佐賀の秋の風物詩【佐賀インターナショナルバルーンフェスタ】

佐賀の秋の風物詩【佐賀インターナショナルバルーンフェスタ】

まるで絵本の一ページのような景色。

佐賀が誇る、世界規模の一大イベントがあと一週間と迫ってきました。佐賀インターナショナルバルーンフェスタはアジア最大級の熱気球の大会です。佐賀は安定した気流や着陸可能な開けた土地が広範囲に広がっている等の条件を満たしていて、バルーンが飛ぶのに最適な環境となっています。

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毎年100機前後のカラフルなバルーンが佐賀平野の秋の青空を彩ります。自然と一体となって風の吹くままに飛び、澄み渡る空いっぱいに広がる色とりどりのバルーンはまるで絵本の一ページのようです。そんな心踊る景色は、見る者に大きな感動を与えます。

写真を撮るなら早朝、対岸へ!

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競技は一日二回、早朝と午後に行われます。競技直前に催行可能かどうかの決定がされるのですが、空が晴れていても上空の風次第で飛べないこともあります。一般に夕方よりも早朝の方が天候が安定し、催行の確率が高いので、早朝に見に行くことをオススメします!もし写真を撮るのが目的であるのなら、対岸がオススメです!早朝なら逆光にはなりますが、バルーンが嘉瀬川へ映り込み美しい画を作り出します。バルーンが川に映り込む美しいリフレクションの写真は対岸側から撮影可能です。

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また早朝の観覧ならではの特典として、まばゆい朝日が佐賀平野を包む様子を見ることができます。その朝日を浴びた100機以上のバルーンが一気に飛び立つ一斉離陸は本当に神々しく、見るものを圧倒します。まさに早起きの苦労を補って余りある光景です。

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バルーン競技とは

バルーンの競技は、一般的なスポーツの様に"速さ"を競うのではなく、一定の時間内での"正確さ"を競うものがほとんどです。時間帯や高度によって違う色々な風を読み、バルーンを自然の風に乗せてコントロールし、どれだけ目的地に近づけるかを人と自然が一体となって競う競技です。

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地上のクルーとパイロットでチームを編成し、地上のクルーは気象情報を確認したり、風船を飛ばしてどの高さにどのような風があるのかを確かめたりします。上空にいるパイロットは周りの他のバルーンの高さや進行方向を参考に地上のクルーと連絡を取り合いながら自分のバルーンの高さを調整していきます。
バルーンには操縦装置はなく、バーナーを使ってコントロールします。バーナーを焚くと、あたたかい空気がバルーンの中に送られ上昇し、反対に、あたたかい空気を外に出せばバルーンは下降します。パイロットは自分の行きたい方向へ吹く風を探しながらバルーンを上昇させたり、下降させたりしながらゴールを目指します。

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佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2017

今年の開催期間は11月1日~11月5日まで。この5日間で何回バルーンが飛んでくれるのか今からドキドキですね。あの素晴らしい絶景を見られる日が間もなくやってきます。行かれたことのない方は是非一度、佐賀の大空を彩るバルーンを見に行ってみてはいかがでしょう。私ももちろん参加します。会場でお会いできるのを楽しみにしています!

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佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

住所:〒840-0861 佐賀県佐賀市 嘉瀬川河川敷
駐車場:約4800台以上(土日祝日は7000台以上)をバルーン会場を中心に完備。
アクセス方法:JRバルーン佐賀駅が開設されます。開催期間中は一部の特急電車もバルーン佐賀駅に停車します。詳しくはJRへお尋ねください。
電話番号:0952-29-9000
HP:http://www.sibf.jp/news/2016/20161220a.html

フォトグラファー

神宮 啓佑

大学を卒業後、海外へ。カンボジアでの小学校建設に携わった後、アジア、アフリカ、中東を中心にバックパック1つで旅をする。旅の中で写真...

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