NEW OPENしたグランピング施設で見つける「木の魅力」とは?【さがの木と暮らすvol.8】 PR

NEW OPENしたグランピング施設で見つける「木の魅力」とは?【さがの木と暮らすvol.8】

今回は、12月1日に三瀬にNEW OPENしたグランピング施設『三瀬base camp』へ。

『三瀬base camp』は自然豊かな三瀬の山の中にありながら、佐賀市内から車で約30分、福岡市内からも車で約1時間とアクセスが良い場所にあり、小さなお子様から大人の方まで安心して楽しめる施設です。

今回は『三瀬base camp』の完成に携わった方々にお話を伺いながら、施設の紹介だけでなく、コンセプトやこだわりなどにも迫っていきたいと思います。

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家族との時間を木のぬくもりを感じながら

充実した設備が用意されている『三瀬base camp』。敷地内にはクリーム色の壁と大きな窓が特徴的な管理棟兼レストラン(夜はバーにも!)と8棟のグランピングテント、最大170㎡のフリーサイト、ウッドデッキエリア、ソロキャンプエリアがあり、キャンプ初心者でも楽しめそうです。

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大きな窓とクリーム色の壁が印象的な管理棟兼レストラン。

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グランピングテントの外装はドームテントとロータスベルテントの2種類。

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ウッドデッキエリアは2段式になっていて、BBQスペースとテントスペース、森林浴スペースとして、分けて使えそう!

8棟あるグランピングテントの内装もアフリカ・ヴィンテージやイギリス・アンティーク、ブルックリンなどそれぞれ違ったテーマが設けられ、好みのテントに泊まるのはもちろん、その時々の気分に合わせて、2回3回と何度も楽しめそうな雰囲気です。

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夜にはランプが灯され、自然の中で輝く温かな光が非日常を感じさせてくれます。

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そんな『三瀬base camp』のコンセプトは「小さなお子様から大人の方まで、豊かな自然の中で過ごせるグランピング施設」

それぞれのエリアでキャンプやグランピングをしながら、ゆっくりした時間を過ごせます。

管理棟を兼ねたレストランは、家族みんなで食事が楽しめるような空間づくりが心掛けられています。小さなお子様がいるとレストランでゆっくり食事を取れないことも多いですが、『三瀬base camp』では目が届く範囲にキッズスペースが用意されており、海外勤務経験もある一流のシェフが腕を振るう本格的なコース料理を堪能することができます。

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左:株式会社 原建設・原さん、右:三瀬base camp オーナー・豊田さん

「子どもを連れて遊びに行けるところって、やっぱりまだ少ないんですよ。ここはファミリーでもさっと足を運べて、自然の中で家族の時間を過ごせる、四季折々の旬の食材を使った料理が楽しめるような施設です。将来的には近くにある農園で野菜の収穫体験なども行って、遠方の方だけでなく、地域の方にも何度も来たいと思っていただける施設にしたいですね」と、話すのは『三瀬base camp』のオーナー・豊田さん。

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『三瀬base camp』の施設には木材がふんだんに使用されています。特に管理棟は、足を踏み入れると何だかホッとするような温かな気分になれる場所です。そんな管理棟は「土足厳禁」。その理由は木が持つ独特の温かみを視覚や香りだけでなく、足で、肌で直に感じてほしい、木のぬくもりを五感で感じてほしいという思いも込められているそうです。

「まずこの『三瀬base camp』に来て感じてほしいのは、やはり木の温かみですかね。管理棟のカウンターは木の質感を直に感じてもらえるように、2枚の木材をくっつけて存在感のある大きさに仕上げました。また2階は建物の構造材をあえて見せるように設計しています。ぜひ多くの方に木に触れて、木を感じていただき、お客様の温かい笑顔に囲まれた施設になってほしいと思います」と話すのは、『三瀬base camp』の設計と施工を行った『株式会社 原建設』の原さん。木の温かみやぬくもりを知ってほしいというオーナーの豊田さんや施設責任者の鈴木さんの要望に、できる限り応えながら施設づくりをしたそうです。

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2枚の木材を使ってつくられたバーカウンター。シェフとの会話も弾むかも......?

