【HOPS（ホップス）】SUP・カイト・ウインドサーフィンができる！地元民がすすめる穴場スポット｜唐津

編集部

2017.08.31

佐賀県唐津市の浜崎という場所にどうも「穴場スポット」があるらしい。唐津の海と共に過ごしてきた方から聞いて知った場所「HOPS（ホップス）」を紹介したい。最近は、サーフィンやヨット等を趣味としている方だけでなく、手軽に海のアクティビティを楽しむ人が増えた。特に、SUP（サップ）と呼ばれるスポーツが初心者でも挑戦しやすく、季節を問わず気軽に楽しめるのが人気だ。

そもそもSUP（サップ）って？

「スタンドアップパドルボード（Stand Up Paddleboard）」の頭文字を取って「SUP」と呼ばれている。
SUPとは、サーフボードに似た大きな専用ボードの上に乗り、パドルを漕いで水上を進むアクティビティ。海や川、湖だけでなく、池やプールと場所を選ばず、波や風のない場所でも楽しめるウォータースポーツ。専用ボードはサーフボード以上に浮力が高く、安定性に優れるため、老若男女、水上スポーツが初めての方も気軽に行うことができる。
とはいえ、そんなに簡単にできるものなのか？たまたま、この日初めて体験するという女子達が遊びに来ていたので同行させてもらうことに。

「押して横！押して横！」パドルの漕ぎ方講座が始まった。
パドルの使い方が重要で陸で練習しておくことでボードにのったときに役に立つらしい。
手にもっているのはオーナーの吉末さんがオリジナル開発したという「パドルくん」。先端にはローラー、柄には伸縮の仕掛けが施されている。

感覚をつかんだところで本物のパドルにかえて練習。

水中で水圧を感じながらやってみる。

まずは、オーナーがボードにのって見せ。

まずは、膝立ちで

ものの30分で漕げるように！

ポイントをついた適切な技術指導で参加した全員立つことができた。

この日は、風が強く川での指導を拝見させてもらったが、浜崎は唐津湾と高島が見える最高のロケーション。人もまばらな海でのんびりと遊ぶことができる。

夏季の日没SUPは涼しくて最高のロケーション。

空がオレンジ色になる黄昏時がねらい目だ。

オススメは波の少ない春～夏。「この季節に技術力とパワーを付けて、波乗りが面白い秋のシーズンに備えるのがベスト」とオーナーの吉末さんは言う。
夕方にSUPをして近くの温泉（汐湯）に入って帰るのが地元の人の定番コース。程よく体を動かして、楽しんだ後の温泉...絶対に気持ちいいはず！！

唐津の海に惚れて　　

もともと吉末重夫さんは佐賀市の西与賀出身。昭和50年頃の学生時代は陸上や駅伝で辛い練習の毎日を送っていた。ウインドサーフィンが世に出てきたのが丁度その頃、やってみて「こんな自由なものがあるのか！」と夢中になった。それからずっと唐津の海にあこがれて30年前に「HOPS（ホップス）」を開く。HOPSではSUPの他に"ウインドサーフィン"と"カイトボード"そして"スノーボード"が体験できる。「スノーボード？」疑問に思われる方がいるのも無理もない。常連さんは冬の海に入るが、そうじゃない方のためにキャンピングカーを利用してツアーを組んでいるそうだ。

こちらは吉末さんがこれまた開発したという「M-1」Boxというボード。重心の使い方や力の加減を練習することができる。夏のうちから訓練しておくことで、初めてでも雪にのったときにうまく滑ることができるらしい。これで身につく重心のかけ方は、海でも応用できると吉末さんは笑顔で語る。
SUPもそうだが、初心者でもすぐに楽しめるようにと自身の経験から様々な練習方法を編み出されていた。一見ゆるく教えているように見えるが、ポイントをつき、いかにお客さんが安全に楽しくスポーツを体験できるかを考えられているようだった。

（ウインドサーフィン用セイル）

（カイトサーフィン用カイト）

まとめ

地元の人がすすめる穴場スポットHOPS。オーナーは気さくで飾り気なくお客さんと一緒にスポーツを楽しんでいた。常連さんは、そんな吉末さんの人柄に共感して集うのだろう。やってみたいとは思っても、できなければ楽しくない。そんなビギナーのことをわかっている吉末さんのところなら、スポーツがあまり得意ではない私みたいな人でも楽しめるはずだ。
最近では、アニメの聖地として取り上げられている浜崎海岸だが、そこを抜きにしても最高のロケーションが楽しめる場所。「日本三大松原」のひとつに数えられている虹ノ松原も近くにあり、「からつバーガー」という唐津のソウルフードも味わえる。
SUPをやってみたい方はもちろん、アクティビティに興味がある方は是非、足を運んでみていただきたい。