玄海町唯一の本格フレンチレストラン「富高岩」で過ごす至福のランチタイム

さがおいしい

2024.08.05

みなさん、こんにちは。さがおいしいです！

透き通った海水と豊かな漁場が広がる東松浦郡玄海町。古くからの漁業が栄えており、地元の飲食店でも新鮮な海の幸を味わうことができます。

今回は超穴場の町で唯一の本格フレンチレストランをご紹介します。

保育園跡地にできたフレンチレストラン

2012年にオープンした「富高岩（ふじたかいわ）」は東松浦郡玄海町唯一の完全予約制フレンチレストラン。

もともと保育園だった場所をDIYされ、現在のフレンチレストランになったそうです。オーナーシェフの吉田勇治シェフは、某有名店を経験されている知る人ぞ知る有名シェフ。

今回はメインに魚と肉が付いている「マダムへの贈り物（税込3,850円）」を注文。早速コースの内容をお伝えします。（コースの内容は仕入れ状況により変わります）

魚のテリーヌは、新鮮な魚の旨味がぎゅっと詰まっており、滑らかな食感が口の中でとろけます。鯛の炙り焼きは味付けがされているため、そのまま食べることができます。

マッシュポテトの上に盛り付けられた一口サイズの鮮やかな野菜は6種類あり、見た目にも華やか。さらに、ボイル海老が添えられており、さっぱりとした魚介と野菜の素材の旨味を存分に味わえる贅沢な一皿です。

新鮮なとうもろこしの甘みが凝縮された濃厚なスープは、滑らかでクリーミーな食感が特徴。
とうもろこしの自然な甘さに加え、冷たく冷やすことでその美味しさがより一層際立っていました。爽やかさも感じられる、暑い季節にもぴったりのこのスープでした！

フレンチ料理で人気の真鯛のポアレ。シンプルにオリーブオイルで焼き上げてあり、皮はパリッと中はしっとりとしています。ラタトゥイユは、トマト、パプリカ、ズッキーニ、ナスなどの季節の野菜がたっぷり使われており、真鯛の美味しさがさらに引き立ち、さまざまな食感が楽しめます。

肉の旨味が凝縮された佐賀牛ランプ肉のロティは脂身が少なく、とても食べやすい。低温でオーブンでじっくりとロティ（ロースト）されているため、火はしっかり通っていますが、肉質が柔らかく程よい歯応えもあり、濃いめのソースともよく合います。

佐賀牛といえば、脂身が多いイメージがありますが、ランプは赤みの部分で脂身が少なく、肉本来の美味しさと香りを十分に味合うことができました。

一皿で2種類のデザートが楽しめるデザートプレート。
まろやかなプリンに甘くほろ苦いキャラメルの絶妙なバランス。白桃のムースは、フレッシュな白桃が使用されており、フルーティーな甘さと爽やかな酸味がありました。

食後のデザートと一緒にコーヒーまたは紅茶がいただけます。

店内にはカウンター席とテーブル席が並びます。

吉田勇治シェフをはじめ周りの方の協力の元、すべてDIYで完成させたという店内は、随所に保育園の名残があり、懐かしささえ感じられました。

店内の窓からは木々が揺れる音や鳥の鳴き声が聞こえ、ゆっくりお食事を楽しむことができます。

フレンチレストランは「こどもお断り」のお店が多いイメージでしたが、こちらは子連れもOK。子連れの方でもゆっくりお食事を楽しむことができます。

正直、コースの内容に対しての金額には驚きました。コストパフォーマンスが高いと感じました。温かいフランスパンはおかわりも可能です。特別な日はもちろん、お手頃なランチコースは普段使いにも利用しやすい。

温かい雰囲気の中、本格フレンチを楽しむことができる「富高岩（ふじたかいわ）」にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。