「やりたい」が「できる」に変わる地域へ。
をキャッチコピーに、佐賀県を舞台に「やりたいこと」を追い求め、周りの人たちを巻き込みながらカタチにしている表現者『ローカリスト』と、地域づくりをしたいけれど、何をしたら良いかと悩みを抱える方々『ネクストローカリスト』を繋ぐ。それが『SAGAローカリストアカデミー』だ。
7年目を迎えた『SAGAローカリストアカデミー2024』に選出されたローカリストたちは個性豊かな面々ばかり!
自身の地域づくり活動について語るローカリストは、なんだかとっても「楽しそう」。あなたもローカリストの話を聞いて「楽しそう」「面白そう」という共感から始めてみるのはどうでしょう。
今回はそんなSAGAローカリストアカデミーについてご紹介します。
SAGAローカリストアカデミーとは?
2018年に始まった、佐賀県 さが創生推進課の事業『SAGAローカリストアカデミー』。これまでに42名のローカリストたちが、ネクストローカリストと共に地域での活動を通じ、まちの新しい魅力や価値を発信してきました。今年は『"楽しそう"から始める。』をテーマに、ローカリストが実際に取り組んでいる地域活動を学ぶ『アカデミー』と、一緒にイベント企画やワークショップを行う『お試し地域づくり活動』の2つのステップで構成されています。
STEP1 みんなのアイデアを掛け算する「ローカリストアカデミー」
アカデミーでは、ローカリストが活動を始めたきっかけや普段の活動について学ぶトークセッションや、ローカリストが実際に取り組んでいる地域活動、これから取り組もうと考えている活動をよりよくするためのアイデア出しなどを行うワークショップを行います。
ワークショップでは、ローカリストが考える『お試し地域づくり活動』の企画に、『ネクストローカリスト』一人ひとりのアイデアを掛け合わせ、ブラッシュアップしていきます。ブラッシュアップしたアイデアを後日、一つの『地域づくり活動』として実践します。
『SAGAローカリストアカデミー』のおもしろポイント3選
- ローカリストの活動はもちろん、地域づくりに大切なことなど、リアルな声を聞くことができ、また直接質問することもできる
- 地域づくりに興味・関心がある仲間たちと知り合える
- 自分が考えている地域づくりのヒントやアイデアが加速する
SAGAローカリストアカデミーの参加申し込み方法
今年は『SAGAローカリストアカデミー』のLINE公式アカウントからのお申込みとなります。
- 「SAGAローカリスト(https://lin.ee/wLZvcmD)」のLINE公式アカウントを友だち登録
- メニューバーの「応募フォーム」をタップ
- フォームに記入
- 申し込み完了!
※LINE公式アカウントは、イベント情報やローカリストからのコメントだけでなく、余儀なくイベントが中止・延期される場合や注意事項などのご連絡でも使用いたします。申し込み後にブロックをされないよう、お気を付けください。
SAGAローカリストアカデミーの開催情報
日程 | 2024年9月23日(月・祝) |
---|---|
会場 | 佐賀県庁 新館地下1階 SAGACHIKA-サガチカ- ※駐車場は県庁の駐車場をご利用ください |
参加対象 | 地域づくりに興味・関心がある方 |
参加費 | 無料 |
参加人数 | 50名(先着順) |
開催内容 | ローカリストによるトークセッション、ワークショップ |
地図 |
|
STEP2 おもしろそうが形になる「お試し地域づくり活動」
アカデミーのワークショップで考えた企画を形にする「お試し地域づくり活動」。ローカリストと地域に入り込み、一緒に企画や運営などを行い、より実践に近いカタチで地域づくり活動を体験できます。
『お試し地域づくり活動』のおもしろポイント3選
- 手を動かし、頭を動かすことで、地域づくりを体感できる
- 活動後の達成感が自分を大きくしてくれる
- これからはじめる地域づくりへの一歩が踏み出せる
個性豊かなローカリストをご紹介!
今年登壇するローカリスト4名について、少しご紹介します。
普段の活動、活動をするターニングポイント、これから目指す地域の姿とは?
