佐賀市の最北にある富士町の温泉街、古湯・熊の川の温泉は約38度というぬるめの温度とぬるぬるとした肌ざわりのいい泉質から「ぬる湯」として有名です。そんな古湯・熊の川温泉郷で「はしご酒」イベントが行われます!
目次
旅館のおいしい料理と一緒に佐賀の銘酒を楽しめる
はしご酒の楽しみ方
佐賀の銘酒を取り揃えました!
知っておきたいお酒に関する豆知識
無料シャトルバスが運行します!
イベント情報
旅館のおいしい料理と一緒に佐賀の銘酒を楽しめる
はしご酒といえば居酒屋でおこなわれるイメージがあると思いますが、今回のはしご酒イベントはなんと旅館を飲み歩きます!普通のはしご酒イベントとはちがってまず旅館のおいしい料理が楽しめる!佐賀の銘酒はもちろん取り揃えてありますし、おまけに温泉入浴券までついてくるという温泉街ならではのはしご酒イベントになっています。
はしご酒の楽しみ方
古湯・熊の川温泉郷はしご酒イベントを満喫できる楽しみ方は簡単4ステップ。友達や家族と一緒にゆったりのんびりはしご酒を楽しんでみませんか?
1.チケットを購入!
おちょこ引換券と4枚つづりのはしご酒引換券、温泉入浴券がセットになってもりもりの盛りだくさんなチケットです!佐賀駅バスセンターや佐賀駅の観光案内所、各旅館にて販売されています。前売り券が3000円で当日券は3500円なので前売り券のほうが断然お得ですよ。
2.14店舗の中から気になるお店を4店セレクト!
チケット購入者にはオリジナルおちょこがプレゼントされます。そのおちょこを各旅館へ持って行き、お酒を楽しむことができます。まずはシャトルバス停留所または本部に行って「おちょこ引換券」をおちょこと交換しましょう。
チラシ裏面に記載されている14店舗の参加旅館のなかから4つをセレクトします。飲みたいお酒で選んでもよし、食べたい料理で選んでもよし。あなたの気になる旅館はどこですか?
3.お酒を2杯選んで料理と一緒に楽しむ‼
それぞれの旅館が腕を振るって作ったおいしい料理と一緒に佐賀の銘酒をとことん楽しみましょう!はしご酒引換券1枚で各旅館に用意されている3種類のお酒からおちょこ2杯のお酒を楽しめます。1種類を2杯でも2種類を1杯ずつでもOK!
4.温泉に入ってゆったりまったり
チケットの一番上についている入浴券でお好きな旅館の温泉に入ることができます。お酒と料理でおなかが満たされたら温泉に浸かってまったり過ごしましょう。また、使いきれず余ってしまったチケットは指定のお店で1枚600円の金券としても使えます。物足りない!という人はチケット追加でもう一周してみてはいかがでしょうか?(チケットを金券としてご利用される際に、チケットでは購入できない商品もございます。)
佐賀の銘酒を取り揃えました!
お酒は好きだけれど日本酒ってちょっとハードルが高い...なんて思ってる方はこの機会にぜひチャレンジしてみましょう!はしご酒イベントでは佐賀県内の21の酒蔵からそれぞれイチオシのお酒が出されていていろいろなお酒を呑み比べるチャンスです。まずは佐賀の日本酒を知ることから始めてみませんか?佐賀県を代表するいくつかの酒蔵へ取材に行くと、みなさんそれぞれに「私のお酒自慢」を聞かせてくださいました。
五町田酒造
五町田酒造さんからはしご酒イベントに出されるお酒は「東一山田錦純米酒」と「東一山田錦純米酒生」の2種類。生酒とは火入れ(低温加熱殺菌処理)をおこなわないお酒のことで、搾りたての時は香りがとてもよく、熟成されていくにつれて味がのっていくそうです。おすすめは5か月以上熟成させた時期、ちょうどはしご酒が行われる頃の生酒は格別ですのでぜひお試しください!
