佐賀の街なかで、新たな出会いと友情を育むトーク企画『トモダチ100人できるかな?』。
佐賀の地酒を酌み交わしながら繰り広げられるこの企画の第五回目のゲストですが、今回は疲れ果てた心に彩りを求めるべく、フラワーデザイナーをされている【栗山 紗智子さん】にお越しいただきました。
佐賀の銘酒とこだわりのおつまみで乾杯!
今日のお酒は小松酒造さんの【万齢 純米吟醸 希-のぞみ-】。
まろやかな甘さがあり、和菓子にもマッチする味わいでした。
おつまみには水田屋さんの『春すずめ』。
毎年春限定販売の、さくら餡に求肥が入った最中です。ほんのり甘じょっぱく桜餅のような味わい。
どちらも春にぴったりの逸品です。
お花屋さんになったきっかけとは?
栗山さん
-
特にお花屋さんになりたいという夢を持っていたわけではなく、学校を卒業時にたまたま内定もらったのがお花屋さんでした。
スーパーの小売店や葬儀場のお花づくり、繁華街に納品するようなお花づくりをしてきました。
霍見さん
-
お花屋さんって専門学校卒業しないといけないのかと思っていました!
栗山さん
-
いえいえ、必須というわけではないですね。それから今のお店は10年前くらいに開きました。
霍見さん
-
その当初からギャラリーもされてたんですか?
栗山さん
-
いえ、初めはただ時間がたったお花を乾かしてドライフラワーにしてたんです。当時はドライフラワーがまだそこまで浸透してなかったんですけど、徐々に人気になってきたので乾かしといてよかったなと笑
霍見さん
-
たまたま作品の素材ができていったということですね笑
廃棄前のお花が栗山さんの手にかかるとアート作品へ生まれ変わるだそう。
お花のオーダーってどうしたらいいの?
霍見さん
-
私、お花屋さんにあまり行き慣れていないのですが・・・そもそもお花って完全オーダーメイドをする方が多いんですか?それともおまかせの方が多いんでしょうか?
栗山さん
-
ぜんぜんお任せでいいですよ!
霍見さん
-
美容室みたいに具体的なイメージを持ち込むのがいいのかと思ってました・・!
栗山さん
- そういう方もいます。ただ季節や仕入れ状況によってその通りに作れないこともありますね。なので、作り始める前に、どういう形ならおつくりが可能かなどはお伝えするようにしています。
霍見さん
-
なるほど。ちなみに栗山さんはオーダーメイドと完全お任せはどちらの方が好きですか?
栗山さん
- 完全おまかせですかね。自由に作れるところがいいですね。
霍見さん
-
お任せの場合、どのようなヒアリングをされるんですか?
栗山さん
- 好きなお花や入れたい色などがあればお聞きしています。
霍見さん
-
不慣れでも一緒にお話ししながらイメージをつくりあげられるのはありがたいですね。
昔からみんなの憧れのお仕事のイメージのお花屋さん。どうやってなれるの?
栗山さん
- 資格自体はいろいろあるんですけど、特になくてもなれるんですよ。
霍見さん
-
色彩検定とかも?
栗山さん
- なくて大丈夫です。
霍見さん
-
もともとお持ちのセンスとかは影響してくるかもですが、結局経験積んでスキルを上げるしかないですよね。
入り口自体は結構ハードルが低いのは意外でした。
栗山さん
- つくる場所さえあればなんとかなります!
霍見さん
-
な、なるほど(簡単におしゃっているが栗山さんのセンスが良すぎるのでは・・・?)
新人の方はお店に入社して大体どれくらいで一人で作業できるようになるものですか?
栗山さん
- 初めてでもつくれるのはつくれるんですよね。販売の場合は少し練習が必要ですが。特にルールとかも決まっていないので、本当に人それぞれが出す味になってくるんですよ。
霍見さん
-
本当に正解も不正解もない世界なんですね。生花はまた違う世界なんですか?