9月23日のSAGAローカリストアカデミー開催を前に一足先に少しだけ、ご紹介しちゃいます。
江口智子さん(『とこのとこ』店主)
500年以上の歴史がある郷土料理 須古寿司(すこずし)を守りたいと、白石町須古地区に須古寿司を気軽に楽しめるカフェ「とこのとこ」をオープンさせた江口智子(えぐちともこ)さん。3人の子育てをしながらフリーのイラストレーターや、消しゴムはんこ作家、クリエーターとして活動してきた。2021年に須古地区地域づくり協議会が発足、子ども部会長に就任し、子どもたちが企画運営するお祭り【子どもくんち】を立ち上げるなど、地域活動に精力的に関わっています。
そんな江口さんのターニングポイントは「子育てを通じた"地域の子どもたちの未来を考えた"こと」。須古には「縫の池」や「須古城跡」、「歌垣公園」など魅力的な地域資源がたくさんあります。歴史ある須古を、子どもたちにもずっと好きでいてもらいたいと活動しています。
刑部信人さん (『株式会社日當リ』代表取締役)
2022年3月、配偶者の実家である佐賀県へ家族で移住した写真家の刑部信人(おさかべのぶと)さん。コロナ禍で家族と過ごす時間の中、「暮らしって何だろう」と考えるようになった。移住後、佐賀で出会った人に、佐賀県の暮らしで困ったことを聞くようになり、その声をまとめた本『佐賀に暮らし困ったこと。』を出版。現在は、刊行記念座談会と称して、地域に住む皆さんで「困ったこと」について話す会『座談会』を県内各地で開催しています。
そんな刑部さんのターニングポイントは「暮らしについて考えた時期」。地域とは何かと考えた時、やはり『人』だという答えにたどり着き、地域に住む人々が求めているもの、困っていることを聞くことが、地域を良くする。地域の声に耳を傾けることの大切さを共有する活動をしています。
深海宗佑さん(深海商店)
1961年に設立の有田焼に色を付ける呉須・色絵具・釉薬の製造販売を行ってきた深海商店。深海宗佑(ふかうみそうすけ)さんは、そんな歴史ある深海家の13代目。2021年8月に有田に戻ってきてからは、家業の呉須釉薬の製造販売はもちろん、有田焼の魅力を伝えるための歴史塾、学校での講演、ラグジュアリーツアーなど、2年半ほどでこれまでにない新しい活動を次々と展開してきました。
そんな深海さんのターニングポイントは「有田の町で宝物を見つけた感覚を覚えたこと」。
有田焼が直面する200年に一度の転換点に立った深海さんは「自分にできること」を模索してアプローチしています。深海商店が絵具を混ぜ合わせて有田焼に色を付けるように、自分が見つけた宝物を混ぜ合わせ、地域に新しい色を付けていっています。
吉森旭希さん (『NPO法人WeD』代表理事)
「子どもたちが地域の学生として、将来地域を担っていく一市民として、地域とつながるきっかけを持って欲しい」という想いを込めて高校生支援活動を行っている吉森旭希(よしもりあき)さん。 2019年11月には高校生と一緒に任意団体としてボランティア活動をスタート。2021年4月に『NPO法人WeD』を立ち上げ、現在代表理事として地域活動に取り組んでいます。
そんな吉森さんのターニングポイントは「何かわからないモヤモヤを抱えて保健室に来る生徒たちとの会話」でした。養護教諭として佐賀県の高校生たちと関わってきた吉森さんは、"何かわからないモヤモヤ"を抱えた生徒たちがキラキラ輝ける場所を作ってあげたいと考えました。大人になることや将来への不安が募る高校生たちに、地域活動を通して「ワクワクしている大人がいっぱいいる」ことを知ってもらい、楽しく生活することが地域づくりにつながっていくことを感じてもらえるように日々活動を行っています。
最後に
四者四様で、個性豊かなローカリストたち。「地域のために何か始めたい」とモヤモヤしているそこのあなた!今考えているアイデアをローカリストたちと一緒にカタチにしてみませんか?「やりたい」が「できる」に変わる地域を目指して。おもしろそうなことを始める一歩。あなたの地域づくりのターニングポイントはここです。
ぜひ、下の公式LINEアカウントをチェックしてみてくださいね!
公式LINE「SAGAローカリスト」:https://page.line.me/935pzdzr
こちらでもSAGAローカリストアカデミーとローカリストの情報を掲載中。
地域づくりで未来を作る SAGA LOCALIST ACADEMY (sagajikan.com)
https://www.sagajikan.com/sagalocalist/
文章:山本 卓
写真:鷲崎 浩太朗、EDITORS SAGA編集部
編集:EDITORS SAGA編集部
【SAGAローカリストアカデミー2024 開催概要】
日時 | 2024年9月23日(月・祝)13:00~17:00(予定)(受付開始 12:30~) |
---|---|
場所 | 佐賀県庁 新館 地下1階・SAGACHIKA-サガチカ- (〒840-0041佐賀県佐賀市城内1丁目1-59) |
参加対象 |
50名(先着申し込み順) |
参加費 |
無料 |
参加ローカリスト |
江口 智子 / 刑部 信人 / 深海 宗佑 / 吉森 旭希 |
プログラム内容 |
12:30~ 受付開始 ※参加申し込みは公式LINE「SAGAローカリスト」の応募フォームからお願いします。 |