五町田酒造は創業97年の伝統と歴史ある酒蔵で、佐賀の人々に誇りに思ってもらえるお酒を醸すことを大事にされています。伝統を受け継いだ職人がつくるクラシカルな雰囲気のお酒で「東洋で一番のお酒」と命名されたのが「東一」です。炊き立てご飯のようなお米の旨味がよく感じられ、熱燗で呑むとおいしく、肉料理などが合うお酒になっています。
天山酒造
小城市小城町岩蔵に位置する天山酒造からは「天山純米吟醸」「岩の蔵純米吟醸」「岩の蔵純米吟醸無濾過生」の3種類が楽しめます。天山酒造のメインブランド「純天山」は天山酒造のためにつくられた自家製酒米でつくられていて、旨味と酸味のバランスがいいお酒です。なんと全日空国際線のファーストクラスとビジネスクラスの機内酒に採用されていて、2019年5月まで空の上でも楽しむことができるそうですよ。
天山酒造が位置する小城市小城町岩蔵の地名と創業時に譲り受けた酒蔵の屋号から名前をとった「岩の蔵」は九州内でしか販売されていない地域限定のお酒です。2月発売のフレッシュな味わい「岩の蔵純米吟醸無濾過生」は赤鶏の薄切り肉を使用したカルパッチョと一緒にさっぱり感を楽しめます!「純米吟醸」は岩の蔵シリーズで一番人気があり、味がわかりやすく飲みやすいため若い人や女性にもおすすめです。
富久千代酒造
今年で20周年を迎える「鍋島」ブランドは酒屋さんでしか取り扱いのない限定流通のお酒。酒蔵の富久千代酒造には若い職人さんも多く、先進的な感覚で伝統とモダンさをミックスしたテイストが特徴のお酒で若者に人気があります。ラインナップが多いのでお好みのお酒を見つける楽しみもありますが、今回のはしご酒で出るのは「鍋島特別純米」「鍋島純米吟醸」の2つです。
五百万石という品種のお米を使用した「鍋島純米吟醸」はソフトな味わいに香りがきれいに立つ華やかだけれどもお料理の邪魔をしないお酒。食中酒としていろいろな料理店から重宝されている「鍋島特別純米」はシャープでキレが良く、ガス感を愉しむことができるお酒です。みつせ鶏八方鍋と一緒にいかがでしょうか?
知っておきたいお酒に関する豆知識
佐賀はきれいな水と質のいいお米がそろっているので、おいしいお酒が多いといわれています。総じて佐賀の人々の口に合う濃潤甘口のものが多いそうです。(お醤油などもあまくちですよね!)ところでみなさん、日本酒はひとつの銘柄をとっても純米酒、吟醸酒、大吟醸酒などさまざまな種類がありますがそれぞれどんな違いがあるのか知っていますか?佐賀のお酒をとことん楽しむためにも、ここで少しお酒に詳しくなっておきましょう!
まず純米酒とは、米・麹・水だけでつくられた日本酒のことです。その純米酒に醸造アルコールを加えて味や風味の調整を行ったものが本醸造酒といわれるお酒になります。
お酒にはお米の中心部にある「心白(しんぱく)」を使うのでお米の外側を削る必要があり、その削った後の残った割合を精米歩合と言います。その精米歩合によってさらに細かくお酒は種類が分かれます。
お米の外側を40%以上削り、残った心白が60%以下のものでつくられたお酒は「吟醸酒」に分類されます。吟醸造りとは吟味して醸造することで、日本酒特有の香りである「吟醸香」が高いお酒になるそうです。さらに外側を50%以上削ったお米を使用してつくられたお酒は「大吟醸」と分類されます。お米を削れば削るほどすっきりと飲みやすく、逆にあまり削らないお米で作られたお酒はお米の旨味が際立つお酒になるそうです。
はしご酒イベントではたくさんの種類のお酒が取り揃えられています。それぞれの違いを飲み比べてみてくださいね!
無料シャトルバスが運行します!
当日は佐賀駅から無料シャトルバスが運行します。今年はお客様からのご要望が多かった大和支所にも停留所を設けました。お酒を呑んだら車の運転は絶対にせず、ルールを守って楽しんでくださいね。旅館の美味しい料理と佐賀のおいしいお酒、古湯・熊の川の気持ちのいい温泉をぜひ堪能してください。
シャトルバス時刻表
イベント情報
古湯・熊の川温泉郷はしご酒
日程:平成31年2月24日(日)11:30~20:00
場所:佐賀市富士町古湯・熊の川温泉街
チケット:1冊4枚綴り+入浴券1枚+おちょこ引換券 3,000円(前売り) 3,500円(当日)
チケットの販売:佐賀駅バスセンター、佐賀駅観光案内所ほか(詳細はチラシをご確認ください。)
EDITORS SAGA編集部 中島ちひろ