栗山さん
- 生花は型などがあるので少し違うかもしれませんが、お花屋さんはとても自由にできます。
何事も継続することと、センスを磨く観察力があればどうにかなる・・のかも?
たくさんのお花づくりをされてきた栗山さんが忘れられない特別なお花は?
栗山さん
- 最近にはなるんですが、クラシックコンサートの方々とコラボをしたときですかね。
音楽の世界観でホールのお客さんに見てもらうためのお花づくりをしました。
他の分野との融合ということで普段とは違った視点で作らなければいけないことが難しかったですね。
霍見さん
-
それはライブアートの形でされたんですか?
栗山さん
- そうですね、嫌だと言ったんですけど・・・笑
霍見さん
-
構成をつくるのに事前に音楽を聴きながらイメージをされてたんですか?
栗山さん
- はい、音楽に合いそうなお花をピックアップしながらイメージを作り上げていました。
またお花だけではなく、私自身も衣装を着飾ることになり、仮面作ったりお花つけたりなどをしました。
霍見さん
-
(パフォーマンス写真を見て)
舞台みたいですね。照明もかなり当たっているようですが、そこらへんも想定して練習されてたんでしょうか?
栗山さん
- いえ、練習のときは想定していなくて・・
霍見さん
-
え?!・・・先ほど誰でもできるかのようにおっしゃっていましたが、やはり栗山さんの美的センスがそもそも高いんだと思いますが。
栗山さん
- 笑
今年の5月も再び福岡市のあいれふホールにてコラボコンサートを行うそうです。ご興味がある方は遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
世界に一つだけの花飾り
霍見さん
-
すごく可愛いですね!こちらはコサージュですか?
栗山さん
- はい、お洋服につけたり髪飾りにしたりして使えます。お花にカラースプレーで染色したりリボンや紐の飾りを足したりしています。
霍見さん
-
こんなにカラフルなのに嫌なごちゃごちゃ感がなく、まとまりがあるように見えるのが不思議です!
栗山さん
- ありがとうございます。こちらは中国をイメージした赤や金を用いた作品ですね。
霍見さん
-
今ちょうど卒業シーズンなので、オーダーも多かったのではないですか?
栗山さん
- そうですね、あとはやはり成人式にご依頼いただくことが多いです。
特別な1日の晴れ姿など、人と差をつけたい時におすすめです!
栗山さんにとって、お花とは?
霍見さん
-
私にとってお花って生活に必須のものではないけれど、心が疲れたときなどに身近にあると華やかな気持ちになる不思議なものだと思うんです。ずっと向き合ってきた栗山さんからするとお花はどういう存在ですか?
栗山さん
- お花って色も形も質感もそれぞれ違っていて、その人それぞれに寄り添ってくれる不思議なものだと思うんです。同じ花材で作品を作っても、個体によって雰囲気が変わるところに魅力を感じています。
霍見さん
-
以前お花屋さんに教えていただいたのが、お花は買った時から日が経つと茎の断面の部分から傷んでいくので定期的にカットをしなければいけない。その際に、茎の長さに合わせて花瓶のサイズを変えていくことをおすすめいただいたんですね。
同じ1本のお花でも魅せ方を変えていく姿が美しいんですよ、と。実際に試してみるとその言葉がとても良くわかりました。
栗山さん
- そうですね、たくさんの人にお花の奥深い魅力が伝わるとうれしいです。
なにかと慌ただしい春のこの季節。お花が疲れを癒してくれるかもしれません。みなさんもぜひ、お花のある生活を楽しんでみませんか?
場所提供:SAGA MADO
※SAGA MADOは、店内での飲食を禁止されています。今回の取材については特別に許可をいただいております。

おつまみには水田屋さんの『春すずめ』。
毎年春限定販売の、さくら餡に求肥が入った最中です。ほんのり甘じょっぱく桜餅のような味わい。

次回も「SAGA MADO」からお届けします。お楽しみに!