何十年も前の空気が生きている空間"呉服元町ビル"に潜り込んで非日常を体感する展覧会
11/4（日）から、佐賀市呉服元町ビルの空きスペースを使った、ちょっと不思議でワクワクするアートイベントが行われるようですよ！
このイベントは、佐賀大学芸術地域デザイン学部の学生有志を中心に昨年結成さた、Cultivation Art Project、略してCAPが主となり、開催されます。
CAPの活動拠点は、旧佐賀清和学園男子寮の一部を改装してできた、CAP studio。
この場所は佐賀七賢人の一人、島義勇生誕の地でもある事から、北海道"開拓"にあやかり、団体名を"Cultivation Art Project"＝「アート開拓事業」としました。
昨年、CAP第一回目となる展覧会を行い、旧佐賀清和学園男子寮のオルタナティブスペースとしての可能性開拓を目指している最中！
今回、第2回目となるグループ展「洞」は、CAP studioに加え、新たな場所の開拓として呉服元町ビルを展覧会開催場所に決定しました。
非日常への入り口"呉服元町ビル"
呉服元町ビルは、レトロな雰囲気漂う中央マーケットという商店街の隣に位置しています。
昼間でも薄暗く、初めてだと通り過ぎてしまいそうな場所にある呉服元町ビル。入り組んだ細い道を入っていく感覚は、なんだか洞窟に入っていくような、ちょっとぞわぞわしてでも突き進んで行きたくなるような雰囲気を持っています。
「ここで何かできたら面白そうだと思った」
と、代表の岩﨑千万里さん(ミクストメディア専攻3年)がメンバー達に声かけした事により、この場所での開催が実現しました。本展覧会では、呉服元町ビルとCAP studioを洞に見立て、日常の中に潜んでいる非日常への入り口にしたいと目論んでいます。
今回、展覧会で使うのは呉服元町ビルの1階と2階にある空きスペース計4ヶ所とCAP studio。
(1ヶ所目：656広場近くの入り口から入ってすぐ左手の空きスペース)
(2ヶ所目：定食屋にしむら前の空きスペース)
(3ヶ所目：喫茶店ウィズ前の空きスペース)
(4ヶ所目：2階奥から2番目の空き部屋)
(CAP studio)
呉服元町ビルの夜を彩る音色メーカー、3deciliterさんと非日常への案内人、ダンサー・山田悠さん
本展覧会では、初日の11/4(日)18:00より、2名のゲストアーティストをお呼びしてパフォーマンスとトークセッションを行います。
一人目は3deciliterさん。希代の名機「AKAI MPC2000」を使い、生活音などを紡ぎ音色を奏でるトラックメイカー。パフォーマンス当日は、その場の音をマイクで録音し、即興で音色をつくる予定です。もしかしたら、観客の足音や咳払いが音色になるかも！？
二人目は山田悠さん。幼少期からバレエを習い始め、その後も様々なジャンルのダンスをアメリカや東京で学んだ経験を持つダンサー。今回は、呉服元町ビル1階のスペース3つを行き来しながら即興でコンテンポラリーダンスを披露します！
パフォーマンスは20分×3回、その後トークセッションを行います。毎回雰囲気が違ったパフォーマンスになると思われますので、最初から最後まで是非ご覧ください！
若いアーティストの作品も見所
本展覧会には、佐賀市在住の作家と学生有志の計7名の作品も展示します。中には、11/4(日)のパフォーマンス時にLiveでドローイングや塑造をする作家、熱烈な中央マーケット推しの作家の写真作品もあります。学生は1年生から3年生まで幅広く、専攻も様々です。作品の展示は11/4(日)から11/17(土)の12:00～18:00(観覧無料)です。若いアーティストの作品は呉服元町ビルでどんな化学変化を見せるのでしょう。こちらも是非ご期待下さい！
詳細情報
グループ展「洞」
開催日時：11/4(日)～11/17(土)12:00～18:00
4(日)18:00～ パフォーマンス
19:30～ トークセッション
場所：呉服元町ビル1階・2階（佐賀市呉服元町2-24）
CAP studio（佐賀県佐賀市与賀町1342 元清和学園啓明寮）
※11/4（日）につきましては、ライブパフォーマンスのためCAP studioのみ16:00閉場になります。
「佐賀さいこうアートプロジェクト2018」補助事業
インフォメーション
○ホームページ
https://cultivationartproj.wixsite.com/cap-site
○Twitterアカウント
@cap_saga
EDITORS SAGA 編集部 東成実
