みなさんは佐賀県にある7つの離島のことをご存知ですか?
まさか7つもあったなんて!今初めて知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「高島」「神集島」「小川島」「加唐島」「松島」「馬渡島」「向島」
唐津の海に浮かぶ七つの島の「いま」を数回にわたってお伝えします。
<目次>
宝当神社で有名な高島
1.高島への行き方
2.新鮮な海鮮丼を食べたい方はここ!
3.ツッコミどころ満載!その名も宝当乃館
4.祈願猫?!
5.祈願するならまず先に塩屋神社から
6.いわずと知れた宝当神社
7.プライベート感を味わえるビーチはここ!
8.最後にいっぷくして〆!
まとめ
宝当神社で有名な高島
島民は約300人。歩いて一周50分ほどの小さな島、高島。「宝当神社」があることから全国的に知られるようになった島。1990年代にある住民が宝くじを購入した際、神社名にあやかり当選を祈願したところ高額当選した事が有名になったきっかけだと言われています。
宝当神社は元々、高島の産土神を祭った塩屋神社の境内社。海賊退治を行い島を守り、1586年(天正13年)この島で亡くなった野崎隠岐守綱吉を奉った神社で、1768年(明和5年)に建立されました。
そんな歴史もある高島ですが、1日で楽しめる散策コースをご紹介します。
1.高島への行き方
唐津市の唐津城の駐車場に車を止め、天守閣を背に橋を渡ります。
左に折れると宝当桟橋。そこが船着き場です。
海上タクシーもありますが、今回は定期船「福宝」に乗り込みました。(普段は、「ニューたかしま」という定期船らしいのですが、この日はメンテナンス中で代替船でした。)
船代210円 (約10分で到着)
ちょっぴり非日常を味わえるのでおすすめです。
時間帯は大体、2時間に1本くらいなので、乗り過ごさないようお気をつけを!
定期船時刻表
高島発 |
唐津発 |
7:00 |
7:50 |
9:00 |
10:00 |
10:45 |
11:40 |
13:20 |
14:10 |
15:00 |
16:00 |
17:00 |
18:00 |
高島へ上陸。
まずはやっぱり、宝当神社でしょう!と思っていましたが、1本船を乗り過ごし、お昼の便になってしまったので、まずは腹ごしらえをと「宝当お休み処」に向かいました。
2.新鮮な海鮮丼を食べたい方はここ!
「宝当お休み処」
既に、ご利益がありそうなお食事処です。
高島は元々漁業が盛んな島。ここ宝当お休み処では本日取れた海産物をふんだんに使って提供しています。
注文したのはこちら海鮮丼1200円。
店主が漁にでることもあるらしく、タコ・サザエ・イカはここで獲ったものを使用しているそうです。
ウニにサザエにイクラまでのっているのにこのお値段はコスパが良すぎる!!!
魚も新鮮で抜群に美味しかった~。
生魚が食べられない編集部員が注文したのがこちら。
焼き魚定食800円。こちらも魚が大きくて肉厚で激ウマ!と絶賛していました。
このお店は、創業16年のお店。地元の方だけでなく、観光客の方も訪れていると店主の野崎さん。不定休なのでどうしても食べたい方は事前に連絡することをおススメします。
情報
宝当お休み処
住所:〒847-0027 佐賀県唐津市高島519-5
営業時間:10:00~16:00
定休日:不定休
TEL:090-6770-3354
アクセス:高島港から徒歩2分
3.ツッコミどころ満載!その名も宝当乃館
次に寄ったのが「宝当乃館」。
さっきのお食事処で、何度も高島に足を運んでいるという方に聞いたところ、宝くじを先に買って宝当神社に参拝に行った方が良い!らしいので、早速宝くじをゲットしにこちらのお店へ。
いくら分買ったかはまたの機会にお話しするとして、こちら「宝当乃館」を紹介します。
ご利益グッズの数々
宝くじだけでなく、祈願グッズやグルメもあります。その一部をご紹介。
まず、目に飛び込んできたのがこちら。「当たっ、樽」wwww
※ちゃんと許可を得て撮影しています。
宝くじと一緒に購入したのは、こちら。
【当たりソーダ】大300円。(小は200円)と宝くじを入れる袋【宝当さん】700円。
当たりソーダは、地元飲料メーカーと開発したオリジナルソーダ。当たる!と言い切らない所が人の心を掴み、島に来た方が飲まれているご島地飲料だそうです。名前もそうですが、ビンに書いてある言葉がなんとも......
「飲み干しタカラ九時。おお!」
謎!!!
ツッコミどころ満載ですが、味はおいしかったです。
【島お越しの願いが叶った袋:宝当袋 1500円】
宝くじ・スクラッチから、好きな人の写真・受験票などいろいろと成就させたい事に関する物を入れるとご利益があると話題の巾着袋。なんと、制作に携わった方々の中から宝くじの一等に当選。全国からもご利益の声が届いているそうです。
【サバ~サンド 400円】
店主の野田さんが島に来てくれた方に、何か島らしい食べ物をと日々考えている時「サーマージャンボが サバ〜サンドに、参道がサンドに聞こえ、これだ!」と思いつき、唐津のシェフと共同開発したというサバ~サンド。 新鮮なサバを白ワインに漬け込む事でサバ特有の匂いを消し、オリジナルのタルタルソースには地元の素材を使っているそうです。
観光客にも参道を散歩しながら食べられる島の新名物。残念ながら、食べることはできませんでしたが、次回は食べてみたい!
あ、そうそう。サバ~サンドを買うと......
