連載『もっとワタシを好きになる』では、20代に突入した私が、自分自身をアップデートするために過ごす時間をご紹介。
第6回目となる今回は、嬉野で初めてのヨガ体験。
温泉街の一角で約1時間、丁寧な呼吸をすることができた。
シーボルトの湯より徒歩1分。旅館を改装した和空間のヨガスタジオ。
嬉野の人にはレンマという名前の方が通じるかもしれない。旧橋立旅館をリノベーションし、2021年7月18日にオープンを迎えた『R yoga』。
R yoga(アール ヨガ)
橋を渡りきった街灯が入り口の目印。
コース別になっていて、初心者でも始めやすい。
『R yoga』の生徒さんは約8割が初心者の方。基本的な動きから丁寧に教わることができるため、自信がない人でも気軽に参加できる。
ヨガマットやストレッチポールは無料貸し出し。
1時間の充実メニュー。
今回、私が体験したのは初心者コース。始まるまでは少し緊張していたけれど、緩やかな音楽とともに、徐々に心がほぐれていった。
呼吸を整え、筋肉を伸ばし、身体の声に耳を傾ける。
豊かなヨガ体験には、空間に慣れることが重要。
場所、先生の声、一緒にレッスンを受ける生徒さん......。その時々によって、空間の様々な要素は変わっていく。
3、4回同じ条件のもとでレッスンを受けることで、やっと身体だけでなく内側の心の方にもに目を向けられるようになる。
1時間のメニューにはジェットコースターのような抑揚がある。身体を慣らし、動かし、緩めるといった動作を通して、自律神経を整えていく。
いずれの時も呼吸が基礎となっており、もし身体が上手く動かせない場合でも呼吸を意識できていれば大丈夫だと教わった。
『R yoga』インストラクターは嬉野出身。
峰松麗華(みねまつれいか)さん
嬉野の吉田村に生まれた麗華さん。
もともとは幼稚園教諭の職に就いていたが、2018年にインドネシアのバリ島へ。2ヶ月間というスピードでヨガインストラクターの資格を取得する。
帰国後、東京の大手ヨガスタジオにて予防医学をベースとしたレッスンを重ねていく中で「身体を内側から変える」という考え方を重要視するようになった。
昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大を受け「自分が本当にしたいことは何だろう」と改めて自身に問いかけた麗華さん。
「地元に貢献したい。人と人がつながる空間を作りたい」という想いから、2020年11月に嬉野に再び戻り、ヨガを通じたまちづくり活動に励んでいる。
シンプルに生きるということ
『R yoga』の『R』には、Reikaという意味の他にReborn:生まれ変わる・再生するという意味が含まれている。
呼吸をする、身体を動かすというシンプルなことが、自分自身を内面から整えていくのだ。
嬉野川沿い、涼しい風と柔らかい光を浴びながらのヨガ体験。
「人の目を気にしすぎる方こそ、ヨガをしてほしい」という麗華さんの言葉が印象に残っている。
自分と向き合うことこそがヨガの真髄。日常生活で疲れた心と身体に寄り添う良い時間となった。
店舗情報
下記の予約フォームではレベル別に様々なレッスンが予約可能。詳しくはInstagramをチェックして。
店舗名 | R yoga(アールヨガ) |
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住所 | 嬉野市嬉野町大字下野甲9 |
公式サイト |
Instagram:https://www.instagram.com/ryoga.studio/ |
地図 |
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カメラマン:姉川将人