【日本の中の日本?!】韓国からみた佐賀県はこうだ !|『일본이 숨겨둔 일본, 사가』

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【日本の中の日本?!】韓国からみた佐賀県はこうだ !|『일본이 숨겨둔 일본, 사가』

最近、街中で韓国の方を見かけることが多くなったと感じる人はどれくらいいるだろうか?
日本政府観光局によれば、2017年、日本を訪れた韓国人客数は過去最多の714万200人(推計値)だったという。

現在、佐賀と韓国(ソウル)をつないでいるのはt'way航空のみ。
YouTubeで37万回以上再生され、密かに話題となっているのが、韓国制作チームがつくったt'way航空(佐賀便)のプロモーション動画だ。

「韓国から見た佐賀」とは?

【動画】

【撮影地】

・唐津城
・河太郎(呼子のイカ)
・嘉瀬川(バルーン)
・伊万里大川内山
・唐津市エルアン幼稚園(鯉のぼり)
・祐徳稲荷神社
・武雄神社
・中央タクシー
・恵水産(佐賀牛/居酒屋風景)
・鰐(わに)神社(神埼市)
・嬉野温泉(椎葉山荘)

観光スポットもそうだが、「SAGA」と繰り返されるリズムがワクワクさせる。
今回、縁あって韓国から来た制作チームと交流することができ、監督にもインタビューをさせていただいたので紹介したい。

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リー・ミング監督(ソウル出身)

●佐賀訪問は初めてと聞きましたが、佐賀に実際に来てみてどうでしたか?

佐賀に着て、今日で3日目。椎葉山荘、祐徳稲荷神社、唐津城を撮影してきました。正直、ネットで調べて有名なところを回った感じなのですが、個人的に静かで平和的なこの穏やかな雰囲気がすごく好きで観光スポットに行く度に満足していました。

普通だったら東京とかに行くんですが、仕事で佐賀県に来れてよかったですね。

●佐賀で印象的な食べ物はありましたか?

佐賀牛が一番かな。イカの生き作りも美味しかったですね。

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●佐賀牛が美味しいと言っていただいたのですが、韓国にも同じ牛を使うプルコギという肉料理がありますよね?調理法の違いもあると思いますが、美味しさの違いなど、あれば教えていただけますか?

佐賀牛を食べて思ったのが、加工とかせず、もっと言うとタレとかも無しにその肉そのものを焼いて食べるだけで美味しかったんですね。韓国の場合は、タレなどを混ぜて漬け込んで料理をするのが一般的なんです。そういう違いがあると感じました。また、"佐賀牛が牛そのものを生かす"というところが佐賀県とすごく似てるところだなと......
加工されていないその味が、加工されていない佐賀県という感じでナチュラルでいいですよね。

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●ナチュラル!そんな風に見ていただいたんですね。なんだが佐賀県民として嬉しいです。

t'wey空港のプロモーションとして、「日本の中の日本」というコンセプトで映像を作っています。
食べものも美味しいし、観光スポットもいいんですが、私が見て感じたのは、みなさんが普段生活している何気ない風景が穏やかでいいと思いました。

映像を撮る職というのもありますが、普通に歩いていて、どこを撮っても収めておきたいと思える景色ばかりです。

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日本に行くとなると、普通だったら東京とかになるのですが、実は「日本の中の日本」とは、こういう佐賀県という宝物のような場所があるということを映像を通して韓国人に伝えたいと思います。

●監督自身は佐賀県にまた来たいと思いますか?

今回、初めてだったんですが、静かで雰囲気がよく、県民の方々もとても協力的で嬉しかったです。特に佐賀県が好きなのは、誰よりも僕が先に佐賀県を見つけたという感覚があるのでそれも嬉しい理由の一つですね。

もちろん友達にも勧めたいし、次回は家族と一緒に来たいかな。

また、プライベートで一人でも来たいと思いました。静かで平和なので一人で来ると考えも研ぎ澄まされて、気分良く旅行できるのがいいと思います。

特に、空港から椎葉山荘に行くまでの過程で見えた風景が気持ちよく、よかったですね。
バルーンフェスタの時にもぜひ来てみたいです。

●最後に、韓国の方にとって佐賀が日本の新たな観光スポットになり得ると思われますか?

今まで、あまり知られていなかったため、今はそこまで多くないと思いますが、知ってしまったら佐賀県には絶対来ると思います

●ありがとうございます。

キム・チョンフン総監督(THE HAPPYプロダクション CEO)

キム監督は、CMのプロデュースを行った、いわばプロジェクトの総監督だ。
CMの発案を考えたのも彼だが、制作会社THE HAPPYプロダクションの統括もされている。

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佐賀でインタビューすることができなかったので、ソウルに会いに行ってきた。
CMの構想や放送後の反響はどうだったのだろうか?

