【さがすたいるムービーできました!】"やさしさのカタチ"増えてます。[PR]

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みんなが安心して暮らしていけるまちづくりを目指し立ち上がったWEBサイト。"さがすたいる"を知っていますか?

ユニバーサルデザインという言葉はよく聞くようになったけれど、実際、障がいをもっている方やお年寄りの方、子ども連れの方が外出するにはまだまだ不安や不自由さを感じることもあるはず。

飲食店をはじめ、スーパーや薬局、図書館や美容室など生活していく上で必要な佐賀県内のお店のユニバーサルデザイン情報を発信している"さがすたいる"では、現在約700件のお店が掲載されています。

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まちの中にある、様々な人にやさしいお店ってどんなものなのでしょうか?
今回公開された"さがすたいるムービー"を拝見しながら、○○な障がい者の会の内田勝也さんと県庁職員の安冨喬博さんにお話しを伺いました。

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内田 勝也(うちだ かつや)さん

車いす利用者という目線で佐賀市をよりよくしたいという想いのもと平成25年6月に「○○な障がい者の会」を設立(現在、身体、精神、発達などの障がいを持ったメンバー12人で運営)。さがすたいるリポーターとしても活躍中! 「誰もが暮らしやすい佐賀を作ろう」をスローガンに障がい当事者目線での情報を発信している。 毎週月曜の夜7時~8時(番組:エイブルオンラジオ)えびすFMでメインパーソナリィを務める。

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安冨 喬博(やすとみ たかひろ)さん

佐賀県県民協働課ユニバーサル社会推進担当。2017年より現職。「さがすたいる」の立ち上げから関わる。 県内各地をまわり、当事者をはじめ様々な人たちから意見を聞き、誰もが暮らしやすいまちをつくるためのヒントを探っている。 県内にあるやさしさのカタチをたくさんの人に届けたいと"さがすたいるムービー"の制作にも携わる。

【さがすたいるムービー】↓↓

【"さがすたいる"が大事にしているやさしさのカタチ】

このムービーを制作しようと思った理由を教えていただけますか?

[安冨さん]
2018年の3月にWEBサイトを立ち上げ、ようやく丸一年経ちました。「さがすたいる」自体私たちが新しく作った言葉というのもありますし、意味合いを端的に表すというのがなかなか難しかったんです。直接お会いして説明するとわかっていただけるんですが、間接的に不特定多数の方へ向けて発信するのに頭を悩ませていて......
「"さがすたいる"ってこんなことをやろうとしているんだな」というイメージを持ってもらうためにムービーという方法は伝わりやすいのではないかと考えたんです。

"さがすたいる"は「さがらしいやさしさのカタチ」を紹介していくというのが元となっています。でも「やさしさのカタチ」って何?と聞かれたときに設備というハード面も大事なんですが、私たちが一番大切にしたいのは、ソフト面。いわゆる人と人とのコミュニケーションです。当事者が不安に感じていることや困りごとを誰とでも気軽に話せる環境がもう少し当たり前にならないかなという考えがベースになっています。

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内田さんも出演されてますね。出演されている方は、みなさん県内の方なのですか?

[安冨さん]
はい。ムービーに出てくるそれぞれのストーリーは、お店の方が実践されているやさしさのカタチです。当事者の方から聞いた実際のエピソードが元になっていて、すべてノンフィクション。出演者も皆さん俳優でも女優でもなく、そのお店の方だったり、エピソードを話してくれた当事者本人だったりとリアルにいらっしゃる方々です。エピソードをビジュアル化するのに県民の皆さんに協力していただきました。

内田さんが出演された、きみどりバーガーさんは、本当にびっくりしたんですよ。お店に入る前に結構な段差もあるし、入り口までが斜面になってて......
正直こんなところ行けるの?という思いでした。

[内田さん]
そう!めっちゃデンジャラス

[安冨さん]
私が、最初伺った時に車いすを二人がかりで一緒に持ち上げようと思ったんです。そしたら、店長さんが「僕一人で大丈夫ですよ!」と言われて。「え?」と思う間に後ろ向きでグーッとあげられて。
「あれ凄かったですよね!」

