愛称"げちで"で親しまれている佐賀大学芸術地域デザイン学部生の活動をお届けする連載『GECHIDE』。
今の大学生は、どのようなことに興味を持って挑戦しているのだろうか。
知れば知るほど面白く奥深い、そんな世界をご紹介します。
SAGA ART WEEKとは?
2024年2月10日〜18日に佐賀大学を含め佐賀市内のギャラリーで開催されたイベント。
佐賀大学芸術地域デザイン学部の卒業制作展の開催に合わせて、佐賀市内のアーティストやギャラリーを繋ぎ、佐賀のアートを地域とともに盛り上げていくことを目的に始められた。イベントは準備から当日まで芸術地域デザイン学部の生徒によって運営されている。
今年は18ヶ所のギャラリーを舞台に開催。のべ1万8千人もの来場者がイベントに訪れた。
「多様なジャンルのアートを各ギャラリーで体験することができ、佐賀市内を巡ってもらいながら、佐賀のアートを来場者の方に知ってもらうきっかけになりました。」
そう話すのはイベントの運営メンバーの辻さん。
去年からパワーアップしての開催
「より多くの人にイベントを知ってもらうために、会期中には人通りの多い佐賀大学美術館と佐賀駅前にインフォメーションセンターを設置しました。イベントの公式ステッカーの配布や佐賀大学内ではイベントのフラッグを置きました。来場者の方にイベントの雰囲気を楽しんでいただけたのではないかと思っています。来年も開催予定ですので、イベントの規模を拡大させていきながらより多くの人に楽しんでいただければと思います!」
思いを引き継いだ企画展が開催
学生主体で運営された"SAGA ART WEEK"。イベントの運営を担当した学生らの中には、アーティストという別の顔も持つ人も。SAGA ART WEEKをきっかけに集まったメンバーで新たな企画展が開催される。
両イベントの運営メンバーである辻さんに、開催される企画展の概要を聞いてみた。
「SAGA ART WEEK2024の開催に伴い、ご参加いただきました皆さま、ご協力いただいた皆さまには重ねて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今回の企画展は、SAGA ART WEEK2024を率いたメンバーで行うグループ展になります。計5名がリレー形式で一週間ずつ、展示を行います。SAGA ART WEEKを通して得ることのできた経験をもとに、各メンバーの「いま」を披露する場を設けるべく今回の企画展は生まれました。
SAGA ART WEEK2024で当初用いられていたテーマを引き継ぎ、今回のグループ展を象徴するため"ROCK THE BOAT(波風を立てる)"と銘打ち、準備を進めてまいりました。各アーティストにとっての集大成となる作品が集まっています。
新延まこ都、小山聖月、渋沢ヲトメ、山口悠利、野間はるあきによるグループ展「ROCK THE BOAT」は、4月10日(水)〜5月11日(日)までの期間に開催いたします。
また、それぞれのアーティストによるトークイベントも企画しておりますので、お時間のある方はぜひお越しください。」
レセプションパーティ: 4月10日(水)
アーティストトーク
- 新延まこ都:4月13日(土)
- 小山聖月:4月19日(金)
- 渋沢ヲトメ:4月27日(土)
- 山口悠利:5月2日(木)
- 野間はるあき:5月10日(金)
※野間はるあき主催のイベント「お祭りインダハウス」は、5月11日(土)18時から始まります。
場所 | NIGOKAN GALLERY 佐賀大学本庄キャンパス芸術地域デザイン学部2号館 |
---|---|
地図 |
|
執筆 ・取材・カメラマン : 伊賀滴