【あさご藩×ごはんとおとも】佐賀の食材で東京の企業を米ジャック!@ファクトリエ

【あさご藩×ごはんとおとも】佐賀の食材で東京の企業を米ジャック!@ファクトリエ

いやあ...... やっとEDITORS SAGAで記事を書ける!
と狂喜乱舞しております。

こんにちは、僕は橋本英治(写真左)と申します。

佐賀生まれ佐賀育ちで、今は東京で暮らしていて、
ごはんとおとも」という名前で、お米に関する仕事をしています。
(東京の一部の界隈では、「お米さん」「米騒動さん」と呼ばれています)
「おいしいお米と消費者をつなぐ場をつくる」のが仕事です。

何度も言いますが、今回このEDITORS SAGAで記事を書けることが、たまらなく嬉しいのです。
僕は、いつもEDITORS SAGAを読むユーザー側でした。
(特にレコードガールのカルチャーがすき)

東京の友達を佐賀に連れて行くくらい、佐賀がすきな僕は、いつか佐賀のいいところを発信したい......と渇望していましたので、今この記事を書いている瞬間はテンションがあがっております。
そんな、橋本英治のEDITORS SAGA第一回目は、朝ごはんを通じて佐賀の食を伝える佐賀県の企画「あさご藩」とコラボさせていただいたイベントのレポートをお届けします。

ごはんとおともが東京の企業で働く皆様に、佐賀の食材だけを使ったケータリング、おにぎりスタンドでおにぎりを提供させていただきました。

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実施した企業様は、メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド「ファクトリエ」を展開する、ライフスタイルアクセント株式会社様(以下、ファクトリエ)。

初めての記事ということで、自己紹介も(結構多め)させていただきながら、「あさご藩」レポートをお伝えできたらと思います。

<目次>

1、東京の友達を佐賀に連れていく橋本英治
2、人と違うことで楽しませたい!最初はお米のイベントからスタート
3、70歳近くのおじいちゃんがプログラミング!僕らの役割は繋げる場をつくること
4、「あさご藩」×ごはんとおとも。おにぎりスタンド@ファクトリエ様
5、おにぎりスタンドのメニューとお米農家さん紹介
6、おいしいお米にちゃんと出会える場をつくる為に今後やっていくこと

1、東京の友達を佐賀に連れていく橋本英治

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僕は1989年1月8日、昭和から平成に変わった日に佐賀の社会保険病院(今の佐賀中部病院)で生まれました。
三光幼稚園、若楠小学校、城北中学校、清和高校と高校までずっと佐賀市で過ごしました。
失恋もしたし挫折もしたけど、僕の青春は間違いなくここ、佐賀にあります

そんなワタクシ、小さい頃からなぜか、自分のすきなものを人に勧めたり巻き込んだりする習性があります
東京で出会った友達には「佐賀なんておれが誘わなかったら一生行かないだろうからきて!」と言ってLCC春秋航空もない時代から今まで35人連れていきました。

干潟よか公園で直角90度の滑り台をして佐賀に迎え入れ、マッちゃん(三瀬のやさい直売所)や呼子のイカ(透明と話題)、テリーズ(知る人ぞ知るニッチな定食屋)など、定番と地元民が知る店のミックスで佐賀ツアーをしました。

そんな、人と違うことで周りを楽しませることが快感だった僕だからこそ、今の仕事を選んだのだと思います。

2、人と違うことで楽しませたい!最初はお米のイベントからスタート

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僕は、小さい頃からお米が大すきでした。
ベーカリーメインのレストラン、開成のサンマルクに行っても(まって今知った!閉店している......涙)
パンじゃなくライスを選び、寝言では「ごはんが一番!」といきなり言い出す始末(兄証言)。

実家にいる時は、周りにお米農家さんがいて、毎日おいしいお米を食べていたので、お米はすべて旨いもんだと信じていました。
それが東京で一人暮らしを始めてスーパーで米を買うと、「米がおいしくない......!」

