コロナ禍の新しい挑戦。おむすびは、人と人、人と地域をつなぐツール。 『Guest House Ne doco?』代表 石黒みさとさん【SAGAローカリスト7】 PR

コロナ禍の新しい挑戦。おむすびは、人と人、人と地域をつなぐツール。 『Guest House Ne doco?』代表 石黒みさとさん【SAGAローカリスト7】

私たちが暮らすまちは、その土地の文化、歴史、産業、そしてそこで暮らす人々によって形成されています。

佐賀県には『ローカリスト』と呼ばれる多くのプレイヤーたちが正解の無い地域づくりに挑戦しています。

どんな人たちがどんな未来を目指して取り組んでいるのでしょう。

4年目を迎えたローカリストアカデミーでは、これまでにたくさんの出会いや化学反応を生み出しました。

今年のローカリスト10名が思い描く「地域づくり」「まちづくり」とは、どんなものなのでしょう?

第7回目は、『Guest House Ne doco?』代表の石黒みさとさんの活動をお届けします。

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ローカリストとしての一年を振り返る。

伊万里市で、古民家をリノベーションした農家民泊型ゲストハウス『Ne doco?』営む石黒さん。

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自らのバックボーンである美容や、伊万里市ならではの農家体験などを味わいながら「暮らすように泊まる」がコンセプトです。そんな石黒さんは、昨年もローカリストを務めました。「佐賀県内で、自分とは違うやり方で活躍する他のローカリストとの出会いに、大きな刺激を受けました」と振り返ります。

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また、ローカリストが参加者(ネクストローカリスト)とともに地域づくりに取り組むワークショップ『お試し地域づくり活動』では、伊万里市のガイドブックを制作。「既存のガイドブックは、使いにくいと感じていたんです。だから、『Ne doco?』を訪れた人へ伊万里の魅力を伝えられるモノをつくりたいと思いました」。その言葉通り、ガイドブックの条件は、長く活用できるもので、外国人や子どもにもわかりやすい内容のもの。

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実際に、参加者とともにまちを歩き、体験し、取材・撮影を実施。みんながそれぞれ感じたものをカタチにしました。一体、どんなガイドブックができたのでしょう?

あらためて、伊万里の魅力を実感できた。

完成したガイドブックのページをめくると、写真を中心に、文字情報は必要最低限。そのぶん、余白の多いページ構成です。

「スポットの情報は、住所や営業時間などしか記載していません。実際にその場所を訪れた人が、感想やおすすめの過ごし方などを書き込める仕様になっています」。おすすめする人とその内容を参考にする人、誌面上で交流がうまれる仕掛け。まさに、みんなでつくるガイドブック。このアイデアは、参加者たちの意見からうまれたものだそうです。

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「私自身も、行ったことがないのに紹介していた場所もありました。体験することによって、あらためて伊万里の魅力を感じることができました」とページをめくりながら制作当時を振り返る石黒さん。一泊二日、晴れの日を想定したコース紹介も使いやすい理由のひとつ。世界にひとつしかないガイドブックは、伊万里市を訪れた人たちの思い出を紡いでいきます。

立ちふさがる壁が新しい景色を見せてくれた。

2017年に開業したゲストハウス『Ne doco?』は、これまでにたくさんのゲストを迎えてきた場所。しかし、コロナ禍において、宿泊客は減少してしまいます。

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「多くのゲストハウスがそうであるように、『Ne doco?』も大変な時期を経験しました。少し目標を見失ってしまったような時間を過ごしましたね」。これまで、アクティブに動いてきた石黒さんですが、いろんなことを見つめ直すきっかけになりました。そんなときに、前々から構想があった玄米おむすびの専門店を「やろう!」と思い立ちます。

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早速、仲間を呼んでおむすびの具のアイデアを出し合う会を開催。こうして玄米おむすびテイクアウト専門店『come coco』がスタートしたのです。

