出張EDITORS SAGA!佐賀×鹿児島 新たな取り組みとは??|佐賀・鹿児島エールプロジェクト PR

出張EDITORS SAGA!佐賀×鹿児島 新たな取り組みとは??|佐賀・鹿児島エールプロジェクト

今回は、佐賀を飛び出して、鹿児島に来ております。

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同じ九州でも北と南の対極に位置する、佐賀と鹿児島。

桜島に屋久島、天文館、薩摩切子。むじゃきのシロクマに薩摩焼酎。

観光に食事にと、様々なものが揃っている、という印象を持たれる方も少なくないはず。

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何だか佐賀と鹿児島で交流するイベントがあるらしい......?

そんなウワサを聞きつけ、九州新幹線で約1時間半。やってきました鹿児島!

さてさて、どんな交流イベントが開催されているのでしょうか?

佐賀・鹿児島エールプロジェクト?

昨年発足した「佐賀・鹿児島エールプロジェクト」。

2023年に開催される「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」、そして2024年に行われる「SAGA2024国スポ・全障スポ」が、2年連続の九州開催となることから、これを契機にアスリート、県民、産業・文化、行政・団体など様々な分野で交流を推進しているプロジェクトです。

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実は肥前国佐賀藩主 鍋島直正公と薩摩藩主 島津斉彬公の時代から深ーい繋がりがある両県。

令和のこの時代にどんな絆が生まれるのでしょうか。

鹿児島で佐賀を感じる?!

佐賀・鹿児島エールプロジェクトでは、現在、様々な交流を推進中なのだそう。

3月13日には、佐賀の魅力を語り、その魅力を活かした企画で競い合う「佐賀さいこう!企画甲子園」で「佐賀弁への魅力」を伝え、今年の最優秀企画賞に輝いた「語り隊」が鹿児島を来訪し、鹿児島県庁で鹿児島の高校生とプレゼンテーション交流を行ったそう。

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ほかにも鹿児島の伝統工芸である大島紬の絣糸を使った組紐作り体験をし、鹿児島料理に舌鼓を打つなど鹿児島の魅力に触れる研修が行われました。

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また3月20日、21日には「さがん酒」や佐賀の「美味いもん」をPRする「出張SAGABAR in鹿児島」が鹿児島市にある仙巌園で開催されました。

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東鶴酒造の「東鶴」や基山商店の「基峰鶴」をはじめとする、ずらりと並ぶ「さがん酒」。中には蔵開きに行かないと手に入らない珍しいお酒や「佐賀海苔」や「大原松露饅頭」に「わらすぼ」まで様々な特産品も販売。

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参加された方の中には爆買いされる方も多くいらっしゃったのだとか。用意されていた「さがん酒」はほぼ完売するほどの大盛況だったそう!

経験やノウハウを共有。行政間の交流「TEAM交流」

今回の鹿児島へ訪れた目的の1つは「TEAM交流」にお邪魔すること。

「佐賀・鹿児島エールプロジェクト」の1つ、行政や団体などの交流である「TEAM交流」。

今回は「TEAM交流」初めての取り組みとして、佐賀と鹿児島の両県の県市町村の国体(国スポ)や全障スポの担当の「交流キックオフ会」が行われました。

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ここでは、国体(国スポ)、全障スポの開催準備に係る経験やノウハウなどが共有されました。

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青少年会館と鹿児島県庁のそれぞれのブースに分かれて、サッカーや水泳、陸上競技などのスポーツの両県の開催地の担当者が集まり行われた「交流キックオフ会」。

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交流の時間が過ぎても、話が止まないブースもあり、国体(国スポ)・全障スポへの両県のアツい思いが伝わってきました。

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佐賀の選手が鹿児島で遠征練習?

鹿児島来訪の2つ目の目的は「アスリート交流」を追いかけること。

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伊万里市出身で日本女子ロードライダーの第一人者「牧瀬 翼」選手。自転車競技2020年ロード強化指定選手にも選ばれている彼女が今回、鹿児島県鹿屋市を拠点に活動するプロレーシングチームの「CIELBLEU KANOYA」や鹿屋体育大学に所属する選手たちと3月18日から27日までの10日間で自転車競技の合同練習をされるのだそう。

取材した日は約2時間を鹿屋市や周辺の街のロードコースを走りました。

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さすが強化指定選手の牧瀬選手。車で写真撮影をしましたが、この日の最高速度は65km/h!

