未確認生物が地域の課題解決の立役者?「食べて作って散策する大冒険―加唐島のUMA―」|山本さんのお試し地域づくり活動 PR

未確認生物が地域の課題解決の立役者?「食べて作って散策する大冒険―加唐島のUMA―」|山本さんのお試し地域づくり活動

山本さんのお試し地域づくり活動は、未確認生物―UMA―を作って、地域課題の掘り起こし、発信するというもの。
地域の環境や住民の方たちとの交流を行い、その地域の内と外でその土地の良い所や課題を共有して、いろんな角度で観察し、「UMA」を創造、発信することで、よりその地域の良さの向上や地域の方々との交流の促進を目的としています。

今回のスケジュールは、唐津市にある離島・加唐島に上陸し、島のいろんなところに"生息するUMAを捕獲する"スタンプラリーを行います。その後、島を散策して発見した島の良い所や課題をUMAに落とし込んで作成、島内で撮影会を行います。
どんなUMAが隠れているのでしょうか?

地域活性化へのスタートは「足を運び、交流することから始まる」

7時45分に呼子町かから丸乗り場に集合し、フェリーで加唐島へ向かいます。

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上陸後は、島唯一のカフェ『Selfish 加唐島Café』へ。初めに山本さんより企画説明とカフェスタッフのえりなさんによる加唐島の説明がありました。

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その後はいよいよ、スタンプラリーに出発!

まずは、事前に山本さんたちが準備したLINEを使ったシステムに登録。その後、システムにアクセスして、島のいたるところに生息するUMAを捕獲(撮影)しに行きます。

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UMAが隠れているスポットには、それぞれ島の良い所や課題があり、えりなさんや島に住む親子から、どんな場所なのか、どのような点が問題になっているか、などを伺いながら散策していきました。

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猫島と言われるほど猫好きにはたまらない、可愛らしい猫がたくさんいたり......、

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港の脇では、釣り人によるゴミの投棄があり、島民も手を付けられないと課題になっている場所があったり......、

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防波堤を上った先には、海や隣島である松島を望む絶景が迎えてくれたり......。

また島の神社には、島内で問題のイノシシによる被害を防止するために、ネットが張られていたり、管理も難しくなりつつある空き家が点々とあったりと、一つひとつ丁寧に説明していただきました。

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観光マップやガイド本では知りえない、島の良い場所や課題に触れ、参加者は大満足の様子。
最後は、なかなか険しい上り坂を上り島の方もあまり行かないという展望台へ。

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子どもたちの体力に絶句しながらも、息を切らしながら展望台へとたどりついた先には、太陽光に反射し、キラキラと輝く海!「すごく険しい坂だったけど、これが見られるなら頑張った甲斐あった!」という方もいらっしゃいました。

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島の味に舌鼓を打った後には、UMAを生み出そう!

全UMAを捕獲したら、拠点である『Selfish』に戻り、昼食タイム!

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昼食は、えりなさんたち『Selfish』のスタッフさんが、前日や早朝に釣った魚をさばいて、一つひとつ丁寧にお寿司にした「特別12貫盛り」を贅沢にいただきます。

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これぞ島の味!といった美味しいお寿司に、皆さん「美味しい!贅沢すぎる......!」との声があがります。

お寿司を堪能した後は、いよいよ「UMAづくり」です。

島を回って感じたこと、話を聞いたりして感じたことを「●●●はUMAのせい、UMAがいるから」と想像を膨らませ、様々な色の紙粘土を使って創造していきます。

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最初は戸惑っていた参加者も徐々に手を動かし、思い思いに自由にUMAを創りあげていきます。

しばらくすると、何種類ものUMAが机の上にずらりと並びました。

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自作UMAを観察・記録しよう!

各々UMAが出来上がったら、UMAの撮影に向かいます。このUMAの特徴は?どんなところに生息している?など、そのUMAの生態を想像しながら、島歩きをして撮影スポットを探します。

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真剣になると大人も子どもも関係なく、真剣に場所を探したり、撮影したりする姿が見られました。

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最後は、生態の情報を文章化します。名前や大きさ、重さ、生息地をはじめ、どんな生物かなど想像を膨らませます。記録した情報は、後日Instagramに公開されるそう。

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最後に

フェリーの最終便の時間が迫ると「帰りたくない!また来たい!」と声が上がるほど、島をいろんな角度で満喫した山本さんのお試し地域づくり活動。

今後は、創造したUMAをグッズにし、収益化できるように進めていくそう。グッズをイラストにしたデザイナーやアーティスト、またUMAクリエイターに還元できる仕組みを作っていくとか。
まずは第一弾として、2月18日と19日にグッズの販売会を開催予定。この活動の発表の場にもするそうです。

地域をまわりながら、そこに住む方々の話を聞き、その地域の良い所をいろんな視点で見つけ、発信していく。発信は「その地域を知ってもらうきっかけ」になります。

また「UMA」という少しまちづくりとは離れた材料を地域の課題と掛け合わせることで、新たな視点が生まれ、今までにはない課題の解決の第一歩になるのかもしれません。

UMA アドベンチャーラボ

公式サイト https://uma-adv-lab.com/
公式SNS Instagram:@mikakunin_zukan

文章・写真:相馬 千恵子

EDITORS SAGA編集部

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