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【佐賀市「きみどりバーガー」さんでの撮影シーン】

[内田さん]
「あがりますよ」と最初に声かけをしてくださって、慣れてらっしゃるのが分かったので安心して任せられましたね。

[安冨さん]
そう。お店の方は「うちは車いすの方も大丈夫ですよ」と当たり前に言われていて。設備的なバリアを"やさしさ"でフリーにしているところがすごくいいなと思って。こういういくつかの「やさしさのカタチ」(事例)を紹介していくのが「さがすたいる」だよ。そういう取り組みなんだなというのを知ってもらえるようにしたかったんですね。

なるほど!スロープなどの設備がなくても店員さんの意識でカバーできるんですね!
ムービーには、他にもシーンがあって、車いすの方がスーパーで買い物しているときに届かないところのリンゴを代わりにとってあげる場面とか、ステーキ屋さんで体にマヒのある女の子が食事をするときに、お肉を 代わりに切ってあげるとか、専門的に知識がなくてもちょっとした心がけでできるようなことが結構あるなと感じたのですが、その場面を切り取ろうと思った理由はありますか?

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[安冨さん]
内田さんが出演された、きみどりバーガーさんの行動も実は何度かやれば技術的に難しくはなくて、私でもできることなんですね。
実際、お店に伺った時には、車いすを持ち上げるという事しか頭になかった私ですが、後ろから引き上げるという発想が目からうろこだったんです。もちろん、いきなりやるというのはハードルが高いかもしれないと思うので、全体的に、普段お店で当たり前にやっている事やちょっと視点を変えればみんなできるようなサポートを集めた映像にしているつもりです。
テクニカルに専門性がないとできないことではなくて。店員さん含め、みんながちょっと当事者側に寄り添えばできること。
逆にこんな店員さんがいるんだ!というのが分かれば、当事者の方も「また来てみたいな」と思えると思うんです。

[内田さん]
そうですね。行ってみたいとなります。

[安冨さん]
ムービー自体に"やさしさのカタチ"という「さがすたいる」の本質的なものを込めたものになるので、みていただければ何かしら感じていただけるのではないか?と思います。

【さがすたいるリポーターをしてみて気づかされたこと】

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[内田さん]
さがすたいるリポーターの活動として当事者の想いを伝えるという視点で買い物や食事をしにお店に行くことがあるのですが、そこでも"やさしさのカタチ"ってあるんです。
例えば、スーパーでパックに入ったお肉やお魚が並んでますよね?目線の高さから届かない位置に商品がり、お店の方に言って、取ってもらった時

普通だったら1パック取ってもらえれば目的は達成されるのですが、お店の方が手にのるだけのお肉をとってくれて「どれになさいますか?」と声をかけてくれたんです。
お肉ひとつとっても、皆さんが買い物をするときは、自然と心の中で「どれにしようかな?」と質や量、新鮮さなんかをみて選んでいると思うんです。
それと同じように選択できるようサポートをしてくださったというところに"やさしさ"を感じましたね。

私も、さがすたいるリポーター をしたことでその"やさしさのカタチ"に気付けて。うれしかったです。

[安冨さん]
内田さんたちとスーパーに一緒に行って、「『選ばせてくれる』というのがうれしいんですよね」という言葉を聞いたときにハッとしました。「ああ、あっちのお肉の方が色がキレイだな......」とかあるじゃないですか?正直。

「あっちが新鮮そう......」みたいなね。(笑)

[内田さん]
そうそう(笑)

[安冨]
私たちはそれで、何気なく選んでますが、それこそお惣菜なんかも奥にある方が実は新しいんじゃないか?とかね。あえて奥から取ることもあるじゃないですか?

あるある!(笑)

[安冨さん]
でも、内田さんたちは、取ってもらうだけでもありがたいから、自分から「あれを取ってください」と言いにくいんですよね。でも、店員さんから「どれにしましょうか?」って一言いってもらえるだけでホッとするというか。

これって、お店の人だけじゃなくて、私たちも実践できるなと思ったんです。そういう想いを知っていれば、例えば、スーパーにいって時間帯によっては周りに店員さんがいなかった場合に困っていそうな方を見かけた時、行動できますよね。
「なんか取りましょうか?どれにします?」ってね。

知らないだけで、分かっていれば私たちも実践できる場面っていっぱいあるんです。

[内田さん]
今回のムービーは、意外とサポートの仕方って、「誰でもできるんだ」「こういうことがありがたいんだ」というのを県民の皆さんに知ってもらうきっかけになるように感じました。