でも、この日は"アップの日"で、通常の練習とは違ったのだそう。試合の時は65km/hは平気で超すのだそう。早い......早すぎる......!初めてのプロ選手の走りに圧倒されました。

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小学校から陸上と水泳を始めた牧瀬選手は22歳の時に自転車競技界への誘いを受けて、陸上を引退してサイクルロードレースを始めたのだとか。普段はヨーロッパやアジアなど海外で練習をされるも、コロナ禍において海外チームとの合流を見送られました。そんな中での鹿屋市での「アスリート交流」や鹿屋市の方との交流は様々な場面で刺激を受けたのだそう。

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「記念セレモニー」開催!

この日は16時から「ユクサおおすみ海の学校」の体育館で「記念セレモニー」も行われました。

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「佐賀・鹿児島エールプロジェクト」の説明が行われた後には、鹿児島県や鹿屋市、南大隅町、錦江町、肝付町のPRタイムと牧瀬選手へ記念品贈呈。

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途中には、鹿屋市のマスコットキャラクターの「かのやカンパチロウ」の登場に、会場がドッと湧く場面も。

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終始和やかな雰囲気で行われた「歓迎セレモニー」。

「鹿屋はロードコースも良く、海沿いを走る時もすごく気持ちがいいです。海鮮も美味しい。それに何より街の人が温かくてすごく過ごしやすいです」と笑顔で話してくれた牧瀬選手。

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これからの牧瀬選手や「CIELBLEU KANOYA」の活躍に期待です!

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佐賀と鹿児島のこれから

今回、SAGA2024 総務企画課でプロジェクト担当をされ、また2年近く鹿児島県庁で活躍されていた、云わばハイブリットの坂木さんにこれからの「佐賀と鹿児島」についてお伺いしました。

20210329_2024_83.jpg坂木さん

鹿児島県庁で約2年間過ごして、鹿児島に対して一番思ったことは本当に「人が近くて温かい」ということ。佐賀から鹿児島へ来たときは不安しかなかったんですが、2年間で鹿児島の人や魅力にたくさん触れて、今では鹿児島が好きすぎて。(笑)

今、この事業に携われてすごく嬉しいです。

まずは「SAGA2024」と「佐賀・鹿児島エールプロジェクト」の認知度をあげたいです!「SAGA2024」の愛称は知っている方はいても「SAGA2024 国スポ・全障スポ」のことまでは知らない方が多いのが現状なんです。

佐賀と鹿児島を繋ぐためにも、プロジェクトの認知度を上げるためにも「佐賀×鹿児島」で色々な企画をしたいと思っています。私、お酒が好きなので、お酒でコラボもおもしろそう。 先日「出張SAGABAR in鹿児島」を開催しましたが、鹿児島には焼酎蔵が113蔵元あるので、佐賀で鹿児島の焼酎を使った出張BARを開催したりとか!他にも「佐賀さいこうフェス」に鹿児島を絡めたりもしたいですね。

「SAGA2024」は、時間の決まった「時限事業」であるからこそ、やりがいもあって、終わった後の達成感はすごいでしょうね、と語る坂木さん。「SAGA2024」や「佐賀・鹿児島エールプロジェクト」への思いも人一倍強い彼女。

「SAGA2024」開催まであと3年。3年後、彼女にはどんな景色が見えているのでしょうか。

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最後に

2日間かけて、鹿児島で「SAGA2024」、「佐賀・鹿児島エールプロジェクト」の活動を追いましたが、印象的だったのは、このプロジェクトで出会う人達が皆、県を跨いでの活動が忙しそうと思う反面、活き活きとして楽しそうなところ。コロナ禍に生まれたこのプロジェクトには、新型コロナウイルス感染症にも負けないという強い思いがこもっているようにも感じられました。

佐賀と鹿児島を繋ぐ「佐賀・鹿児島エールプロジェクト」は3年後の「SAGA2024」で途切れることなく、またその先へ続く、佐賀と鹿児島の未来を見据えたプロジェクト

人、企業、文化、そして県が繋がるとき、また何か「面白いこと」が起こりそうな予感がします。

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EDITORS SAGA編集部
写 真:浦郷 慧人 (一部、提供)
文 章:相馬 千恵子

国スポ・全障スポ

SAGA2024

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