かわいいハンドメイド雑貨にイカ入りつくね、牧場発のジェラート、具沢山のサンドウィッチ、呼子モチーフのステッカーなどなど、思わず足を止めて、作品に見入ったり、あれもこれも食べたくなるお店がたっくさん!
今年初の"呼子マルシェ"。
晴天の空の下、呼子の朝市通りはいつも以上の賑わいとお客さんの笑顔にあふれていました。
透きとおった甘い身の活き造りにサクッと揚がったゲソのてんぷら。
「これまで食べてきたイカってなんだったんだろう」
呼子のイカを食べたあと、そんな言葉をよく聞きます。
福岡市内からも車で1時間半ほどの呼子の町は、ちょうどいいドライブコースでもあり、その別格の美味しさを求めて毎日人が絶えることはありません。
そんなイカの町・呼子は、日本三大朝市の町としても知られています。朝市通りには、早朝から正午くらいまで「買っていかんね〜」と元気なおばあちゃんたちの声が響き、アジの干物やイカの一夜干し、塩辛や獲れたてのサザエやウニにいりこ、新鮮な野菜などが並んでいます。
とはいえ、佐賀県民でも呼子の朝市に行ったことがない、という人も多いのでは? 現在は出店するおばあちゃんらの高齢化も進み、少々寂しいことになりつつあった呼子の朝市。
しかし、最近少しずつ朝市にうれしい"変化"が起こっています。
きっかけは、3年前から始まった"朝市学校!"。唐津市と呼子の朝市組合の取り組みで、新規出店者を呼び込むために朝市の歴史やルール、接客の仕方などを実践的に学べる講座を開催しています。
翌2018年からは、"朝市学校!"とともに気軽に朝市に出店できる"呼子マルシェ"もスタート。伝統ある朝市に参加できるチャンスを生かし、福岡からの出店者も。
昨年の呼子マルシェに参加した鎮西町の炎向窯(ひなたがま)さんは、1年でなんと朝市通りにギャラリーを構えるまでに。主にギャラリーを担当している打越ひろみさんは、「いろいろなお客様に会えて、毎日が楽しい!」と生き生きした顔で語ってくれました。
同じく朝市学校に参加し、今年から朝市に出店している唐津市在住のデザイナーの井本翔さん(ことぶき)は、海産物以外の呼子らしいお土産を、とステッカーやハガキなどを販売しています。
気軽に1回から参加できる"呼子マルシェ"には、佐賀県内のみならず、近隣の糸島市や福岡市からも大人気のビーチクラフトのお店や焼き鳥店などが出店しており、顔ぶれも多彩です。
「美味しい」「かわいい」「楽しい」がつまって、朝からランチタイムまで呼子を満喫できる呼子マルシェ。
11月まで月にほぼ1回のペースで開催されますので、一度足を運んでみては?
開催情報
場所:呼子朝市通り(いこいの広場・ふれあい広場)
時間:8:00〜14:30
開催日:
7月13日(土)
9月29日(日)
10月20日(日)
11月17日(日)
お問い合わせ
唐津市呼子市民センター産業・教育課
Tel:0955-53-7165
NPO法人SCRUM呼子(スクラム広場内)
Tel:0955-82-0678
一部写真提供:唐津市呼子市民センター産業・教育課/Cafe-STAY