【地域創生フィールドワーク】"げちで"特有の授業「コア科目」で「地域×アート」を学ぶ|佐賀大学

【地域創生フィールドワーク】"げちで"特有の授業「コア科目」で「地域×アート」を学ぶ|佐賀大学

愛称"げちで"で親しまれている佐賀大学芸術地域デザイン学部生の活動をお届けする連載『GECHIDE』。
今の大学生は、どのようなことに興味を持って挑戦しているのだろうか。
知れば知るほど面白く、奥深い、そんな世界をご紹介する。

「げちで」特有の授業「コア科目」とは

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佐賀大学芸術地域デザイン学部には、3年生が1年間通して行う「地域創生フィールドワーク(通称:コア科目)」という授業がある。学年全体をいくつかのチームに分け、地域のプロジェクトやアートイベントに参加するものである。今回は、コア科目の一環として武雄市で開催されたイベント「ライブアート温泉街」でリーダーを務めた片原さんにお話を伺った。

ライブアート温泉街とは?

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武雄温泉街という、武雄温泉の通りにある商店街の活性化と、武雄市の方にもっとア ートを身近に感じて貰うことを目的としたイベントです。

イベントでは、武雄温泉街の中で5名の学生アーティストがそれぞれの場所に分かれ、ライブペイントを行いました。また、無料のポストカードの配布も行いました。温泉街を端から端まで回ってもらうため、ポストカードは4ヶ所に配置し、場所はシークレットにするという工夫を施しました。
ライブペイントの内容は、スプレーやクレヨンなど様々な画材を用いて、武雄の歴史や風景から感じ取ったものをアーティストの皆さんが表現するというものです。

片原さんの役割は?

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私はライブアート温泉街のチームリーダーを担当しました。主な仕事内容は、使用する店舗のアポ取りや店舗への挨拶、スケジュール管理などです。

イベントを実施するまでの間は、「地域×アート」をコンセプトとして開催されたイベントの事例を各自で調査し、お互いに意見交換を行いました。ライブアート温泉街は10月に予定されていたこともあり、夏休みの間も毎週オンライン会議などの活動を行っていました。

実際に実施してみての感想は? 

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「想定していたよりも多くの人が来てくれたな」というのが率直な感想です。イベントを開催した日と武雄市のお祭りの日程が被っていたこと、またイベント当日に武雄温泉駅でフライヤーの配布を行ったのも効果的だったと思います。

イベント中は特に大きなトラブルもなく、学生アーティストさんからも楽しかったという感想を頂けたので良かったです。

今回のイベントの成果は?

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持ち帰ったポストカードを部屋の中で飾ってもらうなど、来場者の方が家でもアートを身近に感じるきっかけを作ることができたのではないかなと思っています。

コア科目について

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1年間継続して行われる授業というのはそもそも珍しく、同じメンバーで長期間プロジェクトを行うという経験も中々ありません。また、普段だったら関わることがないような他の専攻の人とも交友関係を広げることができました。

自分たちで一からプロジェクトを企画し、情報発信や、運営などを実際に行う貴重な経験になりました。


企画・執筆 : 白石 資陽
取材:桶本 優
カメラマン : 畠山 志穂

佐賀大学芸術地域デザイン学部

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