佐賀市富士町にある「古湯温泉」は、不老不死の薬を求めて日本に渡来したとされる徐福が見つけたと伝わる、歴史ある温泉地。なめらかで肌にやさしい「ぬる湯」が特徴で、渓流沿いに静かな温泉街が広がり、「佐賀の奥座敷」として親しまれています。
そんな情緒あふれる古湯温泉街が、この夏、なんと大人気漫画『キングダム』一色に・・・!?
2026年7月17日、温泉街を『キングダム』の装飾で染め上げる新企画「古湯キングダム温泉郷」がスタートしました。
温泉街のシンボルとして現れたのは、幅約9m、高さ約8mという規格外の巨大な王騎将軍パネル。さらに、石畳の温泉街を中心に、『キングダム』の名シーンと古湯の風景が融合したフォトスポットが登場しています。
実写映画最新作『キングダム 魂の決戦』の公開日と同じこの日、初日の温泉街を歩いてきました。
まずはチェック!「古湯キングダム温泉郷」の見どころ

©原泰久/集英社
今回の企画では、古湯温泉街のメインストリートを中心に、『キングダム』のキャラクターや名シーンを使った装飾が展開されています。現れたものは5つ。
- 幅約9m×高さ約8mの巨大な王騎パネル
- 温泉ゲートの装飾
- 全17種類のキャラクターフラッグ
- 温泉街の風景や施設と名シーンを掛け合わせたフォトスポット
- 4か所を巡る「重ね捺しスタンプラリー」
見どころが集まるのは、石畳のメインストリート沿い。端から端まで歩いて10分ほどのコンパクトな範囲です。暑い夏でもファンが無理なく巡れるよう、あえて一本道に絞ったやさしい設計になっています。

見上げても収まらない!巨大な王騎将軍
最大の見どころは、SAGA FURUYU CAMPの壁面に出現した幅約9m×高さ約8mの巨大王騎パネルです。あまりのスケールに、思わず足が止まりました!
添えられたセリフは「でかすぎて解からねェ!!!」。

©原泰久/集英社
原作には、主人公・信の目に、強い将軍ほど実際より大きく映るという描写があります。この巨大パネルは、王騎将軍の存在感を、その描写どおりに表現したもの。約50歩離れた信のパネルの前から見上げても、首を60度ほど傾けなければ全体が視界に収まらないほどの迫力です。隣に立てば、王騎を見上げる信の気持ちを追体験できます。
古湯の風景と名シーンが融合!『キングダム』の世界に入り込めるフォトスポット

©原泰久/集英社
他にも温泉街の各所には、場所と名シーンを掛け合わせた遊び心が散りばめられています。
バスの終点・古湯温泉バス停には、信・王賁・蒙恬の3人が並ぶ「バスを待つ三将軍」。横に並べば、一緒にバスを待つ4人目になれます。

©原泰久/集英社
英龍温泉前の休憩所には、信が嬴政から初めて武功を讃えられた「論功行賞」のパネル。信の隣に並んで"表彰されているような一枚"を撮ることができます。

©原泰久/集英社
個人的に唸ったのが、足湯に設置された河了貂のパネルです。

©原泰久/集英社
古湯温泉は約38度のぬるめの湯「ぬる湯」で知られる温泉。そこに、原作に実際に登場する「ぬるい」というセリフのシーンを重ねています。ここは、古湯温泉だからこそ成立したフォトスポット!
実際に足を入れてみると、確かにぬるめ。暑い中でも入りやすく、歩き疲れた足にじんわりと心地よさが広がります。タオルは備え付けられていないため、足湯を楽しむなら持参がおすすめです。
さらに、メインストリートにかかる橋にも仕掛けが。

©原泰久/集英社
羌瘣の巫舞の名場面を配した、その名も「トーンタンタン橋」です。「トーンタンタン」は羌瘣が舞うときの独特のリズムで、ファンなら思わずニヤリとする名づけ。橋を渡るたび、羌瘣の神秘的な世界に足を踏み入れる感覚を味わえます。
また、自然豊かな古湯の風景に合わせて、山の民のシーンも登場しています。

©原泰久/集英社
「古湯は自然の中にある場所だから、山の民の絵を入れたかった!」と担当者。
当初は別の場面を使用する予定だったものの、その場面が公開当日の映画で描かれる「合従軍編」に関わる内容だったため、ネタバレを避けて差し替えたそう。まだ映画を観ていない人も安心して楽しめる、細やかな配慮が込められています。
石畳を歩くほど、キャラクターに出会える

©原泰久/集英社
温泉街の入口から並ぶ街灯には、全17種のキャラクターフラッグが登場しています。

©原泰久/集英社
実はこの「17」という数、メインストリートの街灯がちょうど17本だったことから決まったそう。登場するのは秦国のメンバーから厳選されたキャラクターたちで、主要人物の描かれた旗の中から"推し"を探す楽しみもあります。

©原泰久/集英社
飛信隊の仲間が増えていくスタンプラリーも開催!

