やきものに歴史にベーカリーに。食を彩る有田焼に魅せられる。

やきものに歴史にベーカリーに。食を彩る有田焼に魅せられる。

今回は『アリタセラ』に設置されたという、『ゾンビランドサガ』のさくらマンホールへ。

さくらがカラフルな有田焼に囲まれてお茶を楽しむといった可愛らしいデザインです。

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素敵な有田焼との出会いにワクワクしながら、『アリタセラ』を散策してみます!

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広大な敷地に並ぶ個性あふれる有田焼のお店

約20,000坪の敷地に陶磁器の専門店が並ぶ、世界最大規模の有田焼ショッピングリゾートである『アリタセラ』。

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伝統的な器から、海外のデザイナーとコラボした食器や花器、工芸品など様々な有田焼が揃います。

レストランやホテルも併設され、有田焼に触れながら楽しめるスポットです。

散策していると、ガラス張りでおしゃれなお店を発見!さっそくお邪魔しました。

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ベーカリーカフェを併設したコンセプトショップ『MARUBUN SHOP & BAKERY CAFE』

12月1日にリニューアルオープンされたという『MARUBUN SHOP & BAKERY CAFE』。

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店内はモルタル調の床に壁やカウンター、什器に木をふんだんに使用し、スタイリッシュさの中にも温かみが感じられます。ライティングにもこだわられ「かっこよくてハイセンス。でも、ほっとする空間」を目指したそう。

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「食があっての器。今までの歴史を引き継ぎながら、食卓を囲むときのコミュニケーションツールとして、団らんのお手伝いができればと、コンセプトを踏まえた上でリブランディングしました」と話すのは『MARUBUN』の篠原将太さん。

レジカウンターや什器の高さなどに差をつけず、ショップエリアとカフェエリアをシームレスにすることで、食と器の繋がりを持たせたそう。

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販売されている商品は、手描きにこだわった『MARUBUN』ならではの温かみがある商品を中心に「家庭でインスタントラーメンをおいしく食べるための器」をコンセプトに作られた『究極のラーメン鉢』、オランダ人デザイナーのタイメン・シュメルダーズと今までの有田焼の技術から生まれた、シンプルな色味に繊細なデザインが特徴の『UTSUA』など、機能やデザインも多岐にわたります。

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ベーカリーにもこだわりが!30種類ほど焼かれるパンは、「ごどうふ」や「有田豚」など有田ならではの食材を使ってあり、ここでしか味わえないオリジナルのパンなのだそう。

パンやカフェお目当てで来る方も多いとか。

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「有田焼の価値や魅力は商社である私たちの伝え方で変わると思うんです。魅力をいかに伝えるか。商品の陳列はもちろん、カフェで使用しているカップやお皿は、ショップで販売しているものを使用しています。実際に手に取ってもらうことで、使いやすさを知ってもらえればと思っています」と篠原さん。

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『MARUBUN』でしか味わえない器との一期一会の出会いを楽しんでみては?

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路地に残る登り窯の跡

有田と言えば、トンバイ塀のある裏通りを想像する方も多いのでは?

耐火レンガである「トンバイ」の廃材や窯道具、陶片を赤土で塗り固めて作られた塀のこと。

商屋や商社が通り沿いに店舗を構えていたのに対し、窯元や絵付師は人通りの少ない裏通りに住居を構え、屋敷や仕事場を囲んで、技術が漏れないようにしていた名残だそう。

大公孫樹(おおいちょう)から有田陶磁美術館の裏通りに多く見られます。そんなトンバイ塀のある裏通りの雰囲気は格別です。

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美しい鳥居に魅せられる『陶山神社』

白磁に淡い青が美しい、日本でも珍しい磁器製の鳥居を有するのが『陶山神社』です。

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応神天皇を主神とし、敷地内には有田焼の祖である李参平を祀る神社で、鳥居だけでなく、狛犬や灯篭など至るところに有田焼が使われていて、一般的な神社と異なる雰囲気を味わえます。その美しさから「有田焼の野外美術館」とも称されることも。

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大鳥居の高さは3.7メートル。明治時代に有田焼の陶工たちが寄進したもので、国の有形文化財に指定されています。そんな大鳥居ですが、一度台風により倒壊。陶工たちが焼き直しや継ぎ合わせをして修復したそうです。

また、境内に線路があることでも有名で、電車が走り抜ける光景は必見です!

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磁器発祥の地はまるで特撮映画の撮影スポット!

日本の磁器発祥の地である『泉山磁石場』は、李参平らが磁器の原料の「陶石」を発見した場所。

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ここから有田焼をはじめとする磁器の歴史が始まったそう。

400年間掘り続けられた磁石場は、昭和55年に国の史跡に指定されました。現在はここでの採掘はほとんどされていないそうですが、削られた山々はまるで特撮映画の撮影スポットのよう!その壮大な景色に圧倒されます。

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最後に

有田焼の歴史と文化に触れた今回。

お気に入りの有田焼を探しに、有田に足を運んでみては?

施設・スポット情報

アリタセラ

住所 西松浦郡有田町赤坂丙2351番地169
公式サイト https://www.arita.gr.jp/
公式SNS Instagram:@arita.sera
Facebook:アリタセラ / Arita Será
詳細

OPEN:10:00~17:00(一部店舗により異なります)

CLOSE:年中無休

TEL:0955-43-2288

地図

MARUBUN SHOP & BAKERY CAFE

住所 西松浦郡有田町赤坂丙2351-169 アリタセラ内

公式サイト

サイト:https://www.marubun-arita.co.jp/
オンラインストア:https://www.marubun-shop.jp/
公式SNS Instagram:@aritayaki_marubun
詳細

OPEN:10:00~17:00

CLOSE:SHOP...12月31日~1月1日、BAKERY CAFE...12月31日~1月3日

TEL:0955-43-2351

地図

トンバイ塀のある裏通り

住所 西松浦郡有田町上幸平8
公式サイト http://www.arita.jp/spot/post_20.html
地図

陶山神社

住所 西松浦郡有田町大樽2丁目5-1
公式サイト http://arita-toso.net/
詳細 TEL:0955-42-3310
地図

泉山磁石場

住所 西松浦郡有田町泉山1丁目5
公式サイト https://www.town.arita.lg.jp/main/3550.html
地図

編集者・ライター

相馬

みやき町出身。不動産営業から空間・照明デザイナーの職を経て、EDITORS SAGAの編集者となる。 佐賀を飛び回る中で、たくさん...

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