シオマネキとは
干潟やマングローブに生息する片方のハサミが大きなカニのこと。
ハサミが大きくなるのは成体のオスだけで、甲羅と同じくらいまで大きくなるのが特徴。
干潟ではよく大きなハサミを振る「ウェービング(waving)」と呼ばれる求愛行動が見られ、この動作が「潮が早く満ちるように招いている」ように見えるため、「シオマネキ」と名付けられた。
警戒心が強く、逃げ足が早いため、捕まえることがなかなか難しいという。
唐津市の城内橋西側の干潟では、シオマネキの一種で国の絶滅危惧種に選定されているハクセンシオマネキが生息している。
また有明海沿岸地域では、シオマネキなどの小型のカニを使った「がん漬」が郷土料理として古くから愛され、「万葉集」の一節にがん漬を読んだ長歌があるという説もある。
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