結構夕方のスーパーってレジが混んでて、お店の方に声かけづらいことって多々あって、通りがかる方に あれ取ってもらえますか?と声をかけることがあるんです。
大体、若い女性に声かけますが。(笑)

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[安冨さん]
内田さんならやりかねない!(笑)
最初は戸惑われますが、大抵の方は取ってもらえますよね。もちろんテクニックがないとできないサポートもありますが、テクニックはそんなに重要じゃないわけで。店員さんをはじめ、私たち一人一人もちょっとした意識を持っていれば、もっと暮らしやすいまちになるのではと思います。

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なんてったって、ムービーの内田さんのシーン見てくださいよ!
あの笑顔!もちろん名演技なんですけど、こんな笑顔が増えるといいですね。

【夜のお店の対応が"さがすたいる"のきっかけ】

「みんなが笑顔になれる心のバリアフリーが当たり前。そんな佐賀を目指して、さがすたいるではこれからもまちに広がるやさしさのカタチを紹介していきます」とムービーのナレーションにありますが、この部分が、内田さんが「○○な障がい者の会」を立ち上げられた一つの想いでもあり、さがすたいるが一番伝えたいところなのではないか?と感じましたが、「さがすたいる」を始める時に"やさしさのカタチ"を紹介していこうと思った最初のきっかけは何だったんですか?

[安冨さん]
そうですね。最初は、「当事者の方たちが普段の生活の中でどう思っていらっしゃるか」というのを、まずは知りたいというのがあって、子育て中のママさんや車いすの方、介護現場のスタッフさんなどいろんな方にヒアリングをしていたのですが、一番最初に驚いたのは、普通に"車いすの方が飲み屋街に出歩いている"ということを聞いたときですね。

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「え?」っと思って。その時は、具体的にお店の名前も聞いて結構その場所ってトイレも狭いし、汚いというか......段差もめちゃめちゃあるし。

車いすでお店に行ったらバイトのお兄ちゃんが普通に持ち上げてくれて、席まで案内してくれるし、トイレも便座まで座らせてくれるし。全然不便はないと言っていて。

それを聞いたときに、心の面が実は一番必要なんじゃないか?と思ったんです。
バリアフリーとかユニバーサルデザインというと皆さん、どうしてもハードの面をイメージするんですよね。だけど、本質的にはそこではないのではないか?と思って。

なるほど!ムービーにあった、きみどりバーガーさんの"やさしさのカタチ"と似てますね。

[安冨さん]
じゃあ、そういう"やさしさのカタチ"というものを私たち行政が紹介していくことで、何が必要なのか?何が本当に求められているのか?をもう少し皆さんに伝えていけるのではないか?と思ったのが今思い返してみるとはじまりだったのかもしれません。

夜のお店に行くんだ!というのも正直あったし、案外出歩いているんだね!というところも驚きでした。私たちと同じように飲みにも行くし、買い物行くし、ご飯も食べにいく、よくよく考えたら当たり前のことなんですけどね。じゃあ、県内各地へもっと出歩いてもらいやすくしよう!そう思ったのがさがすたいるのウェブサイトを作ったきっかけにもなっています。

県民の方達の意識を変えるという話にもつながってくると思うのですが、やっていく中で難しさを感じることはなかったですか?

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[内田さん]
暮らしやすいまちといえば、段差があるところにはスロープをつけよう、そもそも段差を無くそうというようなハードの面での改修が今までの一般的な考えのような気がしていて。でもそれって、改修したら終わりというか、次につながっていかないというか。
ハードよりもお店一軒一軒のハートの部分をどのようにしてよりよくしていくかが大事だなと考えています。
もちろん、意識を変えるのは設備を整えるのより簡単ではないです。

でも、まずは、私たち障がい当事者たちがどんどん外に出かけて行こうと。
出かけた時に、人と人とのコミュニケーションの中で、「こういうサポートをしたら利用しやすいんだ」というのを知ってもらえるし。
手探りでもいいから、皆さんの経験値に繋がっていけばと思って活動するようになりましたね。

私を含め障がいのある人にどう接したらいいんだろう?という疑問があられると思うので、決してテクニックがいることではないということを対話を通して伝えていければと思っています。

