【「佐賀日めくりカレンダー2021」制作レポート第1弾】制作現場に潜入。佐賀愛あふれる500点の県民のイラスト・クイズが勢ぞろい! PR

【「佐賀日めくりカレンダー2021」制作レポート第1弾】制作現場に潜入。佐賀愛あふれる500点の県民のイラスト・クイズが勢ぞろい!

こちらの記事にて、ご紹介した「佐賀日めくりカレンダー2021 」イラスト・クイズ公募キャンペーン。

日めくりカレンダーの2021年版に掲載される「イラスト」と「クイズ」を県民のみなさまから募集したところ、なんと500点以上の応募が寄せられました!

佐賀日めくりカレンダーとは?

20200911_h2_02.jpg

県民に佐賀の素晴らしさや郷土のよさを知ってもらいたいと、佐賀県が2018年から制作している「佐賀日めくりカレンダー」。

過去のできごとや豆知識、著名人の格言など、365日全てのページが佐賀にまつわる情報でうめつくされたこのカレンダーは、県内の全ての中学校・高校の教室に設置されています。

20200911_h2_03.jpg

こちらの写真は過去3年分(左から2018年、2019年、2020年)のカレンダーたち。

昨年、2020年版の予約販売を開始したところ、問い合わせも多く寄せられ、反響が大きかったのだそう。

この好評をうけ2021年版は販売部数を増やすことが決定

来年からはより多くの方が「佐賀日めくりカレンダー」を手にすることができるのです。

EDITORS SAGAではそんな大注目の「佐賀日めくりカレンダー」の制作現場に潜入。県民に愛されるカレンダーはどのように作られているのか? 

完成までをレポートしたいと思います!

「佐賀日めくりカレンダー」の制作現場へ潜入! 〜イラスト選定・デザイン編〜

20200911_h2_04.jpg

ここからは現在進行中の「佐賀日めくりカレンダー2021」の制作現場からお伝えします。

2018年からカレンダーを制作している編集・デザイン会社の「TISSUE Inc.」にお邪魔しました。

20200911_h2_05.jpg

たくさんの方から届いた応募用紙を抱える、編集者の篠原さん。

今回の公募でも県内の小中高生や一般の方による力作が勢揃い!

佐賀ならではのモチーフから佐賀の知られざる情報まで、前年を上回る500点以上のイラストとクイズが集まったとのこと。

1. イラスト・クイズを選定

20200911_h2_06.jpg

まず行われたのは、このたくさんの応募作品の中からカレンダーに使用する作品を選ぶこと。

制作チームがイラストやクイズにひとつひとつ目を通し、投票制で公平公正に選定。

特に応募数が多かったイラストは、絵が魅力的かどうかはもちろん、モチーフのバランスやカレンダーにレイアウトしたときの完成図を思い描きながら選んでいきます。

20200911_h2_07.jpg

中にはクスッと笑ってしまうようなおもしろいタイトルも。イラストのモチーフで多かったのは「玉ねぎ」「イチゴ」「ムツゴロウ」だったそう。佐賀を代表する食べ物や生き物は人気のモチーフなので、競争率も高めのようです。

20200911_h2_08.jpg

小学校や児童クラブなどからも多くの作品が集まりました。大胆な構図や細部まで描き込まれたものまで、それぞれ個性豊かで魅力的。みなさんの佐賀愛が伝わってきますね。

20200911_h2_051.jpg篠原さん

たくさんのご応募をいただきありがとうございました。日めくりカレンダーに使用するクイズやイラストはチーム全員でじっくり目を通し厳選しました。どれも力作揃いで迷いましたが、素晴らしいカレンダーができると期待して楽しみに待っていてください!

2. デザイン作業

さて、イラストの選定が終わるとデザイン作業に入ります。

今回採用されたイラストは約150点。まずは応募用紙を全てスキャンして、パソコンに取り込むことから始まります。

20200911_h2_09.jpg

鉛筆で描かれたものやペンで彩色したものなど、さまざまな画材で描かれたイラスト。

デザイナーは1枚1枚を大画面でチェックし、特徴ある線や勢いある筆使いをなるべくそのまま残しつつ、より美しくレイアウトをするためにデータの調整を行います。

20200911_h2_10.jpg

20200911_h2_11.jpg

「作者が描いた線を生かして味を残しつつ、カレンダーにしたときに見やすいように線のコントラストや全体のバランスを調整するのが難しいところです」とデザイナーの片平さん。

通常の日めくりカレンダーは、黒・赤・青など多くても3色刷りが主流ですが、「佐賀日めくりカレンダー」は黒と蛍光5色(ピンク・青緑・黄緑・オレンジ・紫)のリッチなカラーリング。

イラストはカレンダーの薄い紙質により重なると絵柄が透けて読みにくくなってしまうため、2、3日に1枚の割合でレイアウトされます。

20200911_h2_12.jpg

これはカレンダーの日付と5色の色の配置を示した「台割」と呼ばれる表。印刷会社から送られてくる台割を確認しながら365ページ分の作業を進めるのだそう。

20200911_h2_051.jpg篠原さん

カレンダー制作では読み物の部分はもちろん、なんといっても日付の間違いは許されないので何度も入念に確認しています。2021年はオリンピック延期の影響で、制作期間内に祝祭日が確定しないなど、イレギュラーな調整も入ってしまい特に苦労しました。1日でもズレが出てはいけないので、気が抜けません!

20200911_h2_13.jpg

全ての日付を正しく入力したら、カレンダーの日付や文字のバランスを見ながらイラストをレイアウトします。ひとつのモチーフを複数コピーして模様のようにデザインしたり、シンプルな線のイラストにはベタ塗りをしたりと、それぞれのイラストに合わせ工夫を凝らしているそうです。

デザイナーがひとつひとつ丁寧に作業をすることで365日分のページが出来上がるのですね!

全てのレイアウトが完了したあとも、繰り返しデータのチェック。細部までチェックを終えると、データを印刷会社へ送り、印刷工程へ。

データを渡したあともまだまだ作業は続くとのこと。

今後も引き続き「佐賀日めくりカレンダー」が完成するまでレポートをお届けします。次回は「色校正編」。

どうぞお楽しみに!


EDITORS SAGA 編集部

編集部

今までなかなか紹介されていないような佐賀の隠れた魅力や新しい情報をお届けするべく日々、奮闘中!...

このEDITORの他の記事を見る

ページの先頭に戻る