【地域とつながる『わたしのマチオモイ帖』】ひとりひとりの特別な物語。|嬉野

【地域とつながる『わたしのマチオモイ帖』】ひとりひとりの特別な物語。|嬉野

みなさまこんにちは!嬉野エディターの松本です。

突然ですがみなさまにご報告があります。

machiomoi2020ureshino1.jpg「ゆうちょ銀行」と「わたしのマチオモイ帖」の企画で発行されている「ゆうちょマチオモイカレンダー2020」四国・九州・沖縄版に私の撮影した写真が採用されました!!!

「わたしのマチオモイ帖」

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「わたしのマチオモイ帖」は、日本全国のデザイナー、写真家、イラストレーター、映像作家、コピーライター、編集者などプロのクリエイターが、自分にとって大切な町、ふるさとの町、学生時代を過ごした町や、今暮らす町など、各地の町で育まれた「わたしだけの思い」を小冊子や映像作品にして紹介する展覧会活動です。

採用された一枚

machiomoi2020ureshino2.jpg採用された写真はこちら。

2019年1月から2月にかけて開催された「うれしのあったかまつり」のイベントのひとつ「宵の美術館 なまずの寝床」です。

嬉野からマチオモイ

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嬉野市塩田町にある塩田郵便局も嬉野のオススメを紹介してくださっていました。

カレンダーは全国を4つのエリアに分け、全国70万部配布。数に限りがありますのでご希望の方はお早めに手に取っていただくことをおススメします。

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嬉野が掲載されているカレンダーは「Orange(オレンジ)」。配布エリアも四国・九州・沖縄です。

お隣長崎県の「フルーツバス停」の写真も採用されており、カレンダーを見た地元の知人は「おぉ~フルーツバス停やん!」と感激していました。「ゆうちょマチオモイカレンダー」サイト内にもPDFで掲載されていますのでぜひご覧ください。

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my home town わたしのマチオモイ帖2019大阪展

10月22日、23日には東京展、11月22日から24日まで大阪府で「マチオモイ帖」の展覧会が行われました。

その様子を見てきたので、レポートします。

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11月23日にはカレンダーに採用されたクリエイターが集まり、それぞれの作品の紹介を行いました。

machiomoi2020ureshino20.jpg「マチオモイ茶ロン」と題し、カレンダークリエイターのトークイベントが行われ、私も緊張しながら写真についてお話しました。

machiomoi2020ureshino15.jpgカレンダーには写真やイラスト、グラフィックの他に、「絹彩画」という素敵な作品も採用されています!

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育った町、子どもの頃の思い出の町、移り住んで知った町の魅力、心を潤してくれる風景......など思いはさまざまです。

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▲ポストカード作品

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私自身「うれしの元気通信」という活動で写真で嬉野市の魅力・情報発信活動を4年行ってきました。写真の技術はもちろん必要ですが、大切にしていることは「あたたかさ」。特に、嬉野を離れた方にも見てほしいという想いで続け、最近は故郷を懐かしむコメントやメッセージをいただくようになりました。

今回の企画に参加できたこと、全国のクリエイターとお話ができたことはとてもいい刺激になりました。

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会場にずらりと並んでいるのは「マチオモイ帖」。日本全国のデザイナー、写真家、イラストレイター、コピーライターなどプロのクリエイターが作ったものです。これまでの作品は合わせて1,700部以上ありますので、今回は新作とその一部です。

本の装丁や大きさ、表現方法にクリエイターの想いがあふれていました。

machiomoi2020ureshino12.jpg今年の佐賀県の新作!「嬉野帖」がありました~!

奥に見えている巻物......ということは?内容が予想できる方は嬉野市民です!

忍者で有名な嬉野のスポットが紹介されていましたよ!

machiomoi2020ureshino14.jpg過去制作された佐賀県内の作品。

過去の作品一覧はマチオモイ帖のホームページでもご覧になれます。

▶全国各地のマチオモイ帖 http://machiomoi.net/archives/quire/

▶動画作品はYouTubeで公開中 YouTubeチャンネルマチオモイ帖

マチオモイ帖はガイドブックとも違う、「わたしだけの思い」がつまったもの。

毎年作品募集も行われておりますので、参加されてみては。

そもそも、マチオモイ帖のはじまりって?

はじまりは、女性クリエイターの「純粋なふるさとへのオモイ」

machiomoi2020ureshino9.jpg広島県尾道市因島重井町のマチオモイ帖「しげい帖」。

この町の出身であるコピーライター・村上 美香さんが2011年春にはじめて制作されました。

machiomoi2020ureshino19.jpg写真前列、黄色い服を着た方が村上さん。

周りは「わたしのマチオモイ帖制作委員会」の方々や関係者。

2011年は「東日本大震災」が発生した年。家族や友だち、地域とのつながり。自分を育んてきた大切なもの。故郷で過ごした思い出。それぞれの人がさまざまな思いを持った年だったとのではないかと思います。

この1冊がきっかけで大阪のクリエイターを中心とした「マチオモイ帖」の企画が誕生。34組のマチオモイ帖展覧会が大阪で開催されました。

詳しくはHPに掲載されています。下のリンクよりご覧ください。

(「ゆうちょマチオモイカレンダー」は2013年から制作がスタートしました。)

▶マチオモイ帖、はじまりのものがたり

http://machiomoi.net/about/talk_001/

machiomoi2020ureshino13.jpg大阪展覧会で飾られていたのは、これまで誕生したマチオモイ帖のことばたち。

「マチオモイとは......!」と言葉で説明するより、この「ことばのカーテン」にその魅力がつまっています。

machiomoi2020ureshino7.jpg情景が想像できるような、ひとつひとつのことばにあたたかさが感じられます。

2011年から始まったマチオモイ帖には、たくさんのまちの作品が集結。村上さんは「この企画で知った町が災害にあったと聞くと心配になります」とお話されていました。

行ったことがないまちだけど、この企画でつながりができたと話す村上さん。そして、マチオモイ帖の中には今は存在していないまちもあるんだそうです。存在はしないけど、誰かの思い出の中にはずっと在り続けているって素敵ですよね。

「わたしのマチオモイ帖」に参加して

ゆうちょマチオモイカレンダーに写真が採用されたことで、私以上に嬉野に住む方々がすごく喜んでくださったことには驚きました。1人で活動しているため孤独を感じることも多いフリーランス。この話題で、みなさんが笑顔になり、こんなにもたくさんの方が私を応援してくださっていたのだと実感できたことがとても嬉しかったです。

大阪展覧会で印象的だったのが、「マチオモイ帖を作ることで地域とつながる」というお話。

私なりの表現で、地域とつながりを作ってこれたのかも......。活動している人がいるから私の写真も生きてくるのだと、改めてそのつながりを大切にしていこうと思ういい機会となりました。

あなたの「マチオモイ帖」どんな風にえがきますか?

machiomoi2020ureshino21.jpg2020年、宵の美術館 なまずの寝床の開催も決定しています。

HP(音楽が流れます) https://www.yoinobijutsukan.com/

Facebook  https://www.facebook.com/namazunonedoko/

こちらの情報はまた後日!

ローカルフォトグラファー

松本 聡子

1984年 鹿島市出身、嬉野市在住。図書館司書、CATV、嬉野市の情報発信業務を経て「ローカルフォトグラファー」の活動を志す。主な...

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