佐賀市富士町古湯にある「キッチン10」は温泉旅館「千曲荘」の女将が営むお食事処です。
もともと八百屋だった店舗を「みんなでつくる」をモットーに、地域の人やボランティアの方々に手伝ってもらいながらDIY改装してつくられ、2015年にオープン。今年6月で4周年を迎えました。
富士町産の木材を使用した大きなテーブルや、小学校からもらってきた椅子など、さまざまなところに温かみを感じます。入口の大きな扉はなんと、お寺の扉をもらってきたものなんだとか。人と人のつながりを大事にしている女将の自慢のお店です。
店名「キッチン10」の由来
キッチン10の「10」は「10本の指で、手作りでつくっています」という意味で、食の大切さを語る女将の想いがこめられています。ランチメニューには小鉢などがびっくりするほどたくさんついてきますが、それもすべて手作りでつくられています。
取材中女将が何度も口にした言葉は「ごちそうでなくていい、きちんとした体にいいご飯を食べることが大事。」という言葉でした。地元の無農薬野菜や国産のお肉を使用したキッチン10の料理は素材の味が活かされていて、口にした瞬間「あ、良いものを使ってある」と感じるほど。
こだわりのランチメニューをご紹介!
キッチン10のランチメニューはすべてに富士町のお米を使用したほかほかご飯と具だくさんのお味噌汁に、小鉢がたくさんついてきます。これだけでも普通に定食として成り立ちそうですが、メインのおかずが別皿で運ばれてくるのでびっくり!
おかずは「佐賀鶏のから揚げ」、「肥前さくらポークのサクサクとんかつ」、「季節の焼魚」、「煮込みハンバーグ」、「ほっこりコロッケ」の5種類から選べます。
佐賀鶏のから揚げランチ
佐賀鶏を自家製の醤油麹に漬け込んでやわらかくし、外はカリッと中はジューシーに仕上げた揚げたてのから揚げ。満足感たっぷりの豪快なサイズなのでおなかをペコペコにしていくのがおすすめです!
煮込みハンバーグランチ
2種類のトマト缶を使用し、とろ火でコトコト10分ほど煮込んだハンバーグはほろほろとやわらかく、肉汁のうまみとトマトソースの酸味が溶け合って思わず顔がほころびます。こぶし1つ分ほどの大きさのハンバーグをぺろりと平らげました。
キッチン10の新たな挑戦
自他ともに認める好奇心旺盛な性格の女将は常に新しいことにチャレンジをしています。最近は日本ミツバチの巣箱を設置し、自家製はちみつを採る挑戦をしているそうです。
あんこが大好きな女将曰く「はちみつができたら富士町産の小豆を使ったあんことバターとはちみつをトーストに塗って食べる朝食セットもつくりたい!」
朝食セットができたらぜひまた食べに来てね、とにっこり笑顔でした。
さいごに
古湯温泉に浸かっておなかがすいたら、ぜひキッチン10へ!パワフルな女将が心温まる手作り料理でおもてなしします。
店舗情報
キッチン10
営業時間:11:00~17:00
店休日:不定休
住所:佐賀市富士町大字古湯855
TEL:0952-58-2075
Facebook:https://www.facebook.com/kitchen10furuyu/
EDITORS SAGA編集部 中島ちひろ