撮影依頼していた映像カメラマンが「撮影武雄だったら助かります」
そう言っていたが、「そんな上手くいくわけ......」
と半ばあきらめていたら丁度撮影を予定していたモデルさんが武雄指定で「こんなうまくいくんだなー」と武雄に向かったわけです。
「で、なんで大楠?」
はい。ごもっとも。それまた、映像カメラマンが「武雄の大楠周辺を映像に撮らなくちゃいけなくて......」
なるほど! そういうことだったのか! それで武雄。
こうなったらしょうがないので一緒に回ることにしました。
調べたところ、佐賀県武雄市は、佐賀県内の巨樹ベスト3が集結しているらしい!
一度、EDITORS SAGAでも紹介した『武雄の大楠』をはじめ紹介したいと思います。
佐賀県No.3 塚崎の大楠
最初に向かったのは県内3位の大きさという「塚崎の大楠(つかざきのおおくす)」
えぇぇぇぇー! 太っと!
昭和38年に落雷に遭い、残念ながら本幹の9m以上が失われたそう。根回りは38mほど。かつては壮大な姿を誇っていたと想像されます。異常なまでの幹のうねり具合が、まるで別の生き物のよう......
人をいれるとこう。
比較しても巨大さがわかると思います。
中は空洞で、木肌があらわになっています。
人を入れるとこう。
ちょっとしたキャンプができそうなくらいのスペースです。
子供にはワクワクが止まらないのはわかりますが、大人でもはしゃいじゃいました。
武雄市天然記念物『塚崎の大楠』
幹周:13.6メートル
樹高:18メートル
枝張り:18メートル
推定樹齢:2000年~3000年
佐賀県No.2 武雄の大楠
次に見るのは、武雄神社の御神木として奉られている大楠。
すごい! すごすぎる! でっか!
竹林の先になんとも神々しい姿がありました。
ここは柵で囲まれているので近くまでいくことはできませんが、離れたところからでもそのデカさが分かります。
観光に来ていた海外の方々と比較してもその迫力はそのまま。
幹の根元は空洞で、12畳もの広さがあるとのこと。
こちらも落雷をうけたのだろうか......
看板では、全国代6位、佐賀県内第2位の巨木とされています。
空が見えないほど木々が生い茂っている姿も幻想的で美しいので行かれる際はぜひ、上を見上げてみてください。
武雄市天然記念物『武雄の大楠』
幹周:20メートル
樹高:30メートル
枝張り:33メートル
樹高:30メートル
推定樹齢:3000年以上
佐賀県No.1 川古の大楠
おおおおおお!
さすが、佐賀県内第1位、全国第5位の巨木です。
盆栽のように美しい形といったところでしょうか?
周辺が開けており、山や田んぼに加え小川が流れていてとても画になる場所にあります。
周りには、土産物屋や、水車、手押し井戸ポンプなどもあり、ちょっとした観光スポットになっていました。
訪れたときはもう土産物屋は閉店していたので中には入れませんでしたが、大楠せんべいなるものや、地元の野菜なんかが売っているようですよ。
また、川古の大楠公園内の「為朝館」には、地元の伝説である源為朝による黒髪山の大蛇退治を題材としたカラクリ人形が設置され、地元の伝説(黒髪山の大蛇退治)をカラクリ人形の劇で紹介しているそうです。
撮った写真を見返していたら......
「ん?」
!!!!!!!
トラの横顔に見える!!!!!!!
その他、見る人によって別のものにみえたりもするかもしれませんね。
国の天然記念物『川古の大楠』
幹周:21メートル
樹高:25メートル
枝張り:27メートル
樹高:25メートル
推定樹齢:3000年以上
あ、そうそう!映像カメラマンの撮ったドローン映像(川古の大楠)はこちら↑↑
まとめ
・ついでに行ったはずが、とんでもなくデカい巨木に観光にきたくらい居座りたくなる。
・3大大楠は3か所とも距離的に近いので車があれば一日で全部回ることができる。
・PCの画面ばかりみている作業をする人には間違いなくオススメである。
・木がでっかいだけだが、でっかい木はいい!
・見るのに特別な知識も技術も、難しい契約もいらない。
・制限時間も、料金もいらない。ただぼーっと眺めるだけでいい。
・2000年という月日を考えただけで壮大な気がしてくる。
武雄の...いや、佐賀県内の3大大楠いかがでしたか?
行ってみると、とにかく「大きい」しか出てこないかもしれません。でも、それが巨木のいいところ。
情報
塚崎の大楠
住所:〒843-0022
武雄市武雄町大字武雄5563-2 文化会館北側
武雄の大楠
住所:〒843-0022
佐賀県武雄市武雄町武雄5335
電話:0954-22-2976
川古の大楠
住所:〒843-0151
武雄市若木町大字川古7843
電話:0954-26-2920
EDITORS SAGA編集部 中村美由希