ここでいうシオマネキとは
佐賀の干潟に生息するカニのこと。
有明海の河口域、泥質の干潟に多く、基本的に潮が来ないような地盤の高いところに巣穴を掘ってすんでいる。
オスは、片方のハサミが巨大化することで知られており、メスの気を引く「ウェービング（waving）と呼ばれる求愛行動」が潮を招いているように見えるため、「シオマネキ」という名前がついたと言われている。
オスの大きなはさみの位置は、ほぼ左右半々の割合。甲幅が3～6mmの稚ガニの時に左右どちらかを自ら脱落させることによって再生してくる方が小はさみ、脱落しなかった方は発育を続け巨大はさみになる。
有明海沿岸の漁家や農家では、シオマネキ料理として古くから「がん漬け」と呼ばれるつまみを作って日常のおかずにする習慣があるが、現在では、佐賀県内のお土産屋や居酒屋などで味わうこともできる。
【関連情報】
「ガタバトル」～愛の戦士ムツゴロウvs甲殻の騎士シオマネキ～
http://www.saga-city.jp/gatabattle/
