"年越しおむすび"を販売!大晦日の大興善寺で心も体も温まる「おむすび」を考える|生島さんのお試し地域づくり活動 PR

"年越しおむすび"を販売!大晦日の大興善寺で心も体も温まる「おむすび」を考える|生島さんのお試し地域づくり活動

生島さんチームのお試し地域づくり活動は「大晦日の大興善寺さんで販売するちぎりファームのお米で作った『おむすび』を企画&販売すること」。

活動は企画会議と販売の2本立てで開催しました。

企画会議では、実際に羽釜でご飯を炊いて、それを食べながら、おむすびの形や具材、販売方法、販売時のレイアウトと幅広くアイデアを出し合い、内容を決定。大晦日の販売では、夕方から準備を開始し、年が明けるまで一生懸命販売しました。

企画会議スタート!

企画会議の会場は、『ちぎりファーム』内にある元牛舎の建物。みんなでテーブルや椅子を運んで会場づくりから始まりました。

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会場と道具が整ったらまずは「米研ぎ」。
米研ぎの仕方は、"米研ぎのプロフェッショナル"というお試し地域づくりに参加したネクストローカリストに研ぎ方を教えてもらいながら、丁寧にお米を洗いました。

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美味しく炊き上げるため、お米に水を吸わせる「浸水」という工程もしっかり行います。

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お水に浸している間に、大晦日のイベント会場となる大興善寺さんへ下見に行きました。

大興善寺さんの境内や周辺をぐるりと散策して、当日の出店予定地もチェック!
大興善寺さんの魅力や基山の歴史を知りながら、当日のイメージを膨らませました。

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ちぎりファームに戻ると、お米もしっかり浸水し、ちょうどいい時間。
いよいよ、お米を炊く工程に入ります!

薪を使って、羽釜でお米を炊くのはかなりの難易度......!ということで、プロフェッショナルに説明を受けながら、炊き上がりまで、みんなで見守りました。

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お米を炊いている間に企画会議。
ローカリストアカデミーで出たアイデアや企画を、改めてみんなに共有しました。

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例年の情報などをもとに、たくさんの方が訪れる大興善寺さんの大晦日の様子や除夜の鐘など、当日の様子をみんなで想像します。

「おむすびの具はどうしよう?」
「お米のおいしさを伝えるために塩だけにする?」
「寒いからお味噌汁もあると良さそう!」
「こぼれやすいものはどうやって提供しよう?」

実際に当日シミュレーションとして、ちぎりファームで仮のレイアウトを組んでみて、店員さん役・お客さん役にチームを分け、試食会を行いました。

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試行錯誤の末、おむすび(塩)とお味噌汁のセットに!

お米のおいしさが伝わる塩のおむすびとシンプル&おしゃれなパッケージ。
お味噌汁は紙のカップで提供します。
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みんなでおむすびとお味噌汁の試作品を堪能した後は、片付けをして、企画会議は終了。

大晦日に向けて、食材や備品の準備を進めます。

ついに大晦日!!

気付けば、あっという間に大晦日。
ちぎりファームの方々と参加者は、夕焼けになる少し前から集合して、準備を開始しました。

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軽トラックに出店用の什器やテント、道具を積み込んで大興善寺さんへ。

企画会議で計画した形へ設置作業開始しました。

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ある程度、什器やテントの設置が終わったら、ちぎりファームに戻って、おむすびの包装にちぎり米ステッカーの貼り付けや、ポップ作りを行いました。
作業をしながら、2023年の振り返りから趣味の話まで、たくさんお喋りをして、企画会議の時以上にお互いを知る時間となりました。

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作業が終わったら、企画会議での練習通り、お米の浸水作業をします。その間に子どもたちの寒さ対策のために、"サバイバルのプロ"が手作りした本格派のシェルターで、あたたか晩御飯。

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腹ごしらえを済ませたら、いざお米炊き!
今回もプロに羽釜ご飯の炊き方を学びます。

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薪に火をつける作業から火の管理、お米の炊け具合を蓋を開けずに確認する方法など、プロの技を習いました。

また、同時並行でちぎりファームの自家製味噌&ドライ野菜を使ったお味噌汁も作ります。

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お味噌汁の準備が出来たら、「お店の準備」「お米炊きチーム」の2チームに分かれ、「お店の準備チーム」はお店のライティングや提供するお茶やお湯など、出店に必要なものの最終調整に入り、「お米炊きチーム」は引き続き、火の管理をします。

丁寧に火の管理をしたお米は、つやつやの出来上がり!

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さらにお米のおいしさをより引き立てるために、唐津の松島でつくられた『海士の塩』を使い味の調整をしました。

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いよいよ「年越しおむすび」のふるまい開始!

お米も炊き上がり、いざ、大興善寺さんへ向かおうとした時......、衝撃の事態が!!

......雨が降ってきました!

みんなで天気の回復を祈りながら、準備を進めますが雨は勢いを増すばかり。

しかし、一同、雨にも負けず、準備を進めます!

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炊き上がったお米は、冷めないうちに大興善寺さんへ!
到着してすぐに、お店に用意したお湯につけて温かさをキープします。

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除夜の鐘の開始は23:45から。
雨がひどくなる中、ドキドキしながら除夜の鐘の時間を待ちます。

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開始数分前になると、除夜の鐘に並ぶ人が一気に増えてきました!

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みんなで静かに開始を見守ります。
住職さんのご祈祷のあと、最初の鐘の音が響きました!

おむすびで素敵な年越しのお手伝いをできるよう気を引き締めます。

除夜の鐘スタート。
列に並んでいるみなさんが1組ずつ鐘をついて、色んな大きさの「ゴーン」という鐘の音が響きます。

お店では、参拝者の方に向けておむすび販売を本格的に開始!
おむすび、お味噌汁をどんどん作っていきます。

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家族連れでたくさん買われる方や、お家で待つ家族に買って帰る方、お子さんと分ける予定で1つ買ったけど、美味しい!と言いながらお子さん1人で完食してしまって、追加で買う親御さん(笑)。

わざわざお店に戻ってきて「美味しい!」と伝えてくださる方も。

除夜の鐘が始まってから、どんどんと参拝者の方が増えてきて、年を明けてからもしばらく販売は続きました!

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販売終了後には、これをきっかけに続けていきたいね!と、メンバー同士や住職さんともお話し。

まさかの雨で大変なことも多かったけれど、色んな方の色んな年越しを感じて、おむすびをきっかけに、たくさんの人の温かさを感じました。

何よりも、今回初めての試みを共にしたみんなで過ごしたお試し地域づくり活動は、忘れられない思い出になりました!

今年もいい年になりそうです!

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文章・写真:ノギ 江頭 宗次郎
編集:相馬 千恵子

EDITORS SAGA編集部

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