©原泰久/集英社
同時に始まった「重ね捺しスタンプラリー」。
台紙に4か所のスタンプを重ねて押していくと、あらかじめ描かれた羌瘣のまわりに飛信隊の仲間が集まり、1枚の絵が完成する仕掛けです。
信が仲間の想いを受け継ぎながら強くなっていく物語そのものを、スタンプでなぞれるようになっています。
台紙は、SAGA FURUYU CAMPの1階にある、富士町観光案内所で受け取ることができます。(※定休日の水曜日は、フォレスタふじにて配布)

どこから押してもきれいに完成しますが、担当者のおすすめは、佐賀市富士支所を「最後」にする回り方。
最後のスタンプで信とセリフが現れ、物語がフィニッシュする構成になっています。押す瞬間は少しドキドキしましたが、にじむことなく完成できて大満足です。

完成した台紙はそのままお土産として持ち帰れます。

©原泰久/集英社
装飾がほどこされた石畳は、端から端まで約1キロメートル。写真を撮り、スタンプを集めながら歩くと、所要時間は1時間ほど。水分を片手に、ゆっくり楽しめました。
なぜ古湯温泉が『キングダム』コラボの舞台に?

©原泰久/集英社
「キングダム×(駆ける)佐賀県〜佐賀の火を絶やすでないぞォ〜」は、『キングダム』の作者・原泰久さんが佐賀県基山町の出身であることと、連載20周年の記念イヤーであることから、2026年1月にはじまった佐賀県のプロジェクトです。
その舞台のひとつに古湯温泉が選ばれた背景には、冒頭でふれた「徐福伝説」があります。作中で信が仕える秦王・嬴政は、のちの始皇帝。その始皇帝が不老不死の薬を求めて日本へ送ったとされる徐福が、たどり着いた場所の一つとして古湯温泉が伝えられています。紀元前の物語と佐賀の温泉街が、伝説によってつながっているとは驚きです!
古湯の町並みに溶け込む、原作ならではの世界観
今回の大きな特徴は、アニメ版ではなく、原先生による原作の絵が使われていること。原作絵によるコラボは、連載20周年の今だからこそ実現した、非常に珍しいものだそうです。

©原泰久/集英社
新たなイラストを描き下ろすのではなく、運営メンバーが何度も原作を読み返し、古湯の風景や各スポットに合う場面を選定。街灯数に合わせた17人のキャラクター、ぬる湯と河了貂の「ぬるい」というセリフ、自然の景観に寄せた山の民など、一つひとつの装飾に「この場所だからこそ」の理由があります。
モノクロの原作絵が石畳や山あいの景色に自然となじんでいるのも、現地を歩いて感じた魅力でした。
"推し探し"を入口に、温泉や食も楽しんで

コラボグッズにステッカー(右端)が新たに追加!©原泰久/集英社
コラボイベントが始まった当初から、古湯温泉街では対象24店舗で1,500円以上利用すると、コラボグッズが当たる抽選に参加できるキャンペーンが実施されています。7月17日からは新たにC賞のオリジナルステッカーも加わりました。

©原泰久/集英社
原先生はこれまでも九州佐賀国際空港やSAGA FURUYU CAMPに"隠れサイン"を残しています。誕生したばかりの古湯キングダム温泉郷にも、期間中に新たなサインが増えるのでは・・・!?と期待するファンもいるそうです。
古湯キングダム温泉郷は、2026年9月30日までの期間限定。キャラクターを探しながら、巨大王騎パネルやフォトスポット、重ね捺しスタンプラリーを、ぬる湯の温泉とあわせて楽しめます。『キングダム』をきっかけに、古湯そのものの魅力に出会える企画です。ぜひ訪れてみてくださいね!
| イベント名 | 古湯キングダム温泉郷 |
|---|---|
| 場所 | 古湯温泉街メインストリート |
| 実施期間 | 2026年7月17日(金)〜9月30日(水) |
| スタンプラリー台紙受取 | SAGA FURUYU CAMP内 富士町観光案内所(10:00〜17:00・水曜休)/水曜はフォレスタふじ(8:30〜17:15) |
| 無料駐車場 | SAGA FURUYU CAMP(MAP)、佐賀市富士支所(MAP) |
| キャンペーンサイト | https://sagaprise.jp/kingdom/#hot_springs |
| 古湯温泉公式サイト | https://www.fuji-spa.com/ |
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