【サバ〜サンドCD】
ダジャラーソングパフォーマー「のざきたかふみ」さんが歌う「食べたい高島! サバ〜サンド」CDをプレゼントしてくれます。(※数に限りがあります)
聞けば、サバ〜サンドが2倍、3倍美味しくなる不思議なCDだということ。
なんともニッチで手の込んだおまけ。興味がある方は、ぜひ聴いてみてください!
色々なグッズやグルメを宝くじと共に販売している「宝当乃館」ですが、こんなものまで!
【宝当GO!】というなんともきわどいネーミーングのレンタカー。料金は1人500円(15分)。
15分?!短かっ!!と思われるかもしれませんが、小さい島なのでこれくらいで十分なんだそうです。
カップルでレンタルしている観光客に聞くと、「めちゃくちゃ楽しい!住みたいレベル!」と楽しそうでした。
情報
宝当乃館
住所:〒847-0027 佐賀県唐津市高島438
営業時間:8:00~17:00
TEL:0955-75-1185
WEB: http://www.saba.houtounoyakata.com/
アクセス:定期船約10分
海上タクシー約5分
(各有料)
4.祈願猫?!
さあ、神社に行こう!としましたが、途中、SNSで話題になっている「拝む猫」がどう考えてもいそうなお店を発見!「宝当大黒屋 野崎酒店」。
宝くじを入れる袋を見せると拝むポーズをする猫ちゃん。この猫に会うために訪れる人が増えているんだそうです。
有名どころでは、風水で有名なDr.コパさんも訪れたことがあるらしい......
なんとスピリチュアルなスポットなんでしょう。
お願いをすると、本当に拝むポーズをしてくれました!!!!
可愛かった~
元祖、高額当選に導いたと言われる猫「福ちゃん」。現在は、その子供たちが験担ぎをしてくれています。(福ちゃん巾着2700円)拝む猫ちゃん達に会いたい方は訪れてみて下さい!
ちなみに、こちらの店主は野田一貴江さん。海上タクシーも運営されていらっしゃるので、定期船を乗り過ごしてしまった方やプライベート感を味わいたい方はぜひ。
情報
宝当大黒屋 野崎酒店
住所:〒847-0027 佐賀県唐津市高島519-7
TEL:0955-73-8114
WEB: https://www.houtou-karatsu.jp/
アクセス:定期船約15分
海上タクシー約10分
(各有料)
海上タクシー七福神
乗客定員12名
携帯:080-5218-8114
5.祈願するならまず先に塩屋神社から
まずはやっぱり、宝当神社でしょう!と思っていましたが!!
と、その前に......
島の英雄野崎隠岐守綱吉が建設したという「塩屋神社」(山王宮)にお参りしていくといい!らしいと聞いたのでそちらから。
鳥居の奥に見えるコンクリート製の社殿!珍しい!!!!
社殿の傍らには案内看板には野崎隠岐守綱吉が建設したと確かに記されていました。
ちょっと登ったかいがあり、眺めも良かったです。
情報
「塩屋神社」(山王宮)
住所:〒847-0027 佐賀県唐津市高島881−2
アクセス:高島港から徒歩約15分
6.いわずと知れた宝当神社
ついに来ました!宝当神社。先に、説明をしましたので、宝当神社については割愛します。
しっかり祈願して「当たりますように......」
表参道と裏参道があるので、ぜひ一周してみてください。
お守りや御朱印もあるので、祈願したい方はこちらの宝当神社にてどうぞ!
情報
「宝当神社」
住所:〒847-0027 佐賀県唐津市高島523
アクセス:高島港から徒歩約10分
7.プライベート感を味わえるビーチはここ!
神社を参拝して、島を散策しようとブラブラしていると......
最初に紹介した「宝当お休み処」の先で、素敵な壁画が出迎えてくれました。
そこを抜けていくと青く透明なビーチが広がっていたんです。
海の奥には唐津市内が見え、船が行きかう様子をみることができます。
ちょっとした公園もありますが、人も多くないのでトンビの声が響き渡るほど静か。
贅沢にプライベート感を味わいながら心地よい時間を過ごすことができました。
情報
ビーチ
住所:〒847-0027 佐賀県唐津市高島
アクセス:高島港から徒歩約8分
8.最後にいっぷくして〆!
ビーチで遊んだ後、帰り道に喫茶店がありました。
最後に定期船が出るまでに時間があったので立ち寄ることに。
外のテラスで飲むココアは格別でした。
喫茶の他にスパゲッティナポリタンやエビピラフなど軽食もあるそうです。
「宝当喫茶風海光」は今年で12年目。気さくなママは島民ではなく、唐津市内から船で通っている方。そんなママにはポリシーがあって、雨が降ったり、寒かったりしたときはなるべくお店を開けるようにしているということ。
なぜかというと「天気がいい日や暖かいときは、お客さんは散策できるけれど、雪や雨の時は休むところがないでしょう?」と一言。
島に1軒しかない喫茶店ならではの意気込みがさすがでした。
情報
宝当喫茶風海光
住所:〒847-0027 佐賀県唐津市高島612
TEL:0955-75-1015
WEB: https://tabelog.com/saga/A4102/A410201/41002337/
アクセス:高島港から徒歩約1分
まとめ
宝くじで有名な高島ですが、宝当神社だけでなく、青い海に新鮮な魚介。そして、あたたかい島民の方々。小さい島ではありますが、自然と食とレジャーが十分にあるまさに宝の島でした。
ここで紹介した場所はすべて1日で周ることができます。(定期船は唐津発11:45で行って高島を17:00に出る便を利用しました。)
楽しみ方は人それぞれですが、散策コースを参考に佐賀の離島の一つ高島にぜひ、足を運んでみて下さい。
次回は、島旅でわかった「高島の都市伝説」についてレポートします。どうぞ、お楽しみに!
model: misato kage
EDITORS SAGA 編集部 中村美由希