【AKARIYA HOME&HOSTEL】暮らす、泊まる、集う。ゲストハウス×シェアハウス×コミュニティスペースが唐津にオープンします|大名小路

【AKARIYA HOME&HOSTEL】暮らす、泊まる、集う。ゲストハウス×シェアハウス×コミュニティスペースが唐津にオープンします|大名小路

唐津への移住を検討している方、唐津に遊びに行きたい方、そして唐津で面白いことをやりたい方は必見です!

大名小路の静かな住宅街で、ゲストハウス×シェアハウス×コミュニティスペースを開くプロジェクトが進行しています。

中心になっているのは、SUZYこと佐久間静香さんと、AIこと長谷川愛さん。

8月14日の本格オープンに向けて、SUZYさんのおじいさま・おばあさまが住んでおられた築47年のおうちをDIYで少しずつ改修しているのです。

SUZYさんは元バックパッカー、AIさんは元バンライファー。宿泊業は未経験ながら、国内外を旅し、各地で暮らしてきた経験を持つ2人が、旅行者にも地元にも優しい施設を築きます。施設の名前は『AKARIYA HOME&HOSTEL』。

奮闘する2人にお話をうかがいました。

ゲストハウスでシェアハウス、利用のしかたはあなた次第。

住む場所であると同時に宿泊できる場所でもある『AKARIYA』。短期(1泊~)の滞在から中長期(1か月~半年)の滞在まで対応しています。

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海と山があって食べ物がおいしい上に、佐賀県北部を代表する街でもある唐津市に「いつかは住みたい」という夢を持つ方もいることでしょう。でも、いきなりアパートを借りる勇気はないですよね。そんな方のために、お手頃な価格でお試し移住感覚で利用できるのが『AKARIYA』です! 

かつてはSUZYさんのおばあさまが木目込み人形やお花・お茶の教室を開催し、2階は学生向けの下宿としていた歴史があるだけに、建物は広々、2階の各部屋には鍵もついていてプライバシーが確保できます。個室・半個室(ロフトベッド+フリースペース)・ドミトリーベッドの3タイプから好きなスタイルを選ぶことができます。

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半個室はベッドの下のスペースを自由に使うことができます。トランクルームにしてもいいし、ソファや机を置いても◎。

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もともとの雰囲気を生かした和室。唐津城が見えるキャッスルビュールームでもあり、外国からのお客様にも喜ばれそう。

他にも、星空の下で眠る持参テント泊プランも。バンライフの人がリラックス・調理・入浴・洗濯などの目的で利用するのもOK。最大15名程度は同時宿泊できるので、学生さんや企業の貸し切り合宿にも対応しています。

今後、コワーキングスペース・テントサウナ・シアタールーム・露天風呂・YOGAスペースを設ける計画があるそうです。さらには、庭や駐車場でワークショップやバーベキューを開催したり、週末限定でお店を開きたい人にチャレンジショップとして貸出したり、近所の熟練講師を迎えての唐津焼体験や、裏にある畑のコミュニティガーデン化、野菜収穫・調理体験も考えられています。

「シェアハウスとゲストハウスがひとつ屋根の下に共存するのが『AKARIYA』です。唐津や佐賀に住んでいる人にも利用してほしい」とSUZYさん。

玄関から上がってすぐの部屋は、地元の人も気軽に立ち寄れるオープンなスペースです。

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椅子の後ろに板が立てかけてあることからわかるようにまだ整理の途中ですが、特別に撮らせていただきました。

コワーキングスペースとして利用できるほか、用事がなくても立ち寄り大歓迎という『AKARIYA』。

「『麦茶飲みに来たよ』『誰かおもしろい人いない?』と、ふらっと立ち寄ってほしい。滞在する人どうしが出会いを楽しむ場所だし、地元の人とのふれ合いが生まれる場所でもあるんです」。

唐津を訪れる人も地元の人も、大人から子どもまで皆が集える場所になりそうです。

本格オープン1週間前の8月7日(日)には開業記念イベントとして、老若男女みんなが楽しめる『AKARIYA★夏まつり』を行います。海外航空券の当たるビンゴ大会やエステ体験・焼物市その他さまざまな出店、さらには唐津市内の事業者の方々が講師となるワークショップなどイベント盛り沢山です!