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階段の踏面から手すりに至るまで、ふんだんに木材が使われています。

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2階では高い天井を見上げると、建物を支える構造材が見えます。スポットライトの配線ダクトと相まって、温かさの中にもスタイリッシュさも感じられます。

「実はここ『三瀬base camp』は、1,2年前までは、周りと同じ山だったんです。そして、この管理棟や先程見ていただいたウッドデッキやシャワー棟は、山を伐り開いた時に出た木材の一部を使って建てているんですよ」と豊田さん。

伐られた木が木材となって、また同じ土地で使用される。まさに地産地消。木材にとって、育った土地と同じ風土で使用されることが、環境的にも良いと聞きます。また、大切に育てられた木が、新たな姿となって生まれ変わって人々に「木の温かみ」を伝えてくれる。そんな素敵な秘密がこの施設に隠されていたなんて!

今回、そんな山から原木を伐りだす「伐採」と、原木から木材へと加工する「製材」を担当された『株式会社 佐藤木材』の取締役・佐藤 美和子さんにも話を伺うことができました。

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木材のプロに聞く、木の魅力

素材生産業を行う『株式会社 佐藤木材』は、山に立っている木を購入し、山や木の状態を見ながら伐採、山から資材置き場へ搬出、伐採した木を角材や板材などに製材、そして大工さんや工務店などに販売されています。

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伐採してから木材になるまでには、「乾燥」が必要不可欠です。『株式会社 佐藤木材』では、3つの工程で原木から木材にされています。

まずは山から伐採した原木のまま、1、2か月、自然乾燥をさせます。その後、乾燥させた原木を裁断。この間にも、木は乾燥によって収縮し続けるので、長年の経験から、収縮率を考慮して裁断するそう。そして更に約1~3年の時間をかけ、ゆっくりと丁寧に乾燥させていることもあるそうです。

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「家を建てる際に木の種類は選べても、どこの山で育った木か、誰が育てた木か分からないですよね。私たちの強みは、その"どこの山で誰が育てたか"を伝えることができることです。先祖代々、子や孫が苦労しないようにと植えられ育てられた木を使わせてもらっているという気持ちで伐採や製材を行っています。どんな山で育てられた木なのか知ってもらうためにも、おうちを建てられる施主様やご家族には大黒柱の伐採体験もしていただいているんですよ」。

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山や森の所有者が長い年月をかけて大切に育てた木を一番いい状態で伐採し、また新たな"もの"に生まれ変わる材料として余すことなく丁寧に加工する。そこには『株式会社 佐藤木材』の「所有者へのリスペクト」と「山と木に真摯に向き合う姿勢」が感じられました。

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樹齢約200年の原木。無数の年輪が刻まれています。

最後に

木は癒しやぬくもりを与えてくれるものだと思います。色んなところに合わせやすく、使い方や見せ方によって印象や感じ方も変えることができます。同じものがない、木にも人と同様に1つ1つ個性があるんです。その木が一番いい状態で使われるためにどうしたらいいかを見極めながら伐採や製材作業を行っています。魅力の感じ方は人それぞれだと思います。まずは『三瀬base camp』で木の魅力を探しに来てほしいですね」と佐藤さんは言います。

家族との時間を木のぬくもりと共に。

あなたが感じる「木の魅力」を探しに、三瀬に足を運んでみては?

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施設情報

三瀬base camp

住所 佐賀市三瀬村杠2234-77
公式サイト https://mitsuse.thisis-me.jp/
公式SNS Instagram:@mitsuse_base_camp
詳細

予約サイトはこちら

【レストラン】
ランチ......11:00~15:00(L.O 14:30)
カフェ......15:00~17:00(L.O 16:30
バー......19:00~22:00(L.O 21:30)

地図

株式会社 佐藤木材

住所 神埼市脊振町広滝1611-85
公式サイト http://satomoku.com/
公式SNS Instagram:@sato_mokuzai
地図

model:nanako
Photo:浦郷 慧人
Word:相馬 千恵子

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