米にもウマイとマズイがあることを初めて知ることになります

そんなこともあって、新卒の会社を辞め、大分出身の相方タクマと二人で何か始めようと考えた時、「米だ!」と二人で決めました。
「人と違うことでおもしろいこと」レーダーが発動したのだと思います。

流行りのど真ん中いるのは嫌いでも
流行りを先取りか再燃させるのが好き

というひねくれは僕もタクマも似ています。

そうしてまず、お米をおいしく、たのしく食べてもらうイベントをスタートさせたのです。
最初のお客様は通りがかりの老夫婦
次第にお客様を集め農林水産省様からお声をかけていただくまでに

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BALMUDA the Gohanを使って、おいしい卵かけごはんを食べるイベントなど)

イベントと並行して、お米を作っている人のことも知りたいと、全国のお米農家さんを訪問するようになりました。

3、70歳近くのおじいちゃんがプログラミング!僕らの役割は繋げる場をつくること

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全国の農家さんを訪問することを僕たちは農家キャラバンと呼んでいます。

お金がないので移動は主にレンタカー。下道を使って東京から広島の尾道まで行ったこともあります。
農家キャラバンで感じたのは、「農家さんは、みんな消費者に直接届けたい」ということ。
ネットで消費者と直接つながることができる今、どの農家さんも自分でサイトを持ち、小売の機能も持とうとしています。
キャラバン中で一番驚いたのが、大分の山奥にいらっしゃる70歳くらいのおじいちゃんが、プログラミングを勉強して自分のサイトをつくっていたこと
そこまでして、直接売りたいんだな...... と必死さを痛感しました。

一方で消費者にとっては、おいしいお米を購入したいけど、どのサイトをみても表現は似通っていて、品種やブランド名や産地で選んでしまっている。
本当の意味でお米を「選んで買う」場(サイトなど)がない

じゃあ、僕らが間に立って、ちゃんとお米と出会える場をつくろう!ということで、厳選した契約農家さんのお米を使って、イベント企画やケータリング、web販売を通し、農家さんと消費者の接点をつくっています。

4、「あさご藩」×ごはんとおとも。おにぎりスタンド@ファクトリエ様

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そして今回、佐賀のお米と出会える場として、あさご藩さんとコラボし、ファクトリエ銀座フィッティングスペースにてケータリングをさせていただきました。

あさご藩の動画を見ていただけたらわかるのですが、江戸のテイストなんです。
なので僕たちはあさご藩法被をきて、おひつを置いて、屋台(スタンド)でおにぎりをその場で握るパフォーマンスにしました。

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改めてファクトリエの説明をさせていただくと、「メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド」です。
職人の情熱と最高の技術がつまった、人に語りたくなるものを長く大切に使ってもらいたい、そんな想いと共にお客様に語れる本物の洋服をお届けするとのこと。

きっかけは、老舗婦人服店に生まれた山田敏夫代表がフランス留学中に、日本の世界に誇れる技術をもった職人がいるのに、なぜものづくりから始まった本物のブランドがないのかと聞かれ、一念発起したこと。
さらに、アパレル工場が不利な状況に置かれどんどん減っていく中で、このままでは日本のものづくりがなくなる...... それは「文化がなくなるのと同じ」と危惧されて、いまのファクトリエがあるそうです。

山田代表自ら国内600以上の工場へ直接足を運び、世界レベルの技術と信頼がある工場を厳選して直接提携し、また、工場と消費者を直接つなぐことで、工場のこだわりを詰め込んだ高品質な商品を"適正価格"でお客様に提供しています。

これにより、工場は適正な利益を確保でき、職人の技術やこだわりがつまった語れる"本物"を作っているとのこと。

...... かっこえええ。

僕は何度か山田代表の記事をネットで拝見して、勝手ながら、ごはんとおともに似ている......!
と思っていました。

僕たちも全国車で行脚し、もっと世に出てほしいお米農家さんとお米を発掘して、おいしいお米と消費者が繋がる場をつくっています。
形と規模は違えど似ているところがある!

