どんな人も安心してお出かけできる佐賀県にしたいと、ハード(設備)とハート(支え合いの気持ち)の両面から取り組んでいる『さがすたいる』。今回は佐賀市本庄にある佐賀女子短期大学の新2年生、ハルさんとシトゥさんを訪ねました。
ミャンマーから留学!佐賀でのキャンパスライフは?
100名近くの留学生が学んでいる佐賀女子短期大学では、ミャンマーをはじめ、ネパール、中国、韓国など多国籍の学生さんが佐賀に暮らしながら通っています。
今回、お話を聞いたハルさん、シトゥさんはミャンマーからの留学生。介護・福祉を専門的に学んでいます。
ハルさん
-
介護の仕事をしたいと思って、入学しました。講義を受けて勉強し、実習も充実しています。今は、施設や飲食店でアルバイトをしながら、障がいのある方と接しています。もっとこの学びを広げて、ゆくゆくは生活相談員やケアプランを立てる仕事もしたいです。
シトゥさん
-
ミャンマーの大学でもともと日本語を勉強していました。日本に留学して介護を学びはじめましたが、深く知るともっと興味がわいてきました。実習を受ける学生さんの指導もできるように、指導員養成のための研修なども受けたいと思っています。
佐賀に住んでみて困ったこと、嬉しかったこと
シトゥさん
-
都会と違って、佐賀は住みやすいと思っています。
ただ、日本語に慣れていない私たちにとっては困る事もあります。例えば、市役所で手続きする際には、外国人への説明でも難しい日本語が出てくるので、多言語で書かれたものがあると便利だと思います。
ハルさん
-
佐賀に来た当初は、あるスーパーでは有人レジでしたが、そのうちセルフレジに変わったので、戸惑いました。その時はスーパーの店員さんがやさしく教えてくれたので助かりました。
またハルさんの友人の話では、バスの乗り方が分からない時や、道が分からず困っていた時に、近くにいた人から教えてもらえて助かったそうです。
外国語が分からないと、何と声を掛けていいのか?と迷うと思うのですが、「やさしい日本語」で話してもらうといいそう。「食事する」ではなく「食べる」など、できるだけ分かりやすい日本語で話すことで、相手の母国語を知らなくてもある程度コミュニケーションが取れるそうです。
佐賀に住む"ひとり"として
佐賀に住むひとりの県民として、地域の人のためになっていると感じると嬉しいし、誰かの役に立ちたい、そして認められたいという想いがあるという二人。
ハルさん
-
困っている人の立場に立って話しかけるようにしています。
施設で利用者のケアをしているときも、相手の立場にたって話しています。施設では衣服の脱ぎ着なども担当しますが、自分が気になるところは他の人も気になると思い、きちんと整えたり、具体的に尋ねたりしています。丁寧に接することで満足してもらっていると感じます。
他にもボランティアなどにも積極的に参加されていて、いろいろなことにチャレンジしようと前向きな二人です。
留学生として、佐賀に思うこと
国籍にかかわらず、みんなが気持ちよく佐賀で暮らすためには?
ハルさん
-
私はもっと日本文化について知ることができる交流会などが多くあればいいと思います。同じ学内または別の大学など、身近な人だけでなく知り合う機会が増えるといいですね。私は積極的に行動するのが好きですが、なかなか出向かない人もいます。学校や国籍などの垣根を越えて交流できる場や、機会があるといいですね。
シトゥさん
-
日本の生活で、もっとたくさんの人と知り合いたいです。他の組織の人とはなかなか話す機会がないので、一緒にスポーツをするなど、一緒に楽しみながら交流できるといいと思います。
普段の生活で留学生と交流する経験があると、街なかで困っている外国人を見かけたときにも声を掛けれるようになるのでは、という想いも語ってくれました。
みんなが快適な佐賀の暮らしを送るには、やはりお互いの接点を増やし、理解して行くことが大切で、そういった心がけで自然と支え合いの雰囲気が生まれていきそうですね。
同じ佐賀に暮らす県民としてもっと交流を深めていくこと。そしてお互いを知ること。多様な立場の人がもっと暮らしやすい佐賀になるように、一歩ずつ進んで行けたらと思います。
文章:髙橋 香歩
写真・編集:相馬千恵子