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おむすびには、いろんな想いが詰まっている。

『come coco』のおむすびは、ちょうどいいサイズ感。「玄米は完全栄養食と呼ばれるほど栄養価が高い食材です。みんなに手に取って欲しいから、食べやすいサイズや調理法を意識しています」と石黒さん。

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基本的に使用している玄米は、石黒さんの親戚が伊万里市で生産しているもので、具材も伊万里産を中心に、おいしくて食の楽しさを感じられるものを選んでいます。「現在は、イベントなどの出店をメインに販売しています。いろんな地域で出店するなかで、出店先の土地の玄米や食材を作ったりもしています」と教えてくれました。

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出店で訪れた地で出会う生産者や、玄米おむすびを味わうお客さんたちが、おむすびをきっかけに新たな出店などのつながりを見せています。

「『Ne doco?』を始めてできた点が、おむすび屋をスタートさせた今、線になってきた気がしています。来年には店舗を開店予定です」と話す石黒さんが握るおむすびには、いろんな想いがぎゅっと詰まっています。

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私がお試し地域づくり活動でやりたいこと。

プロフィール:石黒 みさと(いしぐろ みさと)

佐賀市生まれ。大学卒業後、美容関係の仕事に従事。その後、2017年に伊万里市で古民家をリノベーションした農家民宿型ゲストハウス『Guest House Ne doco?』をオープン。2021年には、玄米おむすびテイクアウト専門店『come coco』を開業。栄養価が高い玄米おむすびを通じて、その地域の食材とその生産者、消費者をつなぐきっかけをつくっている。2020年度ローカリスト。

情報

店舗名 Guest House Ne doco?
住所 〒848-0044 佐賀県伊万里市木須町3928
公式サイト https://nedocompany.com/
Facebook https://www.facebook.com/nedocompany
Instagram https://www.instagram.com/nedoco_ne_doco/
come coco Instagram https://www.instagram.com/genmaiomusubi_comecoco/
地図

SAGA ローカリストアカデミー開催

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地域づくりやまちづくり。

どんな人がどんな未来を目指して取り組んでいるんだろう?

地域づくりには、正解のカタチはありません。

理想をかかげて行動すること、行動のなかで見えてくるもの、そのすべてが答えではないでしょうか?

勇気を持って種をまいた日のこと。小さな芽が出て、誰かの共感を生んだこと。
それが地域に根ざして、まちにきれいな花を咲かせています。

さあ、ローカリストとの出会いから可能性を見つけよう。次に、地域に花を咲かせるのは、あなたです。

東部会場

日程 2021年9月25日(土)
会場 佐賀県庁
※駐車場は県庁駐車場をご利用下さい。
詳細情報

参加対象:地域づくりに興味がある、佐賀県在住の概ね20代~40代の方
参加人数:50名(先着順)

【スケジュール】
13:30~ 受付開始
14:00~ 開講
14:10~ 活動紹介
15:05~ ワークショップ
17:35~ 閉講
※新型コロナウイルス感染症の発生状況により、開催方式・スケジュール等が変更になる可能性がございます。

地図

西部会場

日程 2021年10月9日(土)
会場 佐賀県庁
※駐車場は県庁駐車場をご利用下さい。
詳細情報

参加対象:地域づくりに興味がある、佐賀県在住の概ね20代~40代の方
参加人数:50名(先着順)

【スケジュール】
12:30~ 受付開始
13:00~ 開講
13:10~ 活動紹介
14:05~ ワークショップ
16:35~ 閉講
※新型コロナウイルス感染症の発生状況により、開催方式・スケジュール等が変更になる可能性がございます。

地図
公式サイト https://www.sagajikan.com/sagalocalist/
参加申込 https://docs.google.com/forms/d/e/
申込締め切り 2021年9月20日まで

文章:岡 優一
写真:藤本 幸一郎
編集:相馬 千恵子

EDITORS SAGA 編集部

SAGAローカリスト2021

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