入れてもらえるので、手土産にもオススメです。
果物やコーヒーも販売。ほっと一息つけるパン屋さん
またこちらでは、島さんが買い付けされた新鮮な果物や「ほっとコーヒー」「ほっとカフェラテ」の販売しているので、お店の前のベンチでひと休みもできます。
自然豊かな場所で、新鮮な空気を味わいながら少しくつろいでみてはいかがでしょうか。
店舗情報
店舗名 | Bakery Full Circle(ベーカリー ふるさーくる) |
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住所 | 〒842-0122 佐賀県神埼市城原二本松3580 |
https://www.instagram.com/bakery_full_circle/ | |
詳細情報 |
営業時間:10時~16時 |