「神埼そうめん」とは
佐賀県東部に位置する神埼市で作られるそうめんのこと。
歴史は古く、370~400年前、諸国を行脚してきた小豆島の雲水が長崎街道の神埼宿で病に倒れた際、"神埼の人に世話になったお礼に、手延べそうめんの製法を伝えた"と言われている。
神埼は、北に脊振の連峰、南に有明海を望み、気候温和にして脊振に発する清く豊かな水とそうめんを作るには適した場所。佐賀平野を彩る良質な小麦の栽培に恵まれた風土を生かし、神埼そうめんブランドは支持されている。
平成18年から「地域名+商品名(サービス名)」という地名入りの商標の登録、いわゆる地域ブランド化が特許庁の下で始まり、佐賀県の「地域ブランド」第1号として、神埼そうめんが選ばれた。
佐賀県内の高度で熟練した技能者を「佐賀マイスター」に認定する制度があり、神埼そうめんの機械製麺の技法は佐賀マイスター製法として認められている。