【留学】韓国から佐賀へ、留学を経て生まれた変化|セオジュンヨンさん

【留学】韓国から佐賀へ、留学を経て生まれた変化|セオジュンヨンさん

愛称"げちで"で親しまれている佐賀大学芸術地域デザイン学部生の活動をお届けする連載『GECHIDE』。

今の大学生は、どのようなことに興味を持って挑戦しているのだろうか。
知れば知るほど面白く、奥深い、そんな世界をご紹介します。 

佐賀大学芸術地域デザイン学部に韓国から留学

今回、メモア編集部は留学生にフォーカスを当てた。取材に協力していただいたのは、韓国からの留学生 セオ ジュンヨンさん。

留学先として芸術地域デザイン学部を選んだ理由や、佐賀での暮らしなど、普段中々知ることが出来ない留学生の"リアル"に迫る。

留学先として日本を選んだのはなぜ?

幼い頃から韓国の家のテレビでは日本のアニメが流れていて、アニメを観ているうちに日本に興味が湧きました。

また、中学校と高校で日本語を習っていたので、他の国の言語と比べると日本語の方が慣れていたというのもあります。

留学先の候補の中にヨーロッパも入っていたのですが、文化への馴染みやすさを考えると、日本の方が良いのではないかと助言を貰ったこともあり、日本を選びました。

佐賀大学の芸術地域デザイン学部を選んだ理由は?

芸術を学べる国立大学を探していたのですが、コロナウイルスの影響で日本に入国ができず、実技試験が受けられないという状況が続いていました。

しかし、佐賀大学はこうした問題に配慮してくれていたので、佐賀大学に留学することを決めました。

芸術地域デザイン学部を一言で表すと?

自由な環境

色々なことに挑戦できて、みんなが自由にしている印象があるからです。

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佐賀大学ではどんなことをしている?

大学では、デザインを専攻しながら西洋画など様々な授業を履修しています。

また、韓国の大学にいるときに写真の勉強をしていたので、大学の授業とは別に写真を撮っています。

写真を撮るときは、撮りたいと思った瞬間にシャッターを切ることが多いのですが、韓国にいた時に比べ、佐賀に来てからの方がそういった瞬間に出会う回数が増えました。

撮影した場所や、状況、瞬間が良くても、そこで撮った写真を後で見返してみると、思ったような写真ではなかったということがよくあります。なので、自分の中で写真を撮るという行為はガチャを引くような感覚です。

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日本での印象深いエピソードや苦労していることは?

苦労していることは、日本語を"書く"ことです。特に漢字が難しく授業の時も手書きの時は苦労しています。

印象に残っているのは、とある先輩とのエピソードです。日本に着いた時点で、私は住む場所が決まっておらず困っていました。そんな中ある1人の先輩が、共通の知り合いの紹介を通して、僕を家に泊めてくれました。

見ず知らずの僕を親切心だけで家に泊めてくれた彼の行動に驚きました。

こういった出来事や、日本の学生との交流を通して韓国にいたときに抱いていた日本人に対する先入観は変わっていきました。

日本に来る前は日本人は硬く、物静かで、自分の感情は表に出さないというイメージがありましたが、日本に来てからそうした考え方は180度変わりました。

学部や専攻関係なく、友達みんなが優しく接してくれるので、環境に恵まれているなと思っています。

佐賀大学に入ってくる後輩にメッセージをお願いします。

佐賀大学は、都会から離れた国立大学という環境なので、みんな熱意があります。

また、芸術を学べる国立大学の中で、佐賀大学は留学生が多く、グローバルな環境なので自分の世界を広げることが出来ると思います。


企画・執筆 : 白石 資陽
取材 : 桶本 優
カメラマン : 畠山 志穂

佐賀大学芸術地域デザイン学部

学生編集部「メモア」

佐賀大学芸術地域デザイン学部生による学生編集部。 連載『GECHIDE』…芸術地域デザイン学部、通称「げちで」。この連載では、げち...

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