佐賀の街なかで、新たな出会いと友情を求めて佐賀酒を交わすトーク企画『トモダチ100人できるかな?』。
第一回目のトモダチ(ゲスト)は、佐賀市でライターとして活動されている庄島 瑞恵(しょうじま みずえ)さんです。過去には『SAGA BAR』で女将を務めたことも。
お酒を通して幅広い交友関係を広げてきた庄島さんに、大人の友だちづくりについて伺いました。
キラキラ輝く佐賀のお酒で乾杯!
まずは、とっておきのお酒をご紹介させていただきます。
この日のために私が準備したのは、天山酒造さんの「BATONS(バトンズ)」。SAGA2024国スポ・全障スポを記念して、鹿児島県とコラボされた日本酒。鹿児島県産のお米で醸された日本酒なのですが、なんともいえない華やかなマスカットの香りがふわっと器から広がります。
「まあ、素敵な香り!お米の旨みも感じるー。女性の感性をくすぐるお酒ですね」と庄島さんもうっとり。
佐賀の銘酒を彩る、こだわりの有田焼
実はこの日のために器を新調しちゃいました!私の大好きな有田焼です!
今村製陶さんのブランドJICON(磁今)の足付酒盃。渕錆(ふちさび)というその名の通り、器の渕に彩られた釉薬が上品なアクセントになっています。特徴的なシルエットは、女性が手に取った際に美しく見えるようにつくられているとのこと。
香りを楽しむ『すぼみ』と、口当たりの良さがよりわかりやすい『ひらき』という器でいただきました。
「わたしもじゃあ・・」と庄島さんが取り出したのは、同じく有田焼の器。こちらはグリーンのようなピンクのような角度によって見え方が変わる不思議な色合い。
さらにお酒を注ぐと器の内側の色味がほんのり変化する、見ているだけでも楽しめる器でした。
お酒を楽しむための極意!とは
庄島さん
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私、ずっと昔から日本酒をつくるためのお米を作る農家さん、酒蔵さん、蔵元さんをとてもリスペクトしているの。だから飲んだら・・・出さない・・!
霍見
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それ、本当に大人として大事なことですよね!笑 ほどよくにしておかないと。
庄島さん
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飲みすぎず、楽しいまでに止める。人間関係をまろやかにする魔法の液体がお酒だと思っているの。
庄島さんの一言にギクっとなる撮影スタッフたち。
そこに取り出したのは・・・
庄島さん
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だからこれ、やわらぎ水。お酒を楽しく飲むのには大切だから忘れずにね!
庄島女将の教え
よきトモダチ100人達成するための大切なルーティン
「お酒、ときどき、やわらぎ水 を忘れずに」
大人女子の素敵な友達との出会い方
霍見
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大人になってから、プライベートでの新しいお友だちづくりって、ちょっと難しいなって感じちゃうんです。庄島さんは日本酒を通じて、たくさんの方々と出会ってこられたと思うのですが、大人の友だちづくりのコツを教えていただけますか?
庄島さん
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お酒の場って素敵なんです。年齢も職業も関係なく、自然な出会いがあるから。でも誰とでも仲良くなるわけじゃないんです。一緒にいて心地いい人、リスペクトできる人、周りの人への配慮ができる人。そういう人たちがお友達になっていると思います。あと、波長が合う人。中にはお付き合いを続けていた方が疎遠になることもあります。でもそれはそのままでもいいなって。そしてタイミングが来たらまた距離が縮まることもあるんですよ。そこは波乗りのように自然に任せていますね。
霍見
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人の縁って不思議なもんですよね。会っている期間は重要じゃなくて、ピンと来たタイミングが大切ですね。
どういう話題でお近づきになるの?
庄島さん
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きっかけは酒です笑。お酒が好きか、そうじゃないか。そこからお相手の好きなことなどお人柄をヒアリングしていってという感じですかね。
霍見
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職業病ですね笑。さすが聞き上手。
庄島さん
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その人に興味があれば、年齢や職業など関係なく気楽に話せるんです。その人の世界観を大事にしています。
霍見
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たしかに、無理して話すというより、直感でこの人と合う・合わないなどありますよね。
庄島さん
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そう。そういう空気感を大事にするようにしています。タイミングも大事だったり。お互いのフィーリングが合えばLINE交換などもしたりね。ちゃんとシラフの時に送るようにしてるの。
霍見
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そこはちゃんとしてるんですね笑
憧れの友達って、どんな方?