2段ベッドがつないだ縁。旅も暮らしも、出会いこそ宝。

ここで元バックパッカーSUZYさんと元バンライファーAIさんの出会いや、『AKARIYA』を立ち上げようと決めたきっかけをご紹介します。

高校時代まで佐賀市内で育ったSUZYさんは、大学時代に世界一周したほどの旅好き。ドミトリーやゲストハウスを渡り歩く中、旅の一番の魅力は人との出会いだと気づきます。大学卒業後は東京で広告業界や旅行業界の営業職を経て、幼い頃からの憧れであった外資系エアラインの客室乗務員となり、海外生活も経験しました。コロナ禍の影響で休職となったことをきっかけに大好きな宮古島に移住。その頃、長いこと空き家になっていたおじいさま・おばあさまの家を処分する問題が浮上します。

「壊したり売ったりするぐらいなら、私が誰かのために利活用したい」。実現したかった夢のひとつ、ゲストハウスの開設を決意します。家の処分を検討していたご両親も、背中を押してくれました。

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SUZYこと佐久間さん(左)とAIこと長谷川さん(右)

一方のAIさんは、営業職としてIT企業で働くも心身の不調で退職し、半年後にマルタ島に留学。アルバイトしつつ個人事業主となり、独立を果たしますが、事業をやめて沖永良部島に移住。コロナ禍で帰国しアイランドホッピング中だったSUZYさんに出会います。2段ベッドの上と下とで寝ていた縁が、2人の仲を近づけました。その後、AIさんは思い立ってバンライフを開始。SUZYさんがゲストハウスを開こうとしていることを思い出して連絡をとり、夢を共有することになりました。

空き家の期間が長かったおうちを住める状態にするのは大変でした。陶芸と油絵が趣味だったおじいさまが残された膨大な数の唐津焼をはじめとした、荷物の整理。庭の雑草を抜いたり、畳を干したり、壁を塗りなおしたり。照明も新調すると、驚くほど洗練された空間に生まれ変わりました。

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くすんだ緑色の壁を塗りなおしたところ、明るい雰囲気に。アーチ形の窓もおしゃれ。

SNSで発信したところ、旅を通じて出会った人たちが「手伝うよ」と集まってくれました。唐津や佐賀の人がSNS投稿をシェアしてくれたことも追い風となって、これまでDIYを手伝ってくれた人の数はなんと50人!

本格オープン前の現在、DIYを手伝ってくれた人を対象に、通常料金より安く滞在できるキャンペーンを継続中だそう。詳しくはお問い合わせください、とのこと。

また、7月中にクラウドファンディングを開始し、あと一歩の補修費用を集める計画も進行中です。地域の人びとや支援してくれた人々に、価値ある体験や時間を提供すべく頑張る2人をどうか応援してください。こちらも詳しくはSNSでの告知をお待ちくださいね。

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窓から眺める唐津城。夜のライトアップや朝日に照らされた姿の美しさは格別。

仲間の助けを借りながら、地元の人との交流も深めるSUZYさんとAIさん。この場所には既に新しい風が吹いてきているようです。

『AKARIYA』の名前は、この家を護っていた亡きおじいさまのお名前・明(あきら)からとっており、さらに「唐津という素晴らしい街にぽっと明かりとエネルギーをともしたい」という思い、そして「訪れる方おひとりおひとりの人生にプラスとなる明かりがともるといいな」という願いを込めました。

『AKARIYA』の開業準備と並行して、SUZYさんは空き家をお手入れして宿泊施設や社宅として活用する事業を展開。AIさんは関係人口や移住者を増やすためのプロモーション企画や企業コンサルタントとして活躍しています。詳しく知りたい人は、直接コンタクトをとってみてください。

『AKARIYA』が、そしてSUZYさんとAIさんそれぞれが拓いていく唐津の未来が楽しみです。

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旅や移住を通じて集めたおもしろいものがあちこちに並びます。

施設情報

施設名 AKARIYA HOME&HOSTEL
住所 〒847-0012佐賀県唐津市大名小路2-11
公式サイト 【note】https://note.com/uptosuzy/n/nd8d629a19c8a
公式SNS

【Instagram】
@akariya_karatsu@suzy0814......SUZYさん、@hasezo......AIさん

【Twitter】
@akariya_karatsu

詳細

【電話】
070-8947-4011

【E-mail】
akariya.karatsu@gmail.com 

【チェックイン】14:00~
※ベッド提供時間です。14:00前でも荷物預かり、フリースペースの利用は可。(要相談)

【チェックアウト】~11:00

【宿泊人数】1~15名まで
※合宿など大人数でのご利用については相談。

【料金】
ドミトリーベッド3,500円/1泊
半個室4,500円/1泊
個室5,500円/1泊
※長期滞在は割引価格。敷地内でのテント泊等でのご利用料金については要問合せ。
※唐津くんちのシーズンは特別料金。

【定休日】無

【駐車場】有(無料)
※混み具合によっては有料駐車場をご紹介

地図

開成作文堂

伊藤 恵子

佐賀県佐賀市在住のライター。平成の大合併後に佐賀市となった、山中の集落で自然物と戯れながら育ちました。学生時代を除いてずっと佐賀に...

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