佐賀に昔なつかしの学校給食パンが買えるお店があるんです。オーナーの福田壮一さんがつくり上げたのはなんと、世界初の水素水食パンでした。水素水食パンとはいったい...?
幸せの香りが鼻をくすぐるなないろぱんや
佐賀市北川副町に絵本に出てきそうなかわいらしいパン屋さんがあります。こちらが今回おじゃまさせていただいた「なないろぱんや」さんです。大きな窓をのぞくとおいしそうなパンがズラリ。お店に入る前からとってもいいにおいがしてきます。
なないろぱんやを営むのは、1966年に創業され今年で52年目を迎える福田製パンです。店主の福田壮一さんは2代目で、先代から代替わりをした後、もともと工場があった場所になないろぱんやの店舗を建てたそうです。お店に入ってすぐ目についたメッセージがとても素敵でした。
昔なつかし思い出の学校給食パンをもう一度
カウンター横にふと目を向けると、なんとまあ懐かしさを感じる学校の机にコッペパンが、これまた懐かしいイチゴジャムと一緒に並んでいました。
福田製パンでは近隣にある小中学校の学校給食で出されるパンや、購買で売られているパンもつくられています。毎日5000個以上のパンを焼くので大忙しです。
学校給食パンもなないろぱんやで販売しているので、子供がいつも給食で食べているパンを大人も食べることができます。
給食のパンで一番楽しみだったのはやっぱり揚げパンではないでしょうか。みんな大好き、誰でも知ってる揚げパンですが、実は年代ごとに味の種類が変わってきていて、シュガー世代、きなこ世代、ココア世代に分けられるようです。
取材陣の中でも「ココア味があることを知らなかった」という声がでました。家族で食べながら「何世代~?」と話すのもまた楽しいのでオススメです。昔なつかしのパンをもういちど食べてみませんか。
学校給食パン以外にも、おいしそうで見た目もかわいらしいパンが店頭にたくさん並んでいました。玉ねぎ食パンや佐賀海苔食パンなど佐賀の食材を使用した変わり種パンもあり、毎日楽しめます。
佐賀海苔食パンは土曜日限定で店頭販売しています。早々に売り切れてしまうこともあるので、ご予約されたほうがいいかもしれません。
イチオシの水素水食パンをぜひお試しあれ!
数あるパンの中でも店主イチオシなのが「水素水食パン」です。
水素水食パンとは、パンづくりに欠かせない水を水素水に変えてつくられたパンのことで、通常のパンは時間がたつと水分が抜けて硬くなってしまいますが、水素水食パンは時間がたってもやわらかいんです。
店主でパン職人の福田壮一さんが水素水と出会ったのは、実は偶然によるもの。知り合いから水素水をすすめられ、半信半疑ながら試しにつくってみたそうです。
職人としての経験を頼りに生地に水素水を加えていくものの、いつまでたってもいつものやわらかさにならない。「おかしいな」と思いつつさらに水素水を加え続けると、なんと通常より7%も多く水分を含んだとか。この、生地に含まれる水分量の多さが、時間がたってもやわらかいパンの秘密なのです。
実はこの水素水食パン、ただ水素水を使ってつくられただけではなく、原材料にも相当なこだわりがあるようです。国産さとうきび100%の「花見糖」、沖縄の塩「シママース」、カルピス製造技術でつくられた高品質「カルピスバター」など、店主がこだわった厳選素材のみを使用した「最高級」の水素水食パンなのです。
厳選素材にこだわっているだけあって、食べてみるとふんわり優しい素材の甘みがあります。オススメの食べ方は、こんがり焼いたパンにバターをのせてシンプルに!
トースターで焼くことで外はカリッと中はしっとりもちもちのパンが楽しめます。素材の味がもう一級品ですから、バターだけで幸せになれます(笑)
さいごに
「なないろぱんや」は昔なつかし学校給食パンと世界初の最高級水素水食パンのお店でした。
水素水食パンは予約を受けてからつくり、店頭で受け渡しが可能です。また、福田製パンのホームページからも注文できます。たくさんお問い合わせの電話があっているようなので、混み合う場合がありますが、ご了承ください。
店舗情報
この記事は、2018年6月6日の記事です。
※なないろぱんやさんは、閉店しています。
店舗名 | なないろぱんや |
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住所 | 佐賀県佐賀市北川副町大字新郷38-5 |
営業時間 | 11:00~17:30 |
定休日 | 土・日・祝日 |
駐車場 | 10台分完備 |
公式サイト | http://www.fukuta-seipan.com/ |
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EDITORSSAGA編集部 中島ちひろ