霍見
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たくさんのお友だちがいらっしゃる庄島さんがリスペクトする方ってどんな方なのか気になってきました。どういう方がいらっしゃいますか?
庄島さん
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う〜ん、お友だちはみんな尊敬している方ばかりなので、一人となるとすごく難しんですけど、メンターのような存在の友だちがいます。年上なんですけど、向学心がすごくあって、難しい資格をいくつも取得されていて、そのチャレンジする姿勢はすごくリスペクトですね。元々は職場の上司だった方で、30年くらいの付き合いになります。
霍見
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庄島さんが新人のころからの成長を見られている恩師のような方が、友だちという視点で仕事面以外でも庄島さんを良く知っていらっしゃる?
庄島さん
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今の関係性は一生の友だちだと思う。そこまで構築できたんじゃないかな。大先輩なのに、私にも相談してくれることもあったり。
霍見
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尊敬している方にそこまで信用してもらえるのって嬉しいですよね!
庄島さん
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すごく嬉しいし、大切にしていきたいと思う。
環境・年齢を超えて深まる友情
霍見
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私は仕事で関わる人は仕事の人って今まで分けて考えてしまうところがあったんですけど、必ずしもキッパリ分けられるものでもないんだなと思ってきました。自分がこれから先も大事にしていきたい人だと思えば、仕事で出会った人でもそうでない人でも、関係ないなと。これからもっと幅を広げることができそうです。
庄島さん
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そうですそうです。そういう感覚は大切です。
霍見
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今日お話ししてみて思いましたが、庄島さんは人一倍縁を大事にされているんですね。
庄島さん
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私は人と出会って、人を相手にお仕事をして、人に助けられてきたんです。大切な方と一生会えなくなってしまったということも過去にはあったり・・・。だからこそ人との縁を大事にしています。
霍見
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素敵ですね!庄島さんのこともっと知りたくなっちゃいました!ご自宅の酒器コレクションの写真なども今度見せてくださいね。
庄島さん
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ぜひぜひ!お家に遊びにきて!
霍見
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えぇ!!絶対行きます!!
ここでも仕事や年齢を超えた友情が生まれました。
佐賀の魅力、再発見!
日本の「伝統的酒造り」がユネスコ文化遺産に登録されるのでは、というお話も。
そのような中、今回素敵な企画を通じて、改めてお酒との向き合い方や楽しみ方、私たちの知らなかった佐賀の新しい魅力も見えてきました。
庄島さん
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佐賀県ってよく見渡すと、普段何気なく過ごしている風景の中にも、キラキラと輝く魅力がたくさん隠れているんですよ。佐賀に転勤で来られた知り合いも、佐賀を去りたくないって言っています。
霍見
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おぉ〜、佐賀に沼らせたいですね!
庄島さん
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クセにしていきましょう!!
私たちが当たり前に過ごしているこの佐賀県。
たまたま入ったお店のお隣さんがとってもユニークな方だった!なんてこともあるかもしれない。
「ふつう」と思っていたことが、とても価値のあることだと気づくきっかけになることも。
最近なにか物足りない・・・と感じている方、ぜひ勇気を出して話しかけてみては?
場所提供:SAGA MADO
※SAGA MADOは、店内での飲食を禁止されています。今回の取材については特別に許可をいただいております。

酒の肴は、SAGA MADOさんで販売されている唐津のおつまみ、丸洋商会さんの「お魚スナック いりこ天」をチョイス。カルシウムたっぷりで、女性の美容にも嬉しいおつまみです。
カリッとした歯応えと香ばしさで、思わずお酒が進んじゃいます!
次回は"亀博士"との素敵な出会い♪
次回のトモダチは庄島さんから紹介していただきます。どんな方ですか?
「亀やスッポンの生態に詳しい素敵な方なんです。スッポンに×××しちゃったり、△△△したり・・・」
衝撃的なエピソードが止まりませんでした笑
次回お会いできる日が今から待ち遠しいです。次回も「SAGA MADO」からお届けします。みなさまもお楽しみに!