まだまだ、車いすの方だけとってみても外出先で見かけることって少ないです。
○○な障がい者の会のメンバーだけでなくで、潜在的に外出しにくさを感じている人っておそらくいらっしゃって。そういう方たちにとって、外出の手段なのか?外出先なのか?どんなところがバリアになっているんだろう?というのを私たちも模索している状況です。

手段であれば、ノンステップバス情報をラジオやマップで発信したりしているのですが、出かけた先のバリアフリーはさがすたいるというウェブサイトで伝えていければと活動しているところですね。

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【今後の構想】

[安冨さん]
例えば、障がいというカテゴリーの中で、内田さんは、肢体不自由(車いす)の方になりますが、 車いすのカテゴリーでも障がいの特性によって、病気で車いすになった人もいるし、事故で車いすになった人もいる。脊髄損傷なのか、頚椎損傷なのかというのでも可動域が違ったりと、同じ車いすユーザーでもかなり幅があったりするんです。

その他、視覚、聴覚、精神、知的など様々な障がいがあって、それぞれに不安に感じてらっしゃることって違うんですよね。

障がい者の方たちだけでもそれだけ幅が広いわけで、それ以外にも子育てされている方は子育てされている方なりの不安があったり......介護の領域においてもそうです。
お年寄りの方って当然、高齢化社会が進んでいるので増えています。元気な方は大丈夫かもしれませんが、やっぱり介護が必要なお年寄りの方々って、グループホームなどの施設で一日中過ごされている場合がけっこうあるんです。そういう現場を見ているともったいないなと感じて。
例えば、昼間にさがすたいるで紹介しているカフェなんかにも来てもらって外の空気を感じながら過ごしてもらってもいいと思うんです。

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「こういう"やさしさのカタチ"があるお店があるんだったら外出してみない?」という背中を押すような言葉かけ一つで生活が全然ちがう。

私たちは、お店の"やさしさのカタチ"を発信していくし、当事者側の想いみたいなものも伝えていこうとは思っていますが、実は、周りで介助して支えられている方の意識みたいなものをかえることで変わってくるのではないか?と思っています。

ただ、どこに向けて「さがすたいる」を届けていったらいいのか?というのがまだ明確に見えていないのが現状です。
特別支援学校の方々や就労継続支援事業所と言って障がい者の方たちが社会に出ていくための職業訓練のようなサポートをされている方々がいらっしゃるのですが、そういう方々とも色々お話させていただいています。介護施設や障がい者支援施設など、支援をされている方々に対して、私たち行政が今やっていることを伝えて、どういうニーズがあるのかというところを探っていきたいと思います。

私たちも、需要がないところにアプローチしてもしょうがないので、需要があるところに対して出向いて行ってそこで一緒に誰もが暮らしやすいまちにしていきませんか?と呼びかけていこうと考えているところです。

家族や友達や知り合いで身の回りに、当事者の方たちがいないと、どうしても意識を向けるというのは当然難しいと思うんです。佐賀の魅力を発信するメディアであるEDITORS SAGAの色々な記事を楽しみに読んでいる方にムービーをはじめ、少しでも「さがすたいる」の想いを知っていただけると嬉しいですね。

[内田さん]
障がい者やご高齢の方って健常者の方にとっては特別な存在だと思われるかもしれないですが、今、健常者でも何かの病気や事故にあうこともあって、色々な要因で不自由にな生活になることもあるかもしれない。少しでも自分事としてとらえてもらえれば理解につながるのではと思います。
"さがすたいる"という言葉自体が馴染みがない方がいらっしゃると思うので、今回のムービーを通してたくさんの方に想いを知ってもらえたら嬉しいです。

ありがとうございました。

【まとめ】

ひとりでも多くの人が、これも"さがすたいる"と思うことを見つけて実践すれば、佐賀県は大きく変わるはず。自分ができることってなんだろう?そう考えることが最初の一歩かもしれません。
そして佐賀に広がる"やさしさのカタチ"をみつけたら周りに話してみませんか?

協力:SCOL CAFÉ

さがすたいる

WEB:https://saga-style.jp/

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EDITORS SAGA編集部 中村美由希

EDITORS SAGA 編集部

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今までなかなか紹介されていないような佐賀の隠れた魅力や新しい情報をお届けするべく日々、奮闘中!...

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