国内最大級のブーゲンハウスが佐賀県嬉野市に？！
ブーゲンビリアという花は中央、南アメリカの熱帯雨林を原産地とする花。2016年にオープンした「ブーゲンハウス嬉野」では赤・ピンク・紫・オレンジなど色とりどりのブーゲンが見ごろを迎えている。
沖縄の人も驚くブーゲンビリア
一年を通してみることができるというブーゲンハウスには250坪の広大な温室に、25種類以上、約400本のブーゲンビリアが頭上を覆うように咲き競っている。国内最大級の種類に沖縄からきたガレッジセールさんも「こんなにブーゲンビリアに種類があったんだ」と驚かれていたのだそう。ブーゲンハウスゲートをくぐった瞬間、花の香りと色鮮やかな光景に驚くことは間違いない。
一年を通してみることができるが、10月中旬～５月下旬が開花が重なるため、一番の見頃だという。
実は花ではない？
ピンク、オレンジ、赤、白、紫など様々な色のブーゲンビリアだが、みなさんが思っている花は実は花びらではなく「苞（ほう）」という葉が変化したもの。本当の花はその中にある小さな白や黄色の部分。苞の中で2つ～３つかたまって咲く。
科名はオシロイバナ科で、花言葉は「情熱、魅力、あなたしかみえない」。
なんだか恥ずかしいくらい熱烈な言葉だが、実は花は小さくて控えめというところがなんだかかわいらしい。2つはよくあるのだが、3つ咲いているものを見つけられればラッキー。ブーゲンのアーチを楽しむのもありだが、近くに寄ってみて3つの花を探してみるのもいいかもしれない。
パワースポットはここに
ここブーゲンハウス嬉野にはパワースポットが２か所ある。
一つは「カリフォルニアゴールド」という黄色の数少ない品種の場所。ゴールドの強い樹勢を浴びると金運に恵まれるんだそう。
もう一つは、「ブライダルピンク」という白と淡いピンクが混じった可憐な品種が咲く場所。恋愛成就するかも？
信じるか信じないかはあなた次第だが、どちらもとても珍しい品種なので、是非、探してみて欲しい。
人々の癒しになったら...
そもそもなぜ嬉野にブーゲンハウスだったのか？常務の堀口直人（68）さんに伺った。
「私は元々、隣の長崎県にあるハウステンボスで長年勤めていました。その頃、花の王国をつくろうと奮闘したことがあって...... そのプロジェクトは実現できなかったのですが、定年を期に昔果たせなかった夢をもう一度やりたくて、仲間と全国各地を見て回りました。人々の癒しになって欲しいという想いで始めたことですから、自分たちがやることで付加価値がつくといいますか、どうせやるならその地域の方のためになる方がいい。それで見つけたのが嬉野だったんです」
「皆さん嬉野と言ったら、温泉、湯豆腐、お茶というイメージを持たれるでしょう？ それらはまぎれもない"癒し"。ここに自分たちが作る花園という"見る癒し"を作れたら最高なんじゃないか？ そんなことを思って嬉野市に問い合わせたところ他県から来た私たちを、快く受け入れてくださいました」
沖縄、奄美、宮崎から様々な品種を仕入れ、色味が重ならないようにカラーコーディネーターと共に相談して作られたというブーゲンハウス。「女性はもちろんですが、男性も来られたら最後は笑顔になって帰られます。花にはそんな力があるんです」という堀口さんの言葉に温かいものを感じた。
まとめ
園内は常に15度以上を保つように整備されている。そんな快適な空間ということもあり、フラダンスショーが行われたり、結婚式の前撮りをされたりすることもあるという。言うまでもなく、インスタ映えするため思い出に写真を撮ってみるのもいいかもしれない。園内のお客さんを見ていると、カップルから子供連れなどで賑わっていた。老若男女問わず楽しめるので、大切な人と癒されに行ってみてはどうだろうか？
ここだけの話
嬉野観光協会に行くとブーゲンハウス嬉野の優待券がもらえます。また、SNS企画として園内の写真や動画をSNSにアップ（#ブーゲンハウス嬉野）すると素敵なプレゼントがもらえるそうですよ！
情報
ブーゲンハウス嬉野
住所：〒843-0304
嬉野市嬉野町岩屋川内甲103-5
（嬉野温泉旅館「萬象閣敷島」前）
電話：0954-43-7544
FAX：0954-43-7548
営業時間：9:00〜17:30 年中無休
駐車場：有
入場料（一般）：大人700円（中学生以上）、小人500円（小学生）※未就学児無料
団体料金 (20名様以上)：大人630円（中学生以上）、小人450円（小学生）※未就学児無料
【オススメ】嬉野観光協会に行くと優待券がもらえます。
WEB：http://bougain.co.jp/
※ブーゲンビリアの鉢植えやブーゲンビリア染めのオリジナル商品もエントランスハウスにて取り扱い中。
EDITORS SAGA編集部 中村美由希