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●今回のプロモーション動画のコンセプトは「日本の中の日本」と聞きましたが、東京やその他にも日本に行かれたことがあるキム監督にとって具体的にどういったところが日本の中の日本と感じられたか教えていただけますか?

「SAGA」という言葉が新しい感覚なので、韓国人の人が聞いたら、「日本に新たな場所があるんだな」と感じるはずだと思いました。それが、「SAGA」という言葉を大々的に使おうと考えたのも理由の一つです。
「日本の中の日本」は、いわゆる新しい日本=SAGAということ。韓国語で、「SAGA」というと同じ響きの言葉で、「これ買いなさい」という意味があります。「SAGA」=「4丁目」という意味もあるんですね。なので、韓国の人にとって耳なじみがよく、すんなり受け入れられると思いました。

●映像である「SAGA」が連続して繰り返される音がありますが、テンポよく楽しい感じが伝わりました。この方法にした意図があれば教えてください。

t'way航空がLCCということもあるので、ターゲットは若者。なので、個人旅行をするような若い人々に向けて、できるだけ早いカットでポップな雰囲気にしました。
どんな時にアイディアが浮かんだのかというと、実は、パチンコ屋に行ったときにビートが頭に残っていてそれで思いついたんだけどね(笑)
あとは、日本のサッポロビールというのがありますよね?そのCMで似たリズムがあったんですけど、それも覚えていていいなと思っていたんです。

●サッポロビールご存知なんですね!

はい。日本のCMはよく見ますよ。

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●佐賀を回ってキム監督が印象的に感じた(好きだなと思った)場所はどこでしたか?

私はロケハンで佐賀に2回ほど行きましたが、静けさと親切な人々がとても印象的でした。
他の国でのプロジェクトも企画したことがありますが、必ず何かトラブルがおきるんですね。でも、今回のプロジェクトでは全体的にそれがなかった。
佐賀でのコーディネーターも含め、街の方もみんな親切でプロジェクトを進めていて楽しかったです。

●t'wey航空のPVを作って現在YouTubeで37万回再生されていますが、実際の韓国での反響はどうですか?

今はそこまで、TVでは放映されていないので、影響がどれくらいかは定かではありませんが、見てくれた人は「佐賀に行ってみたい」と言ってくれています。(現段階で2か月)全体で6カ月流れるので、これからまた影響はあるかもしれません。
t'wey航空のクライアントも満足してくれていますよ。

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●最後に、韓国人にとって佐賀は人気のスポットとなり得るでしょうか?

なり得ると思います。
特に、祐徳稲荷神社や温泉が韓国人は本当に好きなはず。
ラーメンや佐賀牛(焼肉)なんかも美味しいので、食をもっとプロモーションすればさらに人気になるような気がします。
また、佐賀はストレスがない。例えば、祐徳稲荷神社から嬉野温泉に行く際も、渋滞がないし、東京と違って電車の乗り換えに追われることもないのですごくいいと感じました。

今度はプライベートで、妻と10月頃佐賀に行きたいと思っています。

●ありがとうございました。

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まとめ

ソウルと言えば、日本ではいわゆる東京。そんな都会の映像プロダクションの方々とお会いし、話を聞く中で驚いたことは、想像以上に皆さんが佐賀に対して好印象を抱いていることだった。
田舎の佐賀がまた来たい日本の都市としてあげられること。もちろん、仕事として来ているということもあるだろうが、「新しい日本を発見した」と海外の方に言ってもらえるのは、とても誇らしいことだと感じる。しかも、ナチュラルな佐賀。ありのままの佐賀が受け入れられたことが意外だった。

監督の他、撮影クルーの方々と話す中で、佐賀の居心地の良さを伝えてくれる場面もあり、以降プライベートで佐賀に再訪問してくれたという裏話もある。

佐賀を編集するWEBマガジンとして、取材をしたが、逆に私たちが「そのままの佐賀」の良さを再確認する機会となった

もしかすると、当たり前かのように佐賀にあるものが、彼らがいう『日本の中の日本』なのかもしれない。


EDITORS SAGA編集部 中村美由希

協力:Dong Hun Lee(通訳)
   保利一誠(コーディネーター)

EDITORS SAGA 編集部

編集部

今までなかなか紹介されていないような佐賀の隠れた魅力や新しい情報をお届けするべく日々、奮闘中!...

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