いよいよ今年の開催に向け着々と準備が進んでいるSAGA2024ですが、気になる競技や応援したい選手、チームなどは見つかりましたか。これまで体験したことのあるスポーツだけでなく、普段はなかなか接する機会のないスポーツも佐賀県各地で開催され、多くの県民のみなさんにとってスポーツをより一層身近に感じられる機会になるかと思います。
そんなSAGA2024に、誰でも参加可能な『デモンストレーションスポーツ（デモスポ）』というプログラムがあることをご存じでしょうか。しかも、参加応募もまだ間に合うのだとか。これは参加しない手はありませんね！
早速、"デモスポ"の一つ『皿かぶり競走』を体験してきました。
誰でも参加可能！『デモンストレーションスポーツ』とは
デモンストレーションスポーツとは、性別、国籍、障がいの有無に関係なく、子どもからお年寄りまで県民誰もが気軽に参加することができる国スポのプログラムの一つです。
佐賀県ならではの競技から海外由来のものまで実に様々。全28種目の競技が佐賀県各地で開催されます。
参加申し込みは今からでも間に合うものも多く、申し込み多数の場合は先着順、または抽選によって参加者が決定されます。
公式ホームページはこちら↓
デモンストレーションスポーツに参加しよう！
有田町で開催の『皿かぶり競走』を体験
今回は"デモスポ"の一つ、有田町で開催される皿かぶり競走を体験してきました。
皿かぶり競走は、素焼きの皿を頭に乗せてゴールを目指すレース。焼き物で有名な有田町ならではの競技ですね。
まずは簡単に説明を受けて、お皿を頭に乗せて歩いてみる練習から。
初めは頭の上で皿がゆらゆらとなりながらも、段々とバランスをとりながらゆっくりと歩くことができました。
レース中に皿を落としたとしても、手でキャッチできればその場で再び頭の上にお皿を乗せてレースを再開することができますが、落としてしまうとその場でレース失格です。
実際の競技ではかなり早いペースで走っているとのこと。次はペースを上げてスタートです！
思い切り走り出すと頭から皿がするりと落ちてしまい、その場でパリン！と割れてしまいました。
しかしこれも皿かぶり競走のご愛嬌。割れたときの音は、出来上がったお皿とは違い、素焼きの皿ならではの軽い音で、なんだか爽快な気持ちになりました。
本番でも多くの素焼きの皿が準備されているので、割れても全く問題ありません！
一般的な徒競走とは違い、皿を落とさないように走るハラハラドキドキな気持ちが感じられ、勝っても負けても皆笑顔になる競技でした。有田町の小学校の運動会では毎年実施される馴染みの競技でもあり、子どもから大人まで誰もが楽しむことができますね。
"デモスポ"について詳しく知りたい！
中島：まず国スポで"デモスポ"が行われることについて、詳しく教えてください。
ーー全国から各都道府県代表のアスリートが集まり、都道府県対抗で競うのが国スポの本大会であり、県民は競技を観たり、ボランティアとして参加したりして支える側として参加することはできますが、多くの県民の方にとってはプレイヤーとして参加することは難しいですよね。
しかし、この"デモスポ"では、自分自身がプレイヤーとして出場することができる大きなチャンスです。
子どもからお年寄りまで経験がなくとも楽しむことができるスポーツが佐賀県内各地で準備されています。
中島："デモスポ"でどのようなことを県民の方に感じてもらいたいですか。
ーーこれを機に体を動かすことやみんなで協力してスポーツをすることの楽しさを感じてもらい、スポーツを楽しんで続けていくきっかけにしてもらえたらと思っています。そして、10月の本大会に向けて県内の盛り上がりをさらに高めていければと思っています。
中島：佐賀県内各地で行われる"デモスポ"にはどのような特徴がありますか。
ーー今日体験してもらった有田町の「皿かぶり競走」や、唐津市の「滝登り」、基山町の「草スキー」など佐賀県ならではの競技や、「アジャタ」、「ユニカール」、「クッブ」など、ほとんどの人が初めて名前を聞くような競技もあります。
初めて聞いたという競技でも、ルールは簡単で分かりやすく、体力や大きな力がいらない競技も沢山あるので「この競技なんだろう」という興味を持ってぜひ参加してもらい、その場でやってみてそれぞれの競技の楽しさを感じてもらいたいです。
誰もが楽しめる大会へ
これまで応援する側だった人でも、誰でも参加できる"デモスポ"を、今回初めて知ったという方も多かったのではないでしょうか。
体験した皿かぶり競走をはじめ、子どもから大人までみんなで楽しめる競技が行われるこの機会に、ぜひチャレンジしてスポーツを"する"側として国スポに参加する楽しさを感じてもらいたいと思いました。
これら"デモスポ"がSAGA2024国スポ・全障スポを盛り上げるきっかけとなり、佐賀県民みんなでつくり上げていく、新しい大会になると嬉しいです。
EDITORS SAGA 編集部 中島彩香