なので、この佐賀の食材を伝えるあさご藩という企画とも相性がいいですし、ファクトリエの中であさご藩を実施できて、とても嬉しかったです。

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当日、貴重な朝のお時間を頂戴し、ミーティング終わりにおにぎりを握らせていただきました。
中の人たちが素敵な方ばかりで、最初の緊張はどこへやら。

スタンドをみて「うわすごい!」や、おにぎりを食べて「米おいしい!」など、こちらのテンションが上がるリアクションが嬉しかった。
積極的に話しかけてこの企画のことを聞いてくださって、全然受け身じゃないのが印象的でした。

5、おにぎりスタンドのメニューとお米農家さん紹介

いい写真を残せていないのが悔やまれますが、
当日、お出しさせていただいたおにぎりが以下の二つです。

三瀬鶏のミンチと白石蓮根の味噌和えのおにぎり

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武雄の出汁卵焼きと高菜のおにぎり

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全て佐賀の食材で作っている今回のおにぎり。
肝心なお米はというと......
ごはんとおともの契約農家さん、佐賀県白石町の白浜農産「さがびより」です!

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(白浜農産の白浜学さん)

僕は佐賀県出身なので、故郷のお米をずっと扱いたいと思っていました。
色んなさがびよりをずっと取り寄せは食べていたのですが、やっと「これだ!!!」というものに出会えたのが白浜農産のさがびより。炊き上がりを見た瞬間に確信しました。

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特徴は「大粒」「ツヤ」「甘み」
すぐにメッセージを送らせていただき、お会いして、パートナーとなっていただくことになりました。
僕たちのサイトで買えますし、イベント等でも食べられます。

このさがびよりが、かなり好評でして......
具アリのおにぎりもおいしいと言っていただいたのですが、そのあとに白おむすびを食べていただいたら、「白にぎりが最高にうまい!」
と言っていただいた時は、僕とタクマは心の中でガッツポーズしました。

さがびよりは、佐賀県が「食べた時のおいしさ」を基準にして10年かけて作った品種
そのさがびよりの中から厳選したので、めちゃくちゃ自信があります。
白浜さんにも現場で見てほしかったなあ。

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6、おいしいお米にちゃんと出会える場をつくる為に今後やっていくこと

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今回のように、東京でイベントやケータリングをさせていただくと「こんなおいしいお米あるんだ〜」と言っていただくことが多くあります。

ごはんとおともは、「消費者がおいしいお米と出会える場をつくりたい」というのが目標です。

そのために、今回のあさご藩のようなキャッチーにお米を食べられるコンテンツを増やしていきたい。

ネットでは、お米に興味を持った人が、好きなお米に「ちゃんと」出会う仕組みづくりをしていきたい。

あとは、お米農家さんにファンをつけたいと考えています。

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サイトの農家さん一覧

そうすることで、農家さんが
・適切な価格でお米を買ってもらえるし
・日本酒など新しいチャレンジもリスクが少なくできるし
・リアクションがかえってくるのでやりがいにもなる
と思うのです。

でもこれは、すぐ実現できることじゃないと思っているので、ごはんとおともを成長させながら、最終的にそうなればいいなというスタンスで臨んでいきます。

また僕個人でいうと、佐賀の仕事をいっぱいやりたいです!(アピール)
佐賀のお米を使った、東京をはじめ全国、世界各地で実施する案件を、このEDITORS SAGAで発信していければと鼻息を荒くしています。

地元佐賀県を、お米をきっかけに知ってもらえる橋渡しになれたら、と思っています。
EDITORS SAGA運営や読者の方々、今後ともよろしくお願いいたします!

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株式会社 ごはんとおとも

橋本英治

佐賀県出身佐賀県育ち。大分出身の相方と「ごはんとおとも」を発足。お米がただ単に売り買いされる「義務的」になっていることに